ヨット太平洋単独無寄港横断に出航したキャスターの辛坊治郎が5月25日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」にヨット太平洋単独無寄港横断中の船上から電話出演。クジラなど生き物との“並走”の怖さについて語った。
ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」では、番組パーソナリティの辛坊治郎がヨット太平洋単独無寄港横断に挑戦している間、“スペシャルパーソナリティ”たちが“留守番”をしているが、番組では「生存確認テレフォン」と題して、辛坊に持たせた衛星携帯電話へ毎回必ずかけることとなっている。
辛坊は4月9日午前9時17分に大阪府岬町の淡輪ヨットハーバーからKaorinV(カオリンファイブ)号で出港したが、5月25日、北海道・襟裳岬の沖合、東へ約5200キロ離れた太平洋上にいるという辛坊へ、この日スペシャルパーソナリティを務める小倉智昭とアシスタントの増山さやかアナウンサーは電話を掛けた。
「いやあ、今日は一日、霧に閉ざされて。霧の中は怖いですよ、何が出てくるかわからないですからね」
今日の航海をこのように振り返った辛坊。
これに対して「出るもの、ないんでしょ?」と、半径数千キロに誰もいない状況と聞いている小倉は、素朴に疑問をぶつけた。
「いやいやいやいやいや!」
すかさず否定した辛坊。果たして、いかなる状況か。
「いま、水深4000mくらいだから、この船の水深計反応しないはずなんだけど、おもしろいのは、船の下に大きな生き物が来ると水深計が反応して、『10m』とか『3m』とか出るんですよ。ということはつまり、この船の真下にクジラとかそういうヤツがいるってことですよね。それがずーっと着いて来るんですよ、船の下に」
そう聞くと忖度なく小倉は「クジラはいやでしょ、忌わしい思い出があるから」と、ひとこと。
「クジラは、並走されるとちょっと怖いですよ、やっぱり。でかいですよ、ヤツらは」
実感こもったコメントに納得しつつも、「僕らは映像で見ると、なんとなく『かわいい!』とか言って見ているけど……」と小倉が言うと、
「いやいやいやいやいや!」
と、またもや大きく否定。
「あれね、間近に見えて、数mすぐ横なんかにいられた日には、怖いですよ! 『こんなもんにぶつかられたら大変だ!』と思いますもんね」
そして増山アナが恒例により天気予報を伝えたあと、衛星携帯電話の電波状況が若干悪くなったが、
「無事を祈って下さい! また明日!」
と力強く叫んだ辛坊は、アメリカ大陸へ向けて、引き続き航海を続けた。
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番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)