黒柳徹子が、2月17日に放送されたニッポン放送オールナイトニッポン55周年記念『松任谷由実のオールナイトニッポン』にゲスト出演。40年来の付き合いとなるユーミンとだからこそ語れる貴重な話を多数披露した。
毎回「いま、ユーミンが会いたい人」をゲストに招く同番組。番組冒頭、ユーミンが「今日のゲストはこの方、黒柳徹子さんです!」と紹介するも、一瞬沈黙を挟んでから「……なんか言うの?」とコメントし、さっそく黒柳らしさを見せる。
普段は『徹子の部屋』(テレビ朝日系)のMCとして、さまざまなゲストに質問する側の黒柳。しかし今回は「ユーミンの部屋」に来たゲストとして、ユーミンから色々と質問を受けることに。ユーミンと黒柳は以前から親交があり、20年ほど前はよく深夜に長電話をする仲だったという。その頃、黒柳は深夜3時に寝て朝の11時に起きるというルーティーンを送っていたが、最近は変化があったそう。
「もう少し早寝になりました。それから1度起きて、お白湯を飲んだり、勉強したり、本を読んだりしてもう1回寝て10時頃にまた起きる」という形に変えた理由は、やはり“勉強”の時間を作るため。『徹子の部屋』には様々な肩書を持つゲストが来るため、「作家の方になると、賞をお取りになった作品や最初の作品は読まないと、となってしまう。それがちょっと大変かな」と長年MCを務めているだけあって、事前準備の大切さを語った。
また、昨年2022年大晦日のNHK『紅白歌合戦』ぶりに会ったということで、ユーミンが「ステージから徹子さんにアイコンタクトを送ったのに、気付いてなかった~」というクレーム(?)も。それに対し、黒柳はパフォーマンスにペンライトを振って応援するということに「混乱していた」と言い、「マイクと間違えてペンライトにしゃべっていたら、隣に座っていた羽生(結弦)くんが助けてくれた」とネットニュースにもなるほど話題となったシーンの裏話を明かした。
そんな『紅白』の審査員を久しぶりに務めた黒柳。「気楽なものですよね。ステージのすぐ前に座って、つぶさに色んなものが見られるんだから。すごく面白い」と審査員の醍醐味を。一方で、AIと共演するという初の試みを行ったユーミンのステージについては「あなたがどこにいるかわからなかった。隣の人に“あれは何なの?”って聞いた」という、またもや黒柳らしいコメントでユーミンを笑わせていた。
話は遡り、ユーミンと黒柳が初めて会った時を振り返る場面も。1981年の『ザ・ベストテン』(TBSテレビ系)で初共演となったのだが、夫に言われて出演したユーミンに対し、黒柳は「あなた、ご主人がおっしゃると、そういう風になさる方なの?」と言ったのだとか。「怖! と思った」と振り返るユーミンに、黒柳も「あなたのご主人が音楽関係の方だとは全然知らなかったから。“出たら?”と言われて出たって言うから驚いちゃった」と回顧した。
それから10年後に再び共演した2人。リベンジを誓っていたユーミンは、そこで黒柳のモノマネを披露。黒柳がウケたことで「ちょっと氷解した」と感じたユーミンは、その後、フジテレビで2006年に放送された『松任谷由実のオールナイトニッポンTV2』に黒柳をゲストとして招待。友達口調で接したり、“結婚”に関しての少し切り込んだ質問をしたことで、仲を深めていったというエピソードを明かす。
黒柳がユーミンの家を訪れるまでに仲良くなった2人。プライベートでの付き合いについてや、テレビで見ていた黒柳の態度の変化など、ユーミンだからこそ語れる「黒柳徹子」という人物について語られた。
そんな中、ユーミンが『徹子の部屋』最終回のゲストに名乗りを上げている件について「誤解されないように」と、黒柳に「私がゲストに呼ばれないくらい、ずーっと番組を続けて欲しいという意味」「早く出たいわけではないですからね!」と弁明。黒柳自身も「もうちょっと長くやろうと思っている」とまだ最終回を迎えるつもりではないと明かし、「あなたも長生きしてね」と最終回で共演する約束を交わしていた。
番組情報
1967年10月の放送開始以来、ラジオの深夜放送として55年に渡り、才能豊かな数々のパーソナリティを見出し、常に時代の最先端を見つめ、新しい話題や文化を発信してきた、深夜の解放区「オールナイトニッポン」。番組の放送開始55周年を記念し、2月17日(金)18時から2月19日(日)25時までの55時間にわたり、 特別番組『オールナイトニッポン55時間スペシャル』を放送します!