鶴瓶も思わず爆笑 安藤桃子が忘れられない父・奥田瑛二の一言
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映画監督の安藤桃子が12月5日、ニッポン放送『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』に電話で生出演し、父・奥田瑛二の強烈なエピソードについて語った。
安藤桃子は、俳優・映画監督の奥田瑛二とエッセイストの安藤和津の長女で、妹は女優の安藤サクラという家族に囲まれて育ち、今は自身が手がけた映画『0.5ミリ』をきっかけに高知県へ移住している。そんな家族と映画について綴ったエッセイ『ぜんぶ 愛。』を出版した。
この『ぜんぶ 愛。』の中でも強烈な印象を残すのが、父・奥田瑛二にまつわるエピソード。飲み会帰りの酔っ払った奥田によっててんやわんやになった家庭でのエピソードが赤裸々に綴られている。
ちょうどその時期に、鶴瓶は奥田とよく飲みに行っていたとのことで、「みんなに好かれてたけど、酔うて泳いで入ってくんねん」と当時を思い返して「面白かったな、この人と出会っててよかったよ」と笑っていた。当時の桃子は違う思いだったそうだが、今ではなぜ父があんなにも“破天荒”だったのかが理解できるようになり、36歳当時の映像を見ると思わず“かわいい”と思ってしまうと語った。
しかし、桃子が未だに心に残っているという“今だから逆に尊敬できるけど当時はよく言ったな”と思った奥田さんの一言があるという。それは桃子がイギリスへ留学した頃のこと。日本では奥田の借金によって大変なことになっていた。桃子の元にも“学費が払えないかもしれない”と連絡が入るほど。母・安藤和津は家中にある仕事で使っていたブランドものなどを売ったり、テレビ台の下に小銭が落ちていないかと探すほど必死だったそうだ。それでも仕事はあるし、和津はフォーマルな場所に出席しなければいけない。ついに和津が、「私は何を着ていけばいいのよ!」と詰め寄ると、奥田はハッキリとこう言ったという。
「俺のフィルムを巻いていけばいい!」
「価値はそこにある、堂々としろ」という主張だったそうだが、その名言(?)に鶴瓶も思わず爆笑。「和津さんだったらほんまに巻いていきそうやんか」と笑っていた。
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