亀梨和也が『連続ドラマW 正体』の現場で黒木瞳から学んだこと
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黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(3月16日放送)に歌手・俳優の亀梨和也が出演。亀梨和也が黒木瞳から学んだことについて語った。
黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。3月14日(月)~3月18日(金)のゲストは歌手・俳優の亀梨和也。3日目は、亀梨和也が『連続ドラマW 正体』で共演する黒木瞳から学んだことについて---
黒木)WOWOW『連続ドラマW 正体』でご一緒させていただきましたが、本当はもっと撮影の合間にいろいろお話をしたかったのですよね。
亀梨)そうですね。
黒木)初日の撮影では、ご一緒するシーンは遠く離れていました。2日目は私が泣き叫んでいるシーンで、5時間くらい泣いていました。
亀梨)本当に尊敬します。その集中力を維持させることは、なかなかできることではありません。
黒木)体力を使いますよね。
亀梨)1分あるかないかくらいのシーンを、ほぼ1日かけて撮影していたではないですか。いろいろなカットを撮って行くなかで、正直、「ここはどうなのだろう」というようなところもわかって来るではないですか。でも、本番の声がかかると黒木さんは「スッ」と入られて、すごいなと感じていました。
黒木)亀梨さんにそんなことを言われてしまったら、もっと頑張らなくては。
亀梨)黒木さんと共演するのは、今回がはじめてでしたよね。バラエティなどでは、このようにお話しさせていただくことはあったのですが、役者の現場でははじめてでした。
黒木)役者同士でというのははじめてでしたよね。
亀梨)すごく勉強させていただきました。
黒木)そんなもう、とんでもございません。
亀梨)「オン・オフ」の空気感をつくるのがすごいなと思いました。
黒木)どのような意味ですか?
亀梨)現場の空気で、シーンによっては、緩めるところと締めなくてはならないところがあるではないですか。あのときは、口でああしてこうしてということではなく、「存在だけで空気が変わるのだな」と。真ん中に立ってやられている方の凄みを感じました。
黒木)そのようなことを言われたら、私はまた10年長生きします。普通のドラマであれば撮影の合間にお話ができるのですが、「感情が途切れてしまうから、ここでは話せないな」という場面ばかりで、結局、お話ができたのはワンシーンぐらいでしたね。
亀梨)基本ご一緒するときは、どれも重たい、張り詰めているシーンが多かったので。
黒木)そうでしたね。正体を隠して4話走り抜けられて。私も途中でひと月くらい別の現場に行っていました。
亀梨)かなり重めのお仕事だったではないですか。
黒木)1ヵ月ぶりくらいに戻ってみたら、「長い旅から戻ってきました」とおっしゃっていましたね。
亀梨)今回はロードムービーのような、毎話、違う街、違う人たちと過ごすので、撮影現場も面白かったです。
黒木)亀梨さんの人柄のよさというか、それが人々を救って行く優しさに生かされていましたよね。本当は手を差し伸べたくないのだけれども、どうしても本性が出てしまうという鏑木慶一の人間性の暖かさ、豊さが感じられたのは、亀梨さん自身の人間性にもあるのではないでしょうか。
亀梨)ありがとうございます。そんなできた人間ではないですよ。ダメなところもたくさんあるので。
黒木)それはみんなありますよ。
黒木)コンサートでは、私はいつも客席で拝見させていただいているのですが、お1人で活動されているときとは、モチベーションはやはり違いますか?
亀梨)違いますね。グループで活動しているときは、そこに向きたいというか、自分の気持ちだけで収めたくないので、その辺の醍醐味をきちんと感じながらやりたいなと思っています。
亀梨和也(かめなし・かずや) / 歌手・俳優
■1986年2月23日生まれ。東京都出身。
■中学1年生の時にジャニーズ事務所に入所。
■1999年『3年B組金八先生 第5シリーズ』で俳優デビュー
■2001年4月、KAT-TUN結成
■ドラマ『ごくせん・第2シリーズ』『野ブタ。をプロデュース』など、数々のドラマ・映画に出演し、俳優としても活躍。
■大の野球好きで、小学6年生の時には軟式の世界大会に出場した経験がある。2010年からはスポーツニュース番組「Going!Sports & News」にも出演。
■3月12日からはWOWOWで放送・配信の『連続ドラマW 正体』に主演。
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毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳