キャスターの辛坊治郎が8月9日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。プロ野球・阪神が今季、奇跡の大逆転Vの可能性も出てきた一方で、地元の関西メディアが静観を続ける背景に言及した。
辛坊)夕刊フジ、私が気になった記事はウラ1面(最終面)にあります。
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「『あかん阪神優勝』は言っちゃいかん 地元関西メディア昨年大騒ぎもV逸…特番に及び腰」
~『夕刊フジ』2022年8月9日発行分(最終面)より
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辛坊)読んでみます。
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「最大借金『16』から脅威のV字回復を果たし、貯金『3』の2位につける阪神。首位ヤクルトとのゲーム差は7月4日の最大『17』から、わずか1カ月余で『8.5』まで急接近した。この勢いならシーズン残り40試合で、昨季ヤクルトに食らった大逆転Vをやり返す劇的シナリオも見えてくる。虎党なら叫び出したいほどにワクワクする戦況だが、地元関西メディアは1年前の反省を踏まえて静観の構えだ。
奇跡の大逆転Vにばく進中の矢野阪神。SNS上では気の早い阪神ファンらが『#阪神優勝しそう』『#アカン、優勝してしまう』を合い言葉に大盛り上がりを見せているが、地元関西のテレビ各局の方は…というと、もっか“自粛モード”を決め込んでいる。」~『夕刊フジ』2022年8月9日発行分(最終面)より
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辛坊)少し間を省きます。
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「阪神が2位巨人に最大8ゲーム差をつけ首位を独走していた昨年6月、地元民放局が『あかん阪神優勝してしまう』と題した優勝祈念特番を放送。アナウンサーを中心に『優勝いただき隊』を結成し、虎ファンの気分をさらに盛り上げるコテコテの内容だった。
皮肉なことに、その直後からチームは徐々に調子を落とし、五輪中断期間を挟んで9月下旬にヤクルトにまくられると、デッドヒートの末に最終盤でV逸が決定―。すっかり“その気”になって期待値を上げた阪神ファンのチームへの怒りは相当だったが、同じように優勝祈念特番を放送した局側にも『はしゃぎ過ぎ』との厳しい批判が多数寄せられたという。」~『夕刊フジ』2022年8月9日発行分(最終面)より
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辛坊)スタートダッシュであれだけボロボロに負けた阪神が、気がつけばセ・リーグ2位ですからね。貯金もあります。52勝49敗で首位とのゲーム差8.5で、差が開いているといえば開いていますが、残り40試合で絶対に優勝は無理かというと、そんなこともないところにつけていますからね。そろそろ騒いでもいいんですけど、「昨年騒いであんなことになっちゃったんで、今年はやめておこう」と、みんなで黙っているということです。
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番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)