黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(2月4日放送)に俳優・タレントのウエンツ瑛士が出演。自身が出演する舞台、『ブラッド・ブラザーズ』について語った。
黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。1月31日(月)~2月4日(金)のゲストは俳優・タレントのウエンツ瑛士。5日目は、舞台『ブラッド・ブラザーズ』について---
黒木)ミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」。2022年3月21日~4月3日まで東京国際フォーラム ホールC。その後、愛知公演、福岡の久留米公演、大阪公演と続きます。愛知も久留米も大阪もおいしいものがいっぱいあるので、この地方公演は、私もついて行きたいくらいです。
ウエンツ)教えてください。おいしいお店を。
黒木)教えます。演出家の吉田鋼太郎さんにメールしておきます。
ウエンツ)嬉しいです。
黒木)東京国際フォーラムでやられるときは、初めてこの作品で立たれるので、緊張感もあると思います。地方になるとその土地その土地で反応が違うので、それがまた楽しいのですよね。
ウエンツ)本番もその前に2週間、3週間とやっているときに、その馴染み具合もありますよね。緊張がある公演もきっと楽しいと思います。
黒木)初日ですね。
ウエンツ)慣れて来てからの新しい発見もきっと楽しいと思います。
黒木)舞台というのは、稽古を何回も重ねるので、「同じことをよく何回もできますね」と言われます。でも、1回1回が新鮮なのです。
ウエンツ)「このような言い方が、このような気持ちにしたのか」という発見が毎回あります。今回は素敵なキャストの方々なので、ステージ上で役として目を合わせるのが、いまから楽しみです。
黒木)吉田鋼太郎さんが演出なさっているのですが、鋼太郎さんも初演のときに出演なさっているのですよね。『ブラッド・ブラザーズ』に。鋼太郎さんがおっしゃっていますが、この芝居のテーマである格差社会が生み出す理不尽な悲劇が、『ブラッド・ブラザーズ』という芝居で、どのような新しい姿を見せてくれるのか。本当に期待大です。
ウエンツ)今回、僕と双子役を一緒に演じる柿澤勇人は、ダブルキャストで同じ役をやったことはあるのです。しかし同じ舞台に立ったことは1度もないのです。プライベートでもよく知っているので、よく連絡は取るのですが。
黒木)そうですか。
ウエンツ)双子役なのですが、片方は裕福な家に引き取られて、もう1人は貧しい家に引き取られ、そして育ちが変わる。でも双子である。
黒木)双子ということですよね。
ウエンツ)柿澤もいまから熱が入っているので、そういう相手と一緒にやれるのはすごく楽しいし、また見てくださる皆さんにとっても楽しんでいただきたいですね。
黒木)演出家の吉田鋼太郎さんがいろいろなアイデア出されると思うけれど、双子であることがわかるのは何でしょうかね。語尾が似ているとかですかね。
ウエンツ)共演する堀内敬子さんと鈴木壮麻さんは、僕が初めて出させてもらった『美女と野獣』のときにベルとビーストでいらっしゃった方です。ある意味で『美女と野獣』がお母さんというような。だから舞台は面白いなと思います。役がある限りはいろいろなところでまた出会える。いろいろなことを飛び越えて、それを演じられる方々がたくさんいらっしゃる。その楽しみもあるし、いろいろな人に会えるということが、この仕事はいいなと思います。
黒木)そうですね。やはり出会いというのは大切ですよね。
ウエンツ)本当に大事にしたいと思います。
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ウエンツ瑛士(ウエンツ・えいじ)/ 俳優・タレント
■1985年東京都生まれ。ドイツ系アメリカ人の父と日本人の母をもつ。
■4歳でモデルデビュー。俳優、歌手、バラエティ番組へのレギュラー出演など幅広く活躍。
■2018年10月から2020年3月まで演劇・語学の勉強のためイギリスへ留学。
■2021年はTBSドラマ『日本沈没-希望のひと-』で連続ドラマに出演。舞台ではブロードウェイミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング』などに出演。
■2022年3月21日から始まるミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』に出演。
番組情報
毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳