笑福亭鶴瓶が6月11日、ニッポン放送『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』に出演、5月に死去していたことが分かった元タレントの上岡龍太郎さんについて語った。
鶴瓶と上岡龍太郎さんといえば『鶴瓶・上岡パペポTV』(読売テレビ)での共演。この『パペポ』は、鶴瓶と上岡龍太郎さんが台本も打ち合わせもなく“2人でただ話すだけ”というトーク番組の新たなスタイルを生み出した。
『パペポ』の企画を立ち上げたのは鶴瓶だが、当初は出演者が雑談をし、それに対して点数をつける“雑談選手権”をイメージしていたという。しかし、それまで数々のラジオ番組で共演していた上岡さんが鶴瓶に対し「審査なんていらない。ただ鶴瓶ちゃんの話を聞かせて」と一言。その一言で『パペポ』の企画が“あの形”で走り出したと明かした。
鶴瓶が日常起きたことを話し、それに対して上岡さんが豊富な知識から鋭く切り込む……当時番組を視聴していたという上柳昌彦アナウンサーはその姿に憧れ、仲間内で真似をしてみたこともあるという。しかし一見簡単に見えて、鶴瓶と上岡さんのように話を展開させるのは難しかったと語る。鶴瓶自身も、「何もしないでしゃべっているように見せたかった」と当時を振り返った。
そして、鶴瓶は上岡さんから「一度も怒られたことがない」と語るように2人の相性もとてもよかったことがうかがえる。ある日上岡さんから「君なぁ、よそで俺の悪口言うてるらしいな?」と突然言われた鶴瓶は、瞬間的に「上岡さんは怒って言っているわけじゃない」と判断し、「言うてますよ」と堂々と返すことで上岡さんは笑顔で喜んだという。
「漫画トリオにもかわいがってもらった」「上岡さんと一緒に番組ができたということが嬉しいですね」と当時を思い返した鶴瓶であった。
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