いよいよ中国が米国の罠にはまりつつある— 中国経済をむしばむ2023年度国防費大幅増額

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ジャーナリストの須田慎一郎が3月6日(月)、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』に出演。中国で開幕した「全国人民代表会議(全人代)」で公表された「国防費」について言及した。

いよいよ中国が米国の罠にはまりつつある— 中国経済をむしばむ2023年度国防費大幅増額

2023年11月14日、中国の習近平国家主席(左)と対面したバイデン米大統領=インドネシア・バリ島(ロイター=共同)

『飯田浩司のOK! Cozy up!』月曜日~金曜日 6時~8時生放送

中国政府は、5日に開幕した「全国人民代表会議(全人代」」で、2023年度の予算案を公表。国防費として前年比7.2%増の1兆5536億元(約31兆円)を計上した。

須田は、この国防費の大幅な増額について、「いよいよ中国がアメリカの罠にはまりつつある」と指摘。その背景について、「アメリカとの対立によって、本来、経済成長や国民生活の向上などに使うべき予算を国防費に割かざるを得ない状況に追い込まれてしまった節がある」と話した。

今回の全人代で、中国政府は今年の経済成長率を5%前後と設定。それにもかかわらず、国防費を7.2%も増額することは経済的な重荷になりかねない。須田は、「そもそも中国側が発表する数字に信ぴょう性があるのか疑問だが、今回の国防費の増額は身の丈を超えた増額になっているのではないか。結果的に国防費の増大が経済や財政の重荷となり、ボディーブローのようにじわじわと中国経済をむしばんでいくことになるのではないか」と推測した。

1983年にアメリカのレーガン大統領が提唱した「スターウォーズ計画」では、ソ連が対抗した結果、経済が揺らぎ、ソ連崩壊の遠因になったとされている。須田は、「そもそもスターウォーズ計画が本当にあったのか、ソ連をおびき寄せるための手段にすぎなかったのではないか、様々な声があるが、現在の米中関係でも、アメリカが中国に”新たなスターウォーズ計画”を仕掛けているのかもしれない」とも補足した。

いよいよ中国が米国の罠にはまりつつある— 中国経済をむしばむ2023年度国防費大幅増額

■番組タイトル:ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』
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■放送日時:毎週月曜~金曜 午前6時~8時 生放送
■パーソナリティ:飯田浩司 (ニッポン放送アナウンサー)新行市佳 (ニッポン放送アナウンサー)
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飯田浩司のOK! Cozy up!

FM93/AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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