【ニッポン放送 アナウンサーインタビュー<5>】
お笑い、情報、ニュース、スポーツ……ニッポン放送の数々の番組で、マイクの前に座っているアナウンサーたち。「ニッポン放送 NEWS ONLINE」編集部ではそんなアナウンサーのみなさんに、日々の活躍の“裏側”を訊きました。5人目は、クリスマスイブからの24時間生放送「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」のアシスタントを昨年に続いて2年連続で務める新行市佳アナウンサーです。
心震える瞬間に何度も立ち会い、毎日レポートできてこの上なく幸せでした
---今年の夏は、東京2020パラリンピックのレポーターを務めましたね。さまざまな会場を駆け回り、数々の競技、そしてアスリートのみなさんの取材をされて、いかがでしたか?
夢のような日々でした。
「あの選手の勇姿を観たい!この競技も取材したい!」と分刻みで各競技場を走り回ったところ、携帯に入っている歩数計は毎日平均2万歩を越えていました。
入社してすぐの2015年10月に「車椅子バスケットボールスピリッツ」という番組を担当し、2016年10月から今年9月までお送りした「鈴木亮平Going Up」でアスリートの皆さん、関係者の方々にお話を伺ってきました。
リオパラリンピック、平昌パラリンピックで現地の皆さんに温かく迎えて頂いたことも良い思い出です。リオでは鞄を開けっ放しにしていた私に「すぐに閉めないとダメだよ! 危ないよ!」と注意してくれたり、平昌では「もっともっと応援しないと!」と耳に障害のあるおばさまが身振り手振りで発破をかけてくれました。
東京オリンピックパラリンピックでは、自分たちが最高のおもてなしをする番だと思っていました。そんな中、新型コロナウイルスの影響で1年延期になり、「中止ではなく延期でホッとした」「モチベーションを維持するのが難しい」など、様々な心境を選手や関係者の方から伺いました。
東京パラリンピックは原則無観客となりましたが、だからこそ私や洗川雄司アナウンサーには日々のレポートで現場の熱量を伝える使命があると思いました。リスナーの皆さんからも「ゴールボール、面白いですね!」「車いすバスケの迫力に魅了されました。」など沢山の感想を頂き、その言葉が取材の原動力になりました。
学校連携観戦プログラムで応援に駆け付けた子供たちが手作りの旗を振ってエールを送り、東京アクアティクスセンターではボランティアスタッフの皆さんが横一列にズラリと並んで選手が乗ったバスに大きく手を振ってお見送りしていました。
メディア控室には折り紙で作った手裏剣や鶴などが置かれ、「ご自由にお取りください。」の文字、海外のメディア関係者が「サポートしてくれてありがとう!」とボランティアスタッフにピンバッチを渡している光景を何度も見ました。
トライアスロンで銀メダルに輝いた宇田秀生選手が、レースを終えて「健常者と同じ量・質のトレーニングを積んでこの舞台に立っています。競技力を評価して貰いたいと考えています」と話していた言葉がとても印象的でしたね。
心震える瞬間に何度も立ち会い、毎日レポートできてこの上なく幸せでした。
---12月24日正午から24時間生放送の「第47回ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」ではアシスタントを務めますね。2年連続となりますが、去年とはまた違った心意気なのではないでしょうか?
去年に引き続きアシスタントを務めることになり、本当に光栄です。
2回目とはいえやっぱり緊張してしまうのですが……SixTONESの皆さん、洗川雄司アナウンサー、リスナーの方々と一緒に走る24時間なのでとても心強いです。
SixTONESの皆さんにとっては2年目であり、Kis-My-Ft2の先輩方からバトンを手渡されていますのでかなり気合が入っているのだと思います。前回ご一緒させて頂いた時に抜群のチーム力を感じました。楽しくも心に残る時間になること間違いなしです!
特に今年は東京パラリンピックが開催された年でもあります。視覚に障害のあるアスリートは、ガイドやタッパーと呼ばれる競技を支えている人との見事なコンビネーションで存分に力を発揮されていました。開閉会式では、障害のあるなし関係なくパフォーマーの方々が1つの物語を紡ぎ、大会がもつメッセージを多くの人に届けました。
この1年を振り返り、未来へバトンを繋げていけるような番組にしたいです。
いつも温かいお気持ちを寄せてくださるリスナーの皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。今年もよろしくお願いします。
去年は番組の最中で無性にカツ丼が食べたくなってしまったんですよね……今回は放送前にカツ丼を食べようかなぁ(笑)
沢山撮った写真の中から奇跡が起きた写真を並べています(笑)
---こうした日々の活躍の合間にニッポン放送の“ご近所”や“社内”で撮影した写真が満載の「ニッポン放送 アナウンサーカレンダー 2022」。今回の撮影は、いかがでしたか?
ナチュラルなのにバッチリ写真映えするメイク、普段なかなか着ないような柄や色味の衣装で自分でも驚くような変身ッ!をしています。
「SAAI Wonder Working Community」というお洒落なワーキングスペースで撮影をしたのですが、あまりに素敵な空間すぎて自分が浮いているのではないかとソワソワしました(笑) すました顔をしていますが、必死にソワソワを隠しているんです。実は。
1年飾って頂くものなので「良い写真にしたいなぁ」と思い、個人的なことですが撮影前に眉毛サロンに行きました。眉毛の左右のバランスが自分では上手くとれないんですよね。今回はサロンで綺麗に眉毛を作ってもらったので、眉毛には自信があります(笑)
沢山撮った写真の中から奇跡が起きた写真を並べていますので、そのミラクルをご確認頂ければと思います。ジャーナリストの須田慎一郎さんには「カレンダーと本物が違う!」と言われてしまいましたが……そんな話はさておき、有楽町ニッポン放送周辺の魅力がいっぱい詰まったカレンダーになっています。撮影を通して自分たちが知らなかった有楽町を再発見したような気がします。
12月のページはアナウンス室長・増山さやかアナウンサーとのクリスマスムードたっぷりな2ショットです。コロナ対策のため別々で撮ったものを合成しているのですが、まるで一緒に撮ったかのような良い雰囲気になっています。きっと日頃の増山さんとの絆が表れたのだと思います。室長万歳!
既に「買いました!」とのメールやツイートも番組宛てに沢山届いています。本当にありがとうございます。真心こめて作りましたので是非お楽しみください!
【商品概要】
■商品名:『ニッポン放送アナウンサーカレンダー2022』
■サイズ:A3サイズ28ページ(見開きA2サイズ)
■本体価格:2,100円(税込) ※配送にあたっての配送料・代引き手数料等が別途かかります。
■発売日:2021年11月6日(土)
■販売方法:
●電話→ 0570-07-1242(平日 10時~17時)
●インターネット→ HMV&BOOKS online
●店頭販売→ 三省堂書店、書泉グランデ(神保町)、書泉ブックタワー(秋葉原)、有隣堂、芳林堂書店(一部店舗)
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1992年11月9日生まれ、東京生まれ・秋田育ち、さそり座、A型。出身大学は日本女子大学 人間社会学部 現代社会学科。現在の主な担当番組は「飯田浩司のOK! Cozy up!」。趣味は、ヒーローショーを観に行くこと、スポーツ観戦(最近はパラスポーツの観戦にハマってます)、ミュージカル観劇。
・ブログ:新行市佳のドレミファブログ
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