4月25日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、11年7か月に及び連載を続けてきて先日完結した大人気漫画『進撃の巨人』のおすすめポイント3つを紹介した。
今月からスタートした『ミューコミVR』は、“まだどこにもない VR ラジオ番組”。番組内では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開した。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『進撃の巨人』(作者・諫山創)をピックアップ。巨人が全てを支配する世界で、人類は壁の中に閉じこもって生活していたが、ある日超大型巨人の出現によって、その壁が破られてしまうといったところから物語が始まる。今回は、この作品のおすすめポイント3つを吉田が紹介した。
吉田:おすすめポイントその1「サプライズが全て」。でっかい巨人が出てくるって、初めはみんなびっくりしたじゃない? あの(巨人の)デザイン。諫山さんって初めの頃絵が下手だと言われたりもしてたけど、あれって絵が下手を超えて、その分“気持ち悪さ”があったじゃない。諫山さんって、新たな時代の怪獣映画みたいなものだと思って、あの作品を作ってるんだって
CUBERS・末吉9太郎(パートナー):あ、ほんとにそう
吉田:2人とも、最初のシーンでもすっごいびっくりしたでしょ? それに類するようなサプライズが、(6月9日発売予定となっている最終巻の)34巻までず~っと続きます! 諫山創さんって、それだけサプライズを思い付ける人なんだよね。私、2回ぐらいインタビューしたことあるんだけど、『進撃の巨人』のあともすごい作品描くタイプの人だと思う。ラッキーヒットの人じゃない。こんなにいっぱい思い付けるんだなって、思える作品なんですけど
ZOC・西井万理那(パートナー):すごい……
吉田:ここで、ネタバレができない作品だからこそ、すごくさっくり言うんですけど、おすすめポイントその2「21巻まで読むと真相が若干分かる」。私、現在45歳までに漫画を1万冊ぐらい読んでると思うんですけど、この21巻は、その中でもトップ3に入るびっくりだった。これは1つでも説明しちゃうとダメなんだけど、でも、どこでびっくりが来るのか分からないと、(読み続けるのが)辛いじゃない? 周りの人に聞いたら、17巻ぐらいで読むのをやめたみたいな人がめっちゃ多いのよ。途中でやめてる人は、21巻まで読んだ上で決めてほしいなって思ってます
西井:え~気になる!
吉田:おすすめポイントその3「笑いにもシリアスにも見えるシーンしか出でこない」。巨人が出てきた瞬間って、怖かったりもするしシリアスにも見えるんだけど、ちょっと笑えるでしょ? 実は、恐怖と笑いって同じなの。人の想像を超えないと、笑いって取れないじゃん。でも人の想像を超えて怖いBGMを付けると、そこに恐怖が生まれるのよ。実はホラー描ける人とギャグ描ける人って一緒なんだよね
まだ読んでいない人に向けて、特に21巻を熱烈に勧めていた吉田。「びっくりしようと思って読んでも、それを上回ってくるから、最近びっくりし足りてないなという人がいたら、ぜひ読んでほしい」と語っていた。
番組情報
ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!