ロシアが戦術核使用に踏み切れば「第三次世界大戦」になる可能性も

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ジャーナリストの須田慎一郎が6月19日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。ウクライナ情勢の今後について解説した。

ロシアが戦術核使用に踏み切れば「第三次世界大戦」になる可能性も

2023年2月21日、モスクワで連邦議会に対する年次報告演説を行うロシアのプーチン大統領(タス=共同)

ロシアのプーチン大統領、アフリカ7ヵ国の首脳と会談

ロシアのプーチン大統領は6月17日、ウクライナ情勢の和平仲介に向けてロシアを訪問したアフリカ7ヵ国の首脳らでつくる代表団と会談を行った。プーチン大統領は和平交渉の再開などを求めた代表団に対し、「交渉を拒否しているのはウクライナだ」と述べ、現時点での停戦実現に懐疑的な見方を示した。

飯田)これに先立ち、アフリカの代表団はウクライナの首都キーウを訪問して、ゼレンスキー大統領とも会談しています。双方から和平に対しては懐疑的な答えが出ています。

須田)現状として、戦闘状況は極めて流動的に動いています。膠着状態に入っているわけではありません。むしろウクライナ軍の反転攻勢において、いま3点に絞って攻撃していますが、3つの攻撃点のうち1点でも突破されてしまったら、南部含めてロシア軍の敗北は決まります。とは言っても、まだ東部戦線は膠着している状況です。

飯田)東部戦線は。

須田)クリミア半島も含め、南部を奪還できるかどうかの瀬戸際であり、現状では和平交渉できる状況にない。あるいは双方、納得していないところがあります。これが一定程度の戦線膠着になり、そしてウクライナが満足するような戦果が得られれば、和平交渉の機運も上がってくるとは思います。

ロシアが戦術核の使用に踏み切れば第三次世界大戦になる可能性も

飯田)ロシア側としては、いま攻勢を受けているところですが、例えば南部を突破された場合は交渉を考えるのか。それとも、より核をちらつかせる方向になるのですか?

須田)ある程度の決着がつくのか、それともベラルーシに配備されようとしている戦術核の使用に踏み切るのか……。戦術核の使用に踏み切るとなると、局面が「ガラッ」と変わってしまいます。

飯田)戦術核を使用することになれば。

須田)このような言葉は使いたくありませんが、第三次世界大戦的な様相になる。つまりヨーロッパ諸国など、他の国々も巻き込みかねない状況になるかも知れません。そういう次の次元に移るような判断を下すのかどうか。

飯田)第三次世界大戦。

須田)戦術核を使うことは、現状の戦闘行動の延長戦ではありません。まったく次元が変わってしまいます。そうなれば、いまアフリカの数ヵ国と会っていますが、一斉に反発も出てくると思います。

飯田)全地球規模の話になってきますよね。プーチン氏は追い詰められているのかも知れません。

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