人間が絶滅させた動物とその所業を描いた、知識欲を満たしてくれる切ない“ゆるホラー”『絶滅動物物語』の魅力

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4月30日(日)深夜、バーチャルMC・一翔剣(吉田尚記アナウンサー)がパーソナリティを務めるラジオ番組『ミューコミVR』(ニッポン放送・毎週日曜日23時30分~)が放送。吉田が、著・うすくらふみ、監・今泉忠明による漫画『絶滅動物物語』のおすすめポイント3つを紹介した。

人間が絶滅させた動物とその所業を描いた、知識欲を満たしてくれる切ない“ゆるホラー”『絶滅動物物語』の魅力

番組では、コーナー『サポーターズVR by 小学館』を展開。こちらは、年間500冊以上マンガを読んでいるという吉田が、今誰かにオススメしたい作品を紹介するコーナーとなっており、今回は『絶滅動物物語』をピックアップ。ドードー、ステラーカイギュウ、ニホンオオカミなど、人間によって絶滅させられた8種の動物や鳥たちの絶滅に至る経緯と、人間が一体何をしたか、その所業を描く物語となっている。

今回は吉田が、バーチャルYouTuberの夏色まつりをゲストに迎え、この漫画のおすすめポイント3つを解説した。

吉田:おすすめポイントその1は「全く知らないストーリーを教えてもらえる」。

まず、地球上の生物って、5回も大絶滅してるんですよ。何十万種いたのが数万種に減ったりとか、そんなのを繰り返してきてるんだって。人類があまりにも発達しすぎたせいで、ほかの動物を滅ぼしているっていうのがあるから、この動物も、この動物も……っていう物語がいっぱいあるんですけど。知らない話って検索できないじゃん?この漫画、初めて知る話ばっかりなのよ。知識欲っていう意味でいうと、こんなに満たしてくれる作品はない。

夏色:へぇ~!

吉田:おすすめポイントその2は「切ない、でもゆるホラー」。

絶滅していく過程って、やっぱり切ないんですよ。人間が入ってくるまでは楽園で暮らしていた鳥とかが、人間が入ってきたことによって滅ぼされちゃうんだけど、その場所が植民地になることによって、鳥を滅ぼした人間の方がまた別の国に乗っ取られるみたいなのが出てくるのよ。これを見ていると、「切ない」「生きていることって儚い」と思うんだけど、同時に、「よく考えるとめっちゃ怖い」とも思うんですよね。切ない系ゆるホラーでもあるのに、ドキュメンタリー。

夏色:うんうん。

吉田:おすすめポイントその3は「絶滅しそうでしない話もある」。

どの話かは敢えて申し上げませんが。人間の中でも、絶滅させちゃいけないからって、頑張って活動している人がいるじゃない?そういう人たちのおかげで、絶滅したと思われていた種族が救われたりもしているんですよ。そういう物語もいくつか出てきます。こんなに説得力のあるドキュメンタリー漫画ってないなって思います。

『絶滅動物物語』の魅力的な要素3つを語った吉田。この作品は、コミックス第2巻が4月28日に発売されたばかりで、第1話は公式サイトから試し読みができる。作品に関する詳細は、ホームページや公式SNSでチェックすることができる。

 

番組情報

ミューコミVR

毎週日曜日 23:30 - 24:30

番組HP

ニッポン放送初のVRアナウンサー「一翔剣(いっしょう・けん)」がお届けする、カルチャー・エンタメプログラム。YouTube Live上に『VR』空間を展開し、60分のラジオ番組を同時生配信! 一翔剣は、2019年に"HoneyWorks"ヤマコ氏のデザインによるVRアナウンサーとして活動開始。今回、アイドル・アーティストとして活動する西井万理那、末吉9太郎を番組パートナーに迎え、『VR』空間でコラボレーションしていく!!

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