女優・加賀まりこが10月31日放送のニッポン放送『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』に出演。自身が主演の映画『梅切らぬバカ』の制作の裏側を明かした。
加賀まりこ主演の映画『梅切らぬバカ』(11月12日公開)は、老いた母と自閉症の息子を中心に地域コミュニティとの交流を通してそれぞれの道を模索するヒューマンドラマ。加賀と塚地武雅が親子役で共演しているが、その親子のやりとりを観た鶴瓶は、クイズ番組『どちら様も!!笑ってヨロシク』(日本テレビ系 1989年~96年)で加賀まりこさんに何かと世話を焼いてもらった頃を思い出したという。
加賀は、映画の中の「息子」と鶴瓶とは同じではないと前置きしつつ、当時の鶴瓶を思い返し「あなたは共演した女優さんみんなに迷惑をかけるのよね。でも好かれる」と評価。そして、そんな鶴瓶のことを「日本の宝」と呼んでいるとも明かした。加賀の言葉に、恥ずかしさと照れが混ざったような様子だった鶴瓶。
加賀は、今回の映画『梅切らぬバカ』出演にあたって、メガホンをとった和島香太郎監督とは様々な場面で意見を言い合ったという。この映画のストーリー全体にちりばめてほしかった気持ちは「生まれてきてくれて、ありがとう」だったとのこと。それは、映画の中の親子がきっと息子が生まれてきてくれたおかげで成長できたと思ったからであり、実際に加賀が近くで見てきて感じたものでもあるそうだ。
当初、監督の中ではこれがピンと来なかったというが、それでも監督が実際に自閉症の子を持つ親への取材を重ねるうちに「ありがとうの気持ち」を感じ、映画の脚本にも取り入れられた。その他の場面でも和島監督と加賀との間で意見がぶつかる瞬間はあったそうだが、初監督作品でここまでハッキリと意見交換ができる和島監督の様子に、これまで共演したどの監督とも似ていない監督だと語った。
番組では、他にも、加賀から関西弁指導を頼まれた鶴瓶や、加賀と浅丘ルリ子、森光子に麻雀を誘われた鶴瓶、加賀まりこさんが通った「キャンティ」についてなど、様々な話題が展開された。
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番組情報
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