中国とは歴史的にも経済的にも完全に関係を切ることはできない日本 今後のあるべきスタンスとは 

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神奈川大学法学部・法学研究科教授でアジアの国際政治が専門の大庭三枝氏が6月19日(木)、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』に出演。翌日、10日からシンガポールで岸田総理が出席する「シャングリラ・ダイアローグ」(アジア安全保障会議)で発するメッセージについて予測し、中国への牽制もありつつも、より広くインド太平洋の安定の取り組みを具体的に示すであろうと明言した。

中国とは歴史的にも経済的にも完全に関係を切ることはできない日本 今後のあるべきスタンスとは 

習近平氏、辛亥革命110周年記念大会で重要演説(北京=新華社記者/申宏)=2021(令和3)年10月10日 新華社/共同通信イメージズ 写真提供:共同通信社

『飯田浩司のOK! Cozy up!』月曜日~金曜日 6時~8時生放送

大庭氏は翌日10日からシンガポールで開催される「シャングリラ・ダイアローグ」(アジア安全保障会議)で、岸田総理が行なう基調講演の概要が「海上保安能力向上のための技術協力を進める」方針と明らかになったが、これについて大庭氏は、中国への牽制もありつつも、より広くインド太平洋の秩序安定の取り組みに日本も積極的に関わっていく姿勢を具体的に示したものと解説した。

中国とは歴史的にも経済的にも完全に関係を切ることはできない日本 今後のあるべきスタンスとは 

挨拶する岸田総理 政府与党連絡会議(総理大臣官邸) 2022年6月8日 ~首相官邸HPより(https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202206/08sei_yoto.html)

また、先日閣議決定した「骨太の方針」についても、岸田総理は、日本のためだけではなく国際秩序作りのためであるというメッセージをシャングリラ会合で発表して行くのではと予想した。

中国とは歴史的にも経済的にも完全に関係を切ることはできない日本 今後のあるべきスタンスとは 

神奈川大学法学部・法学研究科教授 大庭三枝氏

さらに、これからの中国との関係については、「歴史的にも経済的にも完全に関係を切ることはできない。中国の影響力が拡大することは日本含めアジア全体で分かっていることなので、中国との関係を自分たちにとって望ましい方向にどう持っていくか、そういう意味では対話のチャネルを開けておく。モノによっては協力する部分もあるし、言うべきことは言うのが望ましい」と締めくくった。

中国とは歴史的にも経済的にも完全に関係を切ることはできない日本 今後のあるべきスタンスとは 

■番組タイトル:ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』
~番組はもとより、国内外のPodcastリスナーからもトップクラスの支持を得ている本格派のニュース情報ラジオ番組
■放送日時:毎週月曜~金曜 午前6時~8時 生放送
■パーソナリティ:飯田浩司 (ニッポン放送アナウンサー)新行市佳 (ニッポン放送アナウンサー)
■番組メールアドレス:cozy@1242.com
■番組twitter:@cozy1242
■番組ハッシュタグ:#cozy1242
■番組HP:https://www.1242.com/cozy/

番組情報

飯田浩司のOK! Cozy up!

FM93/AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

番組HP

忙しい現代人の朝に最適な情報をお送りするニュース情報番組。多彩なコメンテーターと朝から熱いディスカッション!ニュースに対するあなたのご意見(リスナーズオピニオン)をお待ちしています。

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