辛坊治郎「どうも俺をアメリカに行かせたくないみたいな……」 海上での“難敵”との戦いを報告

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ヨット太平洋単独無寄港横断に出航したキャスターの辛坊治郎が4月15日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」にヨット太平洋単独無寄港横断中の船上から電話出演。進みが遅い航行の状況について報告した。

ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」では、番組パーソナリティの辛坊治郎がヨット太平洋単独無寄港横断に挑戦している間、“スペシャルパーソナリティ”たちが“留守番”をしているが、番組では「生存確認テレフォン」と題して、辛坊に持たせた衛星携帯電話へ毎回必ずかけることとなっている。

辛坊は4月9日午前9時17分に大阪府岬町の淡輪ヨットハーバーから“KaorinV(カオリンファイブ)号で出港したが、6日経った15日、千葉県房総半島の勝浦沖東の海上50キロ付近にいるという辛坊へ、この日スペシャルパーソナリティを務める飯田浩司アナウンサーとアシスタントの増山さやかアナウンサーは電話を掛けた。

「もう漂流中です」

この辛坊の言葉に、驚くスタジオの2人であったが、「どうも俺をアメリカに行かせたくないみたいな風が吹いていて、どうにもならないんだよ。アメリカ方向からびゅんびゅんこっちに向かって風が吹いて来るんだよね」と、“強敵”である風向きとの戦いを説明。「今、房総半島の真ん中へんの東60~70キロぐらいの(沖の)ところかな。全く進んでないということも無いんだよ。太平洋上、ちょっとずつは進んでるんだけど、ものすごく進みが遅いのよ」と補足すると、

「ホントこれ、着かねえぞ(笑)」

と、苦笑いした。

そして飯田アナが「逆風ですか?」と問うと、「ずーっと逆風。初日だけ。順風だったのは」と説明し、「昨日、増山さん、『30ノットから最大50ノットです』とか脅かしたじゃん? それどころじゃねーわ。もう50ノットから60ノットって感じでさ。台風だよ、完全に」と、気象予報以上の高波だったことを明かした。

Kaorin V(カオリンファイブ)

Kaorin V(カオリンファイブ)

そこで、転覆したときのための用意含め様々な準備もしたという辛坊。これに対し飯田アナが「そんななか電話に出てもらっちゃってすみません」と労うと、「電話出ないとさ、『死んだ』とか言って、絶対ネットニュースになるだろ?」とチクリ。

「カレンダー代わりにですね、夕方5時には電話かけ続けますので」と飯田アナが呼びかけると「ありがとうございます。わたしもね、家族に生存報告ができて良いですよ、ちょうど」と辛坊から感謝のひとことがあり、続けて「成功を祈っております。ありがとうございました」と増山アナが伝えると、「ありがとうございます! お疲れ様です!」と元気よく答えた辛坊は、引き続き航海を続けた。

番組情報

辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!

月~木曜日 15時30分~17時30分 

番組HP

辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)

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