櫻坂46、次なる飛躍への鍵は「ユニット」の活躍……セント・フォース随一のアイドルオタク・吉田悠希が寄せる“期待”と“願い”

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吉田悠希「愛の避雷針」~坂道にズーム そこまで推すか!~

乃木坂46、日向坂46、櫻坂46……“坂道シリーズ”を愛する、セント・フォース随一のアイドルオタク・吉田悠希が、“今推すべき楽曲”をグループの魅力とともにご紹介していきます

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坂道オタクの吉田悠希です!

このコラムでは、今、推すべき楽曲を、坂道グループの魅力と共にご紹介していきます。

今回は、12月9日、10日に日本武道館で開催された『1st YEAR ANNIVERSARY LIVE』にズーム!

このコラム『愛の避雷針』の第一稿がまさに、昨年12月に行われた櫻坂46の『デビューカウントダウンライブ』の記事でしたが、この武道館でのワンマンライブは、そんな櫻坂46の1年の歩みを振り返り、みんなで1周年を祝うとともに、休養中だったゆいぽん(小林由依)の復帰、さらには1期生のあかねん(守屋茜)とぺーちゃん(渡辺梨加)の卒業セレモニーと盛りだくさんだったので、櫻坂46を愛するbuddiesにとっては、この1年で一番の思い出に残るライブだったのではないでしょうか?

私は今回、残念ながらライブチケットが当たらず、現地でお祝いすることはできませんでしたが、2日目の公演を配信で観ることができました!楽曲ごとの詳細な感想は、前回の『1stTOUR』のコラムで触れたばかりなので、今回は『1st YEAR ANNIVERSARY LIVE』において、私が特に興奮したポイントを抜粋してお届けしたいと思います。

けやき坂からさくら坂への曲がり角は、私たちの聖地です

画像を見る(全5枚) けやき坂からさくら坂への曲がり角は、私たちの聖地です

■次なる飛躍への鍵は、ライブを盛り上げる“ユニット”にある!

今回のライブは、卒業を控えたあかねんとぺーちゃんの影ナレからスタート。会場に向けた、2人からの「みんな、大好き!」の言葉だけで、既に涙をこらえきれなかったのは、きっと私だけではないはずです。櫻坂46の1年の歩みと成長は、先月行われた『1st TOUR』で十分なくらいに伝わっていたので、この日のライブに関しては、“ゆいぽんの復帰”と“あかねんとぺーちゃんの卒業公演”が、私の中ではメインイベントでした。難しく考えることなく、まずはこの日を迎えられたことを楽しもう!とライブを観始めたのですが………ライブ1曲目の『BAN』で、その思いはひっくり返されます。

先月の『1st TOUR』ではラスト2曲、終盤に畳みかけるように披露された“切り札”的なこの曲が、1か月後にはライブの1曲目になっている………。テンションは上がると同時に、この先のセットリストはどうなるのだろう?勢いやリズムは大丈夫かな?と不安にもなりかけましたが、そこは心配無用。ここからは、初披露の作品や今までライブになかった“ユニット”によるパフォーマンスで私たちを驚かせてくれます。

会場に行くと楽曲ごとに変わるペンライトの色で、気持ちがさらに盛り上がります! ~『櫻坂46 1st YEAR ANNIVERSARY LIVE』 カメラ:上山陽介  (C)Seed & Flower LLC

会場に行くと楽曲ごとに変わるペンライトの色で、気持ちがさらに盛り上がります! ~『櫻坂46 1st YEAR ANNIVERSARY LIVE』 カメラ:上山陽介  (C)Seed & Flower LLC

まずは2曲目に披露された『美しきNervous』。これは、3rdシングル『流れ弾』のカップリング曲で、大きなライブでは初披露となった作品なのですが、楽曲を聴いて想像していた振り付けよりも、もっとアイドルらしい可愛い動きが印象的で。歌割りに沿ってメンバーひとりひとりが“ココ!”っていう見せ場を必ず持っているところに、魅力が詰まっている作品だと感じました。今になって振り返ってみると、3rdシングルの楽曲は、ライブを盛り上げる作品ばかりなんですよね。

会場のbuddiesを楽しませようと笑顔と元気いっぱいの2人が印象的なステージでした! ~『櫻坂46 1st YEAR ANNIVERSARY LIVE』 カメラ:上山陽介  (C)Seed & Flower LLC

会場のbuddiesを楽しませようと笑顔と元気いっぱいの2人が印象的なステージでした! ~『櫻坂46 1st YEAR ANNIVERSARY LIVE』 カメラ:上山陽介  (C)Seed & Flower LLC

中盤には、ユニット曲が続々と披露されました。まつりちゃん(松田里奈)といのりちゃん(井上梨名)の“ふたりな”で歌う『On my way』は、櫻坂46としては初めて2人だけのユニットです。さっきまで、1期生の先輩や同じ期の仲間と立っていた広いステージに、この瞬間は2人。放たれる緊張は、配信を通しても十分に伝わってきました。時折、声を震わせながらも懸命に会場を盛り上げる姿と明るいメロディーが2人にぴったりで、自然と微笑んでしまうような、あたたかい時間でした。会場の様子はわからないけれど、きっと現場にいた皆さんも同じような気持ちだったのではないでしょうか。

“ふたりな”の2人を含め2期生は全員、グループのためにこの1年、自分たちの出来ることから一歩ずつ努力してくれました。それは、毎週の冠番組やライブ中のMC、今日までの作品をみれば誰でもわかること。櫻坂46というグループを前へと導いてくれた、まさに“救世主”のような存在です。そんな2期生が2人で、日本武道館という広い会場を盛り上げている光景を観ることができて、応援している私自身も、胸がいっぱいになりました。そして『On my way』のように、これから先、他のメンバーにも活躍できるユニットや作品がそれぞれできたらいいなあ、と願っています。

ジャマイカビールは衣装も振り付けも、今までにない大人な雰囲気です! ~『櫻坂46 1st YEAR ANNIVERSARY LIVE』 カメラ:上山陽介  (C)Seed & Flower LLC

ジャマイカビールは衣装も振り付けも、今までにない大人な雰囲気です! ~『櫻坂46 1st YEAR ANNIVERSARY LIVE』 カメラ:上山陽介  (C)Seed & Flower LLC

続いて、この日の一大イベントの一つだった、ゆいぽん復活と『ジャマイカビール』の初披露。休養明けということで、ゆいぽんは今、どんな状態なんだろうということが一番に気になっていたのですが、登場したゆいぽんを見た瞬間“休養”という文字通りのお休み時間を過ごしていただけではなかったんだろうなと、納得しました。

1期生のゆいぽんを中心に、2期生の夏鈴ちゃん(藤吉夏鈴)、新2期のえんぴかちゃん(遠藤光莉)の、違う期3名が集まったユニット作品が『ジャマイカビール』なのですが、先輩であるゆいぽんに、2人が後ろからついていくのではなく、食らいつくような熱意を感じるパフォーマンスでした。この3人は、みんなで魅力を終結させて放つというよりは、個々の強い魅力をそれぞれの方向に放つタイプなんですよね。ユニットっていうと、仲の良さとか似た性格から出てくるお互いのシンパシーでまとまることが多いけれど、この3人は、良い意味でまとまらない(笑)それぞれが独立した全く違う個性を放出していて“たまたま居合わせただけ”みたいな空気感が面白いんです。

加えて『ジャマイカビール』の一番の見どころは、えんぴかちゃんの急成長。もしかしたらこの一年で、最も激変したメンバーなのではないでしょうか。イントロがかかるまでの立ち姿、凛とした表情、作品に合わせた大人っぽい仕草、どれも“自信”を纏っていて、物凄くかっこいい。1年前のライブでは、どこか申し訳なさそうにステージに立っているような印象だった彼女が、この日は、主役になる瞬間が何度もありました。『ジャマイカビール』は、メンバーの成長とともに、まだまだ化けていく期待感があるので、また別の会場で観るのが楽しみです。

『櫻坂46 1st YEAR ANNIVERSARY LIVE』 カメラ:上山陽介  (C)Seed & Flower LLC

『櫻坂46 1st YEAR ANNIVERSARY LIVE』 カメラ:上山陽介  (C)Seed & Flower LLC

■原点と現在。白い衣装が魅せた櫻坂46の1年!

思ったよりも、ユニットを濃く語りすぎてしまいましたが(笑)そのくらい、今回の『1st YEAR ANNIVERSARY LIVE』の見どころは、ユニットや個々の魅力を再確認する意味合いの強いライブでした。ただ、それだけで終わらなかったのがこの日のライブの味わい深さ。ライブ終盤の『Nobody’s fault』からの『流れ弾』で、しっかりとグループ1周年というテーマと歩みを見せつけてくれました。

櫻坂46のデビュー曲である『Nobody’s fault』という作品。ふんわりとした白い衣装を身にまとったメンバーの姿を、約1年前に初めて見たときは、あまりにも新鮮すぎて、落ち着かなくて。メンバーもbuddiesも、不安な心と動揺を必死に隠すように、あのリズムを体に染み込ませていたのではないでしょうか。そんな当時を思い出させる“白い衣装”で、そのまま『流れ弾』を披露する流れは、良い意味で、1年前の自分たちを放り出すような、爆破させて消し去ってしまうくらいの勢いが気持ちよくて、驚かされる演出でした。力みながら、念じるように歌っていたあの頃の『Nobody's fault』を、今の櫻坂46が全力で上書き、いや、更新した瞬間。このグループの成長の源はいつだって、破壊と再生にあるんだなと、改めて考えさせられるライブでもありました。

“II”という文字と“Go to the 2nd year”がバックスクリーンに浮かび上がるとともに幕を下ろしたこの日のライブは、2021年の最後にふさわしく、来年がより楽しみになる公演だったと感じています。そしてこのあと、あかねんとぺーちゃんの卒表セレモニーが始まるのですが………そちらを語るには、欅坂46発足時から遡ることになりますので、落ち着いて2人の門出をお祝いできるときがくるまで、もう少し時間をください!

櫻坂46、次なる飛躍への鍵は「ユニット」の活躍……セント・フォース随一のアイドルオタク・吉田悠希が寄せる“期待”と“願い”

【櫻坂46】BACKS LIVE!!当落結果をみる瞬間の私です。

【吉田悠希の坂活日誌】
来年1月8日、9日に行われる『BACKS LIVE!!』の当落メール開封を初めてYouTubeチャンネルで動画にしてみました!

最近は配信も増えて、前ほど落選のダメージは減ったような気もしますが、やっぱり現地で観たいのが本音。結果が来る日は落ち着かないですね(笑)

【吉田悠希 Youtube】

協力:Seed&Flower合同会社

連載情報

吉田悠希「愛の避雷針」~坂道にズーム そこまで推すか!~

今推すべき楽曲を坂道グループの魅力と共にご紹介していきます。

著者:吉田悠希
セント・フォース所属。AKB48の劇場公演を観に行ったことがきっかけで、アイドルに興味を持ち、乃木坂46、欅坂46、日向坂46、櫻坂46……全ての坂道シリーズを推し続けて今に至る。各グループの推しは、橋本奈々未(乃木坂46)、平手友梨奈 志田愛佳(欅坂46)、 佐々木久美 東村芽依(日向坂46)、菅井友香 藤吉夏鈴(櫻坂46)。ニッポン放送では「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」にて、中継レポーターを担当中(水・木曜)。
『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』公式 Twitter https://twitter.com/zoom1242
セント・フォース公式 YouTube https://www.youtube.com/user/centforceofficial

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