中国軍による「台湾周辺での今年最大規模の軍事演習」から読めること
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ジャーナリストの有本香が12月27日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。台湾周辺で行われている中国軍による軍事演習について解説した。
中国軍が台湾周辺で今年最大規模の軍事演習
飯田)台湾周辺では、中国軍が今年最大規模の軍事演習を行っているそうです。
有本)台湾も長らく、防空識別圏に中国の戦闘機が入ってきても、多すぎてスクランブルできない状態なのです。多すぎて対応できず、匙を投げている。逆に言うと、いつ何が起きても不思議ではないということで、一部の専門家は、近々(台湾への侵攻が)あるのではないかと言っています。
飯田)近々。
急に鎮静化した白紙革命の背後にあるもの ~外に関心を向けるために台湾海峡で動きがあるのでは
有本)1ヵ月ぐらい前に、中国当局に対する反発の動きがあったでしょう。
飯田)白紙革命と呼ばれました。
有本)ウルムチで火事が起き、それがきっかけになったのですけれども、その動きが「スッ」と止んだではないですか。スッと止んだのだけれど、いろいろなものが燻ぶっています。止んだ経緯も怪しいのですよね。
飯田)怪しい。
有本)動きに関わった人たちについての捜査が行われているのだろうと。かなり暗闘のようなものがあるのだけれど、一切合切を外への関心として向けてしまうために、近々、特に台湾海峡で何か動きがあるのではないかと、盛んに言う専門家もいらっしゃいます。危ないですよね。
中国での新型コロナウイルス感染拡大のなかでの有事の可能性も
飯田)歩調を合わせるようにして、中国では入国時の隔離が撤廃されます。相互主義で「そちらも撤廃しなさいよ」という方向になってきて、どんどん人が動くようになるかも知れない。
有本)そんななかで有事になったら、大混乱ですよね。
飯田)感染爆発のなかでの有事となると。
有本)大混乱です。それと、こちら側にも向こうの国民がいるという状況になる。
飯田)中国には総動員法がありますから。
有本)予想しにくいのですよね。
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