BTS SUGA、小室哲哉と音楽プロデューサー談義「自分の曲よりも提供する方が緊張します」

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BTSのSUGAが、6月9日(金)に放送された『BTS SUGAのオールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送・22時~24時)のパーソナリティを担当。ゲストに“話がしてみたかった”という小室哲哉を迎え、楽曲提供やプロデュースなどでこだわっているポイントなど、音楽プロデューサー同士ならではの貴重な音楽談義を繰り広げた。

BTS SUGA、小室哲哉と音楽プロデューサー談義「自分の曲よりも提供する方が緊張します」

日本語で「初めまして、お会いできて光栄です」と挨拶したSUGA。小室のことを坂本龍一から聞いていたそうで、「すごいプロデューサーだと伺っています。僕も小室さんの楽曲をたくさん聞いています」とSUGAが話すと、小室は「泣きそう」と感動をあらわに。

小室もBTSの楽曲をよく聞いていると言い、「僕にとってはSUGAくんもミラクル。BTSがワールドワイドにポピュラーになって、本当にすごい! コンセプトやSNS、ストリーミングの使い方、HIP-HOPの表現など、すべてフィットしたのだと思います」とアメリカでの活躍を成し遂げたBTSの凄さを語った。

さらに、今回のアルバムもかなり聴き込んできたと話す小室。「SUGAくんの年齢からしたら大人っぽくて、テーマもしっかりしていた。HIP-HOPは自由であって自由じゃない。“こうでないとHIP-HOPじゃない”という人がいる中で、自分の本心を伝えないと伝わらないのがHIP-HOP。それを貫いているのがすごいと思いました」と感想を伝えた。

それに対し、SUGAは「僕は、自分を正直に表現するミュージシャンがかっこいいと思って音楽を始めました。今回のアルバムでは、そんな僕自身のルーツから制作が始まっているので、ミュージシャンの方に評価してもらえて嬉しいです」と喜んでいた。

今回、音楽プロデューサーとしても活躍するSUGAが、日本を代表する音楽プロデューサーである小室に質問をぶつけるコーナーも。今回のアルバム制作を通じて、バンドの音楽に関心が高まったというSUGA。

「これからバンドと一緒にライブを作っていきたいけど、どう思いますか?」と聞くと、小室は「頭の中のイメージを形にするにはプログラムで良いけれど、その時に浮かんだ気分・感覚をみんな伝えるのがライブだと思っている。それは絶対に機械だけじゃ難しくて、生のバンドのグルーヴ感がないと伝わらない。レコーディングとライブは別として考えた方が良い」と小室ならではのアドバイスを送った。

BTS SUGA、小室哲哉と音楽プロデューサー談義「自分の曲よりも提供する方が緊張します」

また、自身の表現する音楽以外に、他アーティストへの楽曲提供も行う小室とSUGA。楽曲提供の際に気を付けていることを聞かれると、SUGAは「相手のニーズを満たしてあげるプロデューサーであることでしょうか。自分の曲を作るよりも提供する方が緊張します。ちゃんと成功するように制作することを心がけています」。

小室は「色んな役目の人がいて、その人たちをコントロールするのがプロデューサーの役目。MVでも上手く表現できるかなど、映像のことも心配しています」など、2人にしか語れない目線でのトークが繰り広げられた。

他にも、楽曲作りやレコーディングについてなど、小室とSUGAにしかできない貴重なトークが満載となった今回。エンディングでは、小室が「楽曲に民族楽器を使うといった面白い試みをしていると思いました。これからももっともっと挑戦してほしいと思います。もし今後、SUGAくんと楽曲作りができるのだったら教授(坂本)のようにピアノを弾けたら嬉しいです」とSUGAとのコラボを望むような発言を。

SUGAも「今後はバンド音楽もしたい。日本はバンド音楽が盛んなので、色んな曲を聴いたり、ライブを観たりしたいです。次のアルバム作りは日本で、先生(小室)と一緒にできたら」とコラボに意欲的なコメントをしていた。

BTS SUGA、小室哲哉と音楽プロデューサー談義「自分の曲よりも提供する方が緊張します」

■番組タイトル『BTS SUGAのオールナイトニッポンGOLD』
■放送日時:2023年6月9日(金)22時00分~24時00分 ニッポン放送をキーステーションに全国ネット
■パーソナリティ:BTS SUGA
■スペシャルゲスト:小室哲哉
■アシスタント:古家正亨
■番組ハッシュタグ:#SUGAANNG
◆radikoタイムフリー⇒https://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20230609220000

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