『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』原作者が令和に放つ“家族のかたち”を描いた最新作『薔薇村へようこそ』の魅力

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5月7日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、柴門ふみによる漫画『薔薇村へようこそ』のおすすめポイント3つを紹介した。

『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』原作者が令和に放つ“家族のかたち”を描いた最新作『薔薇村へようこそ』の魅力

番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『薔薇村へようこそ』をピックアップ。『東京ラブストーリー』や『あすなろ白書』など昭和・平成という時代の家族ドラマを描いてきた柴門ふみが、令和に問いかける“家族のかたち”をテーマに送る最新作。離婚、金銭問題、退職など、人生を逃げ出した人たちが集う場所・薔薇村を舞台に、人生の再起をかける人々を待つ運命を描いている。

今回は吉田が、Vシンガーの七海うららをゲストに迎え、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「超生々しい恋バナ」。

この話は全部、恋バナなんですよ。主人公は、丸木倫太郎君という別荘地を切り盛りしている青年なんですけど。その1つ1つの家庭に、別々の事情があるわけですよ。その事情によって、毎話毎話ストーリーが違ってるんだけど、全部、ある程度以上の大人の恋愛が関わってくるんです。マッチングアプリで若い女の子と付き合い始めて「俺、騙されてるかも」と思っているけど、でもそれって本当はいろんな事情があって……っていう風に展開していくとか。息子を亡くしたお母さんの「恋愛かな……?」みたいな話も出てきたりとか、昔バンドを組んでて再会してどうなるとか……めちゃめちゃ生々しい。

七海:読みたい!

吉田:おすすめポイントその2は「二転三転するストーリー」。

「これぞ柴門ふみだな!」って思いました。言ってしまうと、ちょっと不倫だよねみたいな話があって。それがバレてヒドい目に遭いましたっていう話だけだったら、漫画としては、まぁまぁまぁ……ってなっちゃうけど、「え?これ……不倫?ほんと?こんな秘密が!?……ええっ!?」っていう風に、もうページをめくる手が止まらない。

七海:わぁ~!

吉田:おすすめポイントその3は「最後は夢と人情がある」。

全部の話がちゃんと終わるんですけど、甘い救われ方ではない。どっちとも受け取れるが、確かにこれは人生の希望を感じる……!みたいなところで、今のところ全ての話が終わっていると僕は思ってます。

『薔薇村へようこそ』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は、『ビッグコミックオリジナル』にて連載中で、コミックス第2集が4月28日に発売されたばかり。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那(ZOC)、末吉9太郎(CUBERS)を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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