辛坊治郎「今日も一日生きていられるかしら」 古舘伊知郎へ太平洋上から“胸の内”を報告

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ヨット太平洋単独無寄港横断に出航したキャスターの辛坊治郎が5月3日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」にヨット太平洋単独無寄港横断中の船上から電話出演。古館伊知郎へ航海の状況を報告した。

ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」では、番組パーソナリティの辛坊治郎がヨット太平洋単独無寄港横断に挑戦している間、“スペシャルパーソナリティ”たちが“留守番”をしているが、番組では「生存確認テレフォン」と題して、辛坊に持たせた衛星携帯電話へ毎回必ずかけることとなっている。

辛坊は4月9日午前9時17分に大阪府岬町の淡輪ヨットハーバーから“KaorinV(カオリンファイブ)号で出港したが、5月3日、東京から東へおよそ2700km離れた太平洋上いるという辛坊へ、この日スペシャルパーソナリティを務める落語家・立川志らくとゲストのフリーアナウンサー・古舘伊知郎、そしてアシスタントの増山さやかアナウンサーは電話を掛けた。

古舘:大したもんだよね、辛坊さん、やっぱり60超えてやりたいことを敢行する、夢想を具現化するっていうのはすごいわ!

電話がつながるのを待ちながら、辛坊の心意気に改めて感心した古舘。そしてスムーズに電話はつながり、元気な様子の辛坊の声が聞こえた。

辛坊:もの食べてないんですよあんまり。運動もしてないっていうか、もの食べる気にならないんですよね、あんまり。毎日がハプニングの連続で。

「きちんと食べてくださいよ!」と心配する増山アナであったが……

辛坊:今日、出航してから4週目で初めて、「あ、ちゃんとセーリングしたな」っていう一日でした。

……ということで、この日の航海は順調だったようである。そしてここで古舘から質問が飛んだ。

古舘:「東京から東へおよそ2700km離れた太平洋上」って聞いても、ちょっと僕みたいな素人はピンと来ないですけど、“最寄り”なんて、何もないですか? 『あの辺りから近いよ』『あの島から近いよ』なんていうのはないですか?

辛坊:目安は……たぶん、日本とハワイを直線で結んだ、真ん中くらいですね。それをちょっと北へ行ったくらいですね

古舘:うわー! だいぶ日本から離れましたね!

かなり驚く古舘であったが、一方で志らくからは笑いが……

古舘:なに志らくさん笑ってるんですか?

志らく:そんなところに、ひとりぼっちでいて、と思ったら(笑)

辛坊:いやいや、あのね、忙しいんですよ。風に合わせてセイル操作したりとか、結構一日バタバタして、することは山ほどあります!

Kaorin V(カオリンファイブ)

Kaorin V(カオリンファイブ)

そして、辛坊の“今後”についての会話で盛り上がる一同。

辛坊:とりあえず、まず生きて帰ることが大前提ですから。毎日サバイバルですからね、本当に。朝起きるじゃないですか。そうするとね、「今日も一日生きてられるかしら」って、必ず考えますからね。

志らく:人生観変わりますよね、きっと。辛坊さんが丸くなってつまんない人になって(笑)

古舘:それも困る(笑) でも、心のデトックスを敢行して帰ってきてから、半年もすりゃ、あるいはワンクールで大丈夫だと思うんです、辛坊さんは。そんな急に垢が抜けるわけないじゃないですか。あの人が。

辛坊:何、勝手なこと言ってるんですか! こっちはサバイバルで大変なんですから。

古舘伊知郎、増山さやかアナウンサー、立川志らく

古舘伊知郎、増山さやかアナウンサー、立川志らく

増山アナが恒例の気象予報を伝えると、今日の通話も締めのタイミングに。

古舘:ほんと、どうぞご無事でサンディエゴに着くことを祈っております!

力強く辛坊へエールを送って電話を切ると、しみじみと古館がつぶやいた。

古舘:でも、「職業、旅人」ってふざけて言う人いたけど、本当にいるんだね……

番組情報

辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!

月~木曜日 15時30分~17時30分 

番組HP

辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)

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