2月17日(金)深夜、お笑いコンビ・EXITのりんたろー。と兼近大樹がパーソナリティを務めるラジオ番組「EXITのオールナイトニッポン」(ニッポン放送・24時~)が放送。ゲストに登場した音楽ユニット・Creepy NutsのR-指定とDJ松永とともに、ブレイク前と後でのものづくりの変化を明かした。
『オールナイトニッポン55時間スペシャル』内で放送された同番組では、Creepy Nutsをゲストに招いてトーク。以前から繋がりのある4人で盛り上がる中、ものづくりに関する変化を語った。
りんたろー。:まっつん(DJ松永)がリリックに何か言ったりすることないの?
DJ松永:……あんまりない。でも、「このテイストが聴きたい」みたいなのは、全然ある。
兼近:あ~(R-指定が)作る前にってことですね。
DJ松永:「昔の曲でいうとこっちの方向」とか「Rのこの感じが聴きたい」とか、そういうのはあります。そんな感じやんな?
R-指定:確かに。そうだね。
りんたろー。:作り方とかどう変化していったのか、というところで言うと。
兼近:売れる前って、上にも噛みつけるし、いろんなネタが作れるんですけど。売れてから作るネタって全然違って。
R-指定:売れまくっていろんな仕事やってるEXITじゃないとできないネタで、それがちゃんと面白い上にヒップホップ的な『かまし』にもなってるから、「あれヤバいですよね」みたいな話をしましたよね。
兼近:(ほかの芸人には)絶対やれないものを考えてたんですけど、思ったより芸人好きにはハマらなくて。あれは悔しかったですね。
りんたろー。:ちょっと拗ねてたんですよ。僕らはもうあの頃のネタできないから……。
兼近:本当はやりたい何かがあったんだけど、「俺らはどうせそんなことやってもウケねーよ」みたいな。
りんたろー。:この間(お笑いコンビ)ヤーレンズさんが、「お前らが漫才好きなのは伝わってるから、もう拗ねないでくれ」と。
R-指定・DJ松永:(笑)
兼近:確かにな~って。芸人が拗ねたらかわいくないじゃないですか。
りんたろー。:それをお客さんに見透かされてたのかもしれない。
兼近:ちょうどいい塩梅を、今作り直してます。
DJ松永:1年1年で、環境とか人生のタームとか考え方も変わるから……。表現を常に流動的に変えていかないといけないから、楽しいけど大変ですよね。
兼近:色々出させてもらう前の方が、ネタは楽しいこともありましたね。
DJ松永:結構強めなことも言えるし。急に言えなくなるからね……。
全員:(笑)
EXITは漫才ネタ、Creepy Nutsは音楽、それぞれが作るものの方法や葛藤を語った。また、R-指定とDJ松永は、本職ミュージッシャンでありながら、3月4日と5日に『東京03 FROLIC A HOLIC feat. Creepy Nuts in 日本武道館 なんと括っていいか、まだ分からない』で東京03とコラボすることについて、「前代未聞すぎて説明ができない」「観た人もどう思うか未知」とコメント。それを受けて兼近が「羨ましすぎて、さっき『キングオブコント』出ること決めました」と突然言い出し、2人を驚かせる場面もあった。
番組情報
2019年と2021年の特別番組では、どちらも歯に衣着せぬトークでラジオリスナーの心をつかんだEXITが、金曜日のオールナイトニッポンXを担当! 2021年は7月にアーティストデビュー、10月には小説家デビュー(兼近大樹)と、すでにお笑いだけに留まらず、活動の幅を広げているEXITですが、次は毎週の生放送でのラジオパーソナリティとしてのデビューを果たします。