8月29日(月)深夜に放送された、俳優の山田裕貴(31)がパーソナリティを務めるラジオ番組「山田裕貴のオールナイトニッポンX(クロス)」(ニッポン放送・毎週月曜24時~24時58分)に、ゲストとして俳優の高橋文哉(21)が生出演。山田は『海賊戦隊ゴーカイジャー』(テレビ朝日系)で、高橋は『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系)でデビューしており、特撮ヒーロー出身の2人が当時の思い出を語り合った。
山田は『海賊戦隊ゴーカイジャー』(2011年)でヒーローの一人“ゴーカイブルー”役を、高橋は『仮面ライダーゼロワン』(2019年)で主人公の仮面ライダーゼロワン役を好演。番組リスナーから「特撮ヒーローを経験して楽しかったこと、大変だったことを聞きたい」というメールが届き、2人が当時を振り返った。
山田:『仮面ライダーゼロワン』は何年前?
高橋:僕は4年前くらいです。
山田:僕は『海賊戦隊ゴーカイジャー』に出たのは11年前。僕が地球を守っていたのは11年前(笑)
高橋:デビュー作だったので本当にいろんな事が初めてで、お芝居の楽しさも知って。でもやっぱり、自分が仮面ライダーになるという事実が一番うれしくて! 反響を頂く中で、どんどん自分がヒーローになっていった気がして。
山田:そうだよね、子ども達の声とか、めちゃくちゃうれしいよね。
高橋:うれしいですよね!
山田:大変だったことはあった?
高橋:初変身の時……。けっこうアクションがある変身なんですけど、そこで38テイク撮ったことがあって。炎天下の中で。
山田:えっ、なぜに!?
高橋:かっこいい角度を撮るために、5ミリでもずれたらダメで。カメラの前で、「プログライズキー」というアイテムを使って変身するんですけど。クランクインから2週間ぐらいで、そんなことがありました。
山田:カメラのピントに、ちゃんと合わせなきゃいけなかったんだ?
高橋:はい。仮面ライダーの初変身は“かっこよく!”が一番ということで。そこで洗礼を受けました。
山田:38テイクかぁ……。でも、そこで学ぶよね。こうやって撮っていくとか、1カットの大変さというかさ。
高橋:裕貴さんはどうでしたか?
山田:僕も、このゴーカイジャーがデビュー作。
高橋:デビュー作だったんですね!
山田:ゴーカイブルーっていう役で。本当にあそこで全部学べたというか。ヒーローショーも回らせてもらうから舞台経験もできるし、変身した後は声を入れるから、普段のお芝居以外に、アフレコも経験できる。
高橋:そうですね。
山田:ゴーカイジャーではレッド、ブルー、イエロー、グリーン、ピンク、シルバーの6人いるんだけど、みんなで作品を作っていくのは本当に楽しかったな。
『仮面ライダーゼロワン』の苦労話として、実は初変身がうまくいかず、何度も撮り直して“洗礼”を受けたと明かした高橋。
一方、山田は「大変だったというか、震災(東日本大震災)の年だったんですよ。だから、『子ども達がゴーカイジャーが助けに来てくれるって信じています!』みたいなお手紙を頂いた時とか、本当の意味での救いって何だろう? 僕達が出来ることって何だろう? みたいな、そういった葛藤がちょっとあった」と吐露。
考えた末、「自分達が毎週かっこよくいることが、ヒーローとしてやれることだろう」と思うようになったそうで、「あそこで凄くいろんなものを背負ったかも。デビュー作でそういう経験させてもらって、本当に良かったって思います」と、しみじみ語った。
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番組情報
映画・ドラマ・CMと大活躍中の俳優・山田裕貴が月曜日オールナイトニッポンを担当! 放送中は番組へのメールもお待ちしています! 山田裕貴と一緒に月曜の夜を楽しみましょう!