ジャーナリストの鈴木哲夫が2月3日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。大阪府知事選と大阪市長選について解説した。

【大阪維新の会　大阪市長候補予備選挙】記者会見する大阪維新の会の公認候補に決まった横山英幸氏（右）。左は吉村洋文代表（大阪府知事）＝2022年12月10日午後7時6分、大阪市中央区　写真提供：産経新聞社

大阪府知事選と大阪市長選

任期満了に伴って4月9日に予定されている、大阪府知事選挙と大阪市長選挙の顔ぶれが少しずつ見えてきている。

飯田）府知事選は現職の吉村洋文さんと、共産党の元参院議員・辰巳孝太郎さんが立候補を表明。そして法学者の谷口真由美さんの名前が出てきています。市長選の方では、維新の会が横山英幸さんを擁立すると決めており、 一方で、自民党大阪市議の北野妙子さんが大阪維新の会に対抗する政治団体「アップデートおおさか」から出馬要請を受けているということです。

鈴木）大阪はまさに、統一選のなかでも非常に大きな注目の選挙で、しかもダブルで連携しているわけです。

飯田）ダブルで。

鈴木）今回の2つの選挙は、政治的な構図と政策的な構図の2つがあります。これが微妙に絡み合っている。政治的な構図の方が面白さはあるのかも知れません。

飯田）構図の面白さ。

鈴木）「アップデートおおさか」とは何かと言うと、非維新なのです。要するに維新が進めているいろいろな政策、いろいろなことに対して、「それでいいのか」という方向に動いていく。財界人や大阪の自民党、また連合なども参加しています。

飯田）そうですね。

鈴木）思うのですが、維新か非維新かだけではなく、大阪が抱えている問題は、IRなど意見が二分されるようなものもあります。そういう意味では注目ですね。

飯田）なるほど。まだ統一地方選までは、時間も少しあるというところです。

鈴木）候補もまだ出るかも知れませんね。