役者達に伝わる三谷幸喜の都市伝説「三谷さんは自分の作品に出す人は……」

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1月30日(日)に放送された、女優の戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)に俳優の新納慎也がゲスト出演した。戸田と新納が、三谷幸喜と初めて会った時のことを語った。

役者達に伝わる三谷幸喜の都市伝説「三谷さんは自分の作品に出す人は……」

三谷幸喜・脚本のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」への出演が決まっている新納。同じく三谷が担当したNHK大河ドラマ「真田丸」でも、新納は豊臣秀次役で出演。また、戸田も「総理と呼ばないで」「THE有頂天ホテル」といった三谷作品に多々出演している。

戸田:新納さんと私が初めて会ったのは、三谷幸喜さんの舞台『恐れを知らぬ川上音二郎一座』で。あれ、2007年の上演だったそうですよ。

新納:じゃあ15年くらい前?

戸田:そうなんです。あれはどんな経緯で出演されたんですか?

新納:あの1年半ぐらい前の舞台を、たまたま三谷さんが見に来てくださっていて。当時、三谷さんは自分の作品に出す人は、自分の目で見ていいと思った人しか出さない、みたいな都市伝説があって。

戸田:うん、うん。

新納:まず、三谷さんは見に来ても楽屋にいらっしゃらないと。楽屋に来る時は、誰か呼びたい人がいる時だ、みたいな。そうしたら終演後、楽屋がコンコンって。開けたら「三谷幸喜です」って。「新納さん、僕と芝居しませんか?」って言われて、「ええっ!? します!!」って言って。

戸田:へえ!

新納:そうしたら本当に次の日に『恐れを知らぬ川上音二郎一座』のオファーが来て。

戸田:ああ、それはすごい出会いだったね。

新納:もう、びっくりしましたね。

戸田:私、『恐れを知らぬ川上音二郎一座』で新納くんに、毎日おんぶしてもらって。何であんなことになったのかちょっと記憶がもう無いんだけども(笑)

新納:僕もこの戸田さんのラジオに呼んでもらって、一番に思い浮かんだのが、おんぶ(笑)

戸田:あははは(笑)

新納:戸田さんをおんぶして袖から出て、舞台前に降ろすんですけど。初日の時かな? 僕が「はい、降りてくださいね」ってしゃがんでも戸田さんが全然降りないんですよ。『何でだ?』って思ったら、戸田さんが小さすぎて、僕がしゃがんでも足が付かなくて降りられないっていう。(新納の身長は180センチ、戸田の身長は154センチ)

戸田:(笑)

新納:『なんてかわいらしい! ストラップにしたい!』って思いました(笑)

番組後半にも新納が役者人生を振り返る中、戸田も初めて三谷に声をかけられた時のエピソードを披露。「私も三谷さんに舞台を見てもらって、『出てください』って言われたから。私もそのクチなのよ、まったく同じ。テレビに出るようになったのは、やっぱりずーっと舞台をやっていたからなんだよね」と明かし、突然に三谷から「ドラマに出てくれませんか?」と声をかけられ、田村正和さんが主演したドラマ「総理と呼ばないで」(脚本:三谷幸喜)への出演が決まったという。当時のことを、戸田は「全く私も寝耳に水な状態で。だから一生懸命やっていた毎日のうちの一日を、誰かに見られたっていう感じ」としみじみ語った。

番組情報

戸田恵子 オトナクオリティ

毎週日曜 14:00-14:30

番組HP

女優・戸田恵子が大人のクオリティ・オブ・ライフ(上質で豊な生活)をエンジョイするための「人・モノ・コト」にフォーカスする番組です。
大人の会話が弾むプチトリビア、大人が生活に取り入れたくなる情報をお届けする30分。ぜひお付き合いください。

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