7月2日（金）深夜、お笑いコンビ・三四郎の小宮浩信と相田周二がパーソナリティを務めるラジオ番組「三四郎のオールナイトニッポン0(ZERO)」（ニッポン放送・毎週金曜27時～）が放送。初めて経験したという始球式の舞台裏を語った。

画像を見る（全6枚） 三四郎・小宮浩信、相田周二

同日、「テレ玉スペシャルナイター・埼玉西武ライオンズ×オリックス・バファローズ」の始球式を行った三四郎の二人。テレ玉で放送中の『シブサワ解体深書』に出演しているため、始球式に参加することになったという。小宮は万全な状態で“登板”するため、整骨院に行ってからドームに向かったと語る。

小宮：僕は西武新宿線沿いに昔から住んでいたし、昔から（西武の）ファンで。西武ライオンズが優勝したら、新宿にある『西武新宿PePe-ペペ』でセールがあるんですよ。

相田：優勝セールね。

小宮：そうそう。すごくうれしかった記憶があって。それこそ、清原、デストラーデ、秋山の世代で。めちゃくちゃ、昔からのファンでね。すごく感慨深いなと思いながら、西武新宿線に乗って向かっていて。

相田：うん。

小宮：電車で行ったんだけど、ドームに近づいて行くと、だんだん西武ライオンズのユニフォームを着た人が乗り込んで来て。かなり大勢の前で始球式をやるんだ、ってだんだん緊張してきて。

相田：はいはいはい。

小宮：始球式がどういうものか、YouTubeで調べることにして、とんねるずの石橋貴明さんのとか、ティモンディの始球式を見て。でもいつの間にか、室伏広治さんの始球式を見ちゃっていて。室伏さんはこれまでマウンドから投げたことがなかったのに、投げてみたら、ズバン。131キロ！

相田：ははははは（笑）。しかも室伏さん、見たことがない投球フォームだったよね。なんか、手首のスナップだけみたいな。振りかぶらないんだよね。

小宮：気づいたら、室伏伝説の動画ばっかりを見ちゃって……。100メートル走で10秒台。立ち幅跳びは世界記録！ 遊びで出たやり投げの大会では準優勝。それを見て、照英さんはやり投げをやめたらしい。

相田：マジで！？

小宮：『いかんいかん、これを見てる場合じゃない』と、気付いたらドームに着いちゃって……。それで本番30分前に『マウンドを見てみますか？ 近くから』って言われて。僕が投げて、相田が打つという、三四郎の1球勝負みたいな感じでの、トリッキーな始球式なんだよね。

相田：そうだね。

小宮：それでマウンドを一緒に見に行ったんだよね。そうしたら、選手がウォーミングアップをしていて。みんな僕らを見て、ずーっとニヤニヤして。『来た来た』みたいな。……スポーツマンシップとは！？

相田：ははははは（笑）。練習中だったからね。

小宮：でも、挨拶してくれたよ。ちょっとニヤニヤしながら『できるのか～！？』みたいな感じで。みんな、僕より年下だろ！？ と思っちゃって。僕は37歳だからね。

相田：まあね。

小宮：おかわり君（中村剛也内野手）もニコニコしていて。『おかわり君は絶対、僕よりも年下だろう』と調べたら、37歳。『同い年かい！』みたいな。

相田：そうなんだ！

小宮：それで、ちょっと言い訳をさせてほしいんですけど、練習が全然できなかったの。（本番では、）1球、2球で、相田がぜんぜん振れない状況だったのね。（ボールが）とんでもない方向に行っちゃったから。3球、投げさせてもらって。なんとか3球でおさまって。相田も振って、それで空振りで。それで、アナウンサーの人が『この勝負、小宮さんの勝ち』みたいになって。相田は、かなりの僕の暴投を空振りしてさ。振らないと終わらない状態で、めちゃくちゃ気まずい。

相田：そうそう。1球目、2球目は見送るっていうボケをやったんですけど……。

小宮：そう。最初は『頑張れ、小宮！』みたいになって、1球目外して。2球目、『おい、頑張れよ～』って言っていた人も、3球目は『もう、いいよ……』って、みんなうんざり。『早く、やれよ～！』みたいな。『押してます！』ってスタッフさんも。

相田：『ヤバイヤバイ』ってなってね。

小宮：でも終わってからは、『感慨深いな。ずっとファンだった西武のところで投げさせてもらって』って思っていたら、マネージャーが『今日はありがとうございました。人生で、あんな近くで選手を見られるとは思わなかったです！』と、僕ら以上に圧倒的に感動していて。『ああ～、そう？ 感慨深い？』って聞いたら、『そりゃ、そうですよ。小宮さんが投げている時、選手はみんな笑っていましたし、相田さんが空振りの時も選手は盛り上がって、ドンマイって言ってくれていましたよ！』『小宮さんが走り去る姿を見てか、選手たちの間で大爆笑が起きていました！』って。……マネージャー、ずっと選手の方を見てるじゃん！

相田：ぜんぜん、マネージメントしてないね（笑）

マネージャーが西武の大ファンだったことから、自分たちよりも選手ばかりを見ていたと語った小宮。しかしその後、「大ファンだから仕方ない」とフォローし、相田も「今日だけは仕方ない」と同調していた。