落語家の春風亭一之輔が2月10日（金）、ニッポン放送『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』に出演。一之輔の『笑点』レギュラーメンバー入りについて、パーソナリティの高田文夫と軽快にトークを繰り広げた。

高田文夫と一之輔は日本大学芸術学部、そして落語研究会の先輩後輩という間柄で、親交も深い。一之輔は自身がパーソナリティを務める『春風亭一之輔　あなたとハッピー！』終了間際に「高田先生に顔を出すように言われてますので、すぐ向かいます」と言うと、高田はそれを受け、『ビバリー昼ズ』で開口一番「すぐ向かいます、って言うけどまだ来てない」と笑わせた。

32秒後、「そんなすぐ来られるわけないじゃないですか」と一之輔が荷物を抱えたまま登場しスタジオを沸かせると「先生、一生ついていきますので」と宣言。高田は「俺、一生信用しない。口が堅いから大したもんだ」と『笑点』加入が一切漏れなかったことを称賛した。

『笑点』加入を家族にも黙っていた一之輔。「子供がまるで盛り上がらない」と嘆く一之輔に、一緒にパフェを食べるなど一之輔の子供とも交流がある高田は「賢そうなんだよ、しっかりしてる」と長男を絶賛。一之輔はそんな長男に「一旦落ち着こう。これはお父さんの問題で我々家族には問題ないこと。浮足立つのはやめましょう。地に足をつけてこれからもいきましょう」とまるで“家長の貫禄”で言われたエピソードを披露した。

一之輔は、迷いながらも『笑点』への出演を決めたことを明かし、『笑点』の先にある落語や演芸を見据えているという。さらにラジオを続けてほしいという声も多く届いており、「ラジオやめないですよ。固定収入がふたつ減るから」と笑わせた。

高田は「客が増えてくれればいい。笑点も出るけど落語もちゃんと上手いという二刀流で」「談志から始まった毒舌の流れがあるから。楽ちゃん（6代目三遊亭圓楽）もそうだけど、それを受け継いでね。キツいこともどんどん言っていかないと」と、力強くエールを送った。

直後に寄席出演が控えている一之輔は「（今後）寄席の方にも是非来ていただきたい」とスタジオを後にした。