目の不自由な方たちが安心して街を歩けるように「音の出る信号機」を設置するため、毎年12月24日の正午から25日の正午まで24時間生放送で行うチャリティプログラム、ニッポン放送『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』(以下『ミュージックソン』)が今年もスタート。パーソナリティを担当する乃木坂46 久保史緒里がスタート直後の想いを語った。
目の不自由な方へ音の出る信号機を ニッポン放送「第49回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」12月24日(日)正午~25日(月)正午 生放送
【久保史緒里 コメント】
合唱が大好きなので、「合唱がしたい」と希望を伝えて、オープニングで実現していただきました。みんなの声の力が大きくて「頑張っていかなきゃ!」と思いました。
今回はイマジンスタジオを公開していたり、「アナウンサー募金隊」の中継先にもたくさんの方が集まってくださっていたり、たくさんの方々からパワーをもらいながら楽しんでいます。
目の不自由な方の現状や環境への理解、心のバリアをなくすことが大事だと思うので、心の変化をもたらせるような番組にできればと思います。
毎年たくさんの方が「ミュージックソン」を楽しみにしてくださっていると聞いています。その歴史のバトンをしっかり繋いでいきたいです。
オープニングでは、久保史緒里が「私は合唱が大好きです。全員で声と心を合わせて、ひとつのハーモニーを作り上げる。この共同作業に、尊さを感じます。体に障害を持つ方も、そうでない方も、合唱のように、それぞれの個性を認めながら、お互いを思いやることで、みんなが住みやすい社会になってほしい。ひとりひとりの小さな思いやりが重なり合って、大きな思いやりとなって、広がっていってほしい。そんな想いを込めて、ニッポン放送イマジンスタジオから歌声を届けます」と想いを語り、筑波大学附属視覚特別支援学校の児童と一緒に「Believe」を合唱。そしてスタジオにいる全員で「第49回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン!」とタイトルコールをし、24時間生放送がスタートした。
ゲストとして、『ミュージックソン』のパーソナリティを初回から11年にわたって担当したレジェンド・ 萩本欽一が登場。最初にオファーを受けたときの想い、今でも思い出に残っていること、そして自身が感じる『ミュージックソン』の意義や心構えについて語ると、久保は真剣に聞き入っていた。
久保は『ミュージックソン』を前に、視覚障がいと社会に関する様々な研究の第一人者、慶応義塾大学の中野泰志教授から様々なレクチャーを受けており、そのなかで実際にアイマスクをして白杖を頼りに音の出る信号機がない交差点を渡る体験をしていた。「見え方によっては、信号や車のまぶしさで信号の色が変わったことが分からない方もいるんだと、その時に知りました。中途失明される方も多いとお聞きしましたが、私も急に見えない状態になって、自分ではけっこう歩いたつもりでも実際には1メートルも歩けていなかった。そして音や気配を感じとるなかで、いつ赤信号になったのか分からないことが一番怖かったです」と、白状体験を通して感じたことを明かした。
『ミュージックソン』は全国11のラジオ局が参加し、それぞれの局で24時間の特別番組を生放送しているが、そんな各局を結びエールを交換する「声の握手」のコーナーでは、久保は「全国のラジオ局と繋がって、すてきでした! 個性的な方もたくさんいらっしゃって……」と感激の様子。
このあとも東北楽天ゴールデンイーグルスの荘司康誠投手、オリックス・バファローズの宮城大弥投手、NHK大河ドラマ『どうする家康』で久保と夫婦役を演じた細田佳央太、東京2020パラリンピックで2つの日本記録を更新したパラ水泳のプロアスリート・辻内綾野、『SPY×FAMILY 家族の肖像』のオーディオブックで朗読を担当している島袋美由利と新井良平、 『ミュージックソン』のチャリティLINEスタンプにも登場している佐久間宣行らゲストが続々出演予定。
特別企画も予定しており、22時台には乃木坂46のメンバーがレギュラー出演するNHKラジオ第1『らじらー!サンデー』とコラボレーション。24時台には森山良子によるクリスマスLIVEを開催。クリスマスにふさわしい楽曲の数々を森山良子がイマジンスタジオから生演奏に合わせて届ける。久保とのコラボレーションも必聴だ。25時からは乃木坂46のメンバーが担当する『乃木坂46のオールナイトニッポン~ラジオ・チャリティ・ミュージックソンSP~』を届ける。
また、特別番組のなかでは全国の視覚特別支援学校の生徒と電話をつなぐ「全国視覚特別支援学校みんなで交流戦!」も実施。ニッポン放送アナウンサーが街に出て募金活動を行う「アナウンサー募金隊」や、取材した情報を届ける「視覚障害について知ろう!ミュージックソンレポート」も放送していく。
ニッポン放送『第49回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』は、12月25日(月)正午まで生放送。
■特別番組概要
・番組名:目の不自由な方へ音の出る信号機を ニッポン放送「第49回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」
・放送日時:2023年12月24日(日)正午~翌25日(月)正午 ※24時間生放送
・番組ハッシュタグ:#ミュージックソン
・パーソナリティ:久保史緒里(乃木坂46)
・アシスタント:上柳昌彦、垣花正、内田雄基
■キャンペーン期間および募金受付期間
2023年11月1日(水)~2024年1月31日(水)
■キャンペーンホームページ
https://www.1242.com/musicthon/
■タイムスケジュール(主な予定)
【24日(日)12時台】 ゲスト:田中樹(SixTONES)
【24日(日)13時台】 ゲスト:中野泰志(慶応義塾大学教授)
【24日(日)14時台】 ゲスト:萩本欽一
【24日(日)16時台】 ゲスト:ゆず
【24日(日)17時台】 ゲスト:荘司康誠(東北楽天ゴールデンイーグルス)
【24日(日)18時台】 ゲスト:宮城大弥(オリックス・バファローズ)
【24日(日)19時台】 ゲスト:細田佳央太
【24日(日)20時台】 ゲスト:辻内彩野(パラ水泳世界選手権メダリスト)
【24日(日)21時台】 ゲスト:島袋美由利、新井良平
【24日(日)22時台】 NHKラジオ第1『らじらー!サンデー』とのコラボレーション
【24日(日)23時台】 ゲスト:佐久間宣行
【24日(日)24時台】 ゲスト:森山良子 クリスマスLIVE
【24日(日)25時~】 『乃木坂46のオールナイトニッポン~ラジオ・チャリティ・ミュージックソンSP~』 乃木坂46メンバー
【25日(月) 7時台】 ゲスト:榊原郁恵
【25日(月) 8時台】 ゲスト:イルカ
【25日(月)10時台】 ゲスト:サンドウィッチマン
■企画趣旨~『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』とは~
「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」は、目の不自由な方が安心して街を歩けるように『音の出る信号機』を設置する基金を募るチャリティ・キャンペーンです。
昭和50年(1975年)からスタートした「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」は、毎年11月1日から翌年1月31日までの3ヶ月間に渡って展開されており、チャリティへの関心が高まるクリスマス・イブの12月24日正午から翌25日クリスマスの正午まで、ニッポン放送ゆかりの方をメインパーソナリティに迎えて24時間のチャリティ生放送を実施しています。
また、全国のラジオ局がその趣旨に賛同しており、北海道・STVラジオ、青森放送、IBC岩手放送、ラジオ福島、ラジオ大阪、和歌山放送、広島・中国放送、香川・西日本放送、福岡・九州朝日放送、ラジオ沖縄に、ニッポン放送を加えた全国11局のラジオ局が各局独自の「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」を放送しています。
これまでにお寄せ頂いた浄財は48億4,586万0,196円に上り、その全額が寄付され、3,350基の『音の出る信号機』を設置しました。
しかし、『音の出る信号機』の老朽化と、それに伴う新たな信号機設置のため、設置個所はなかなか増えていません。また『声の図書』『立体コピー機』など多くの視覚障がい者用教育機器も贈って参りましたが近年は機器のデジタル化に伴い『デジタル立体コピー』や、お送りした『声の図書』の劣化により、それをCDなどのデジタルフォーマットに変換し、有効に利用し続けて頂くための『デジタル録音図書編集用パソコン』なども必要です。
つまり、目の不自由な方の安全を守るため、目の不自由な方の快適で知的な生活を保障するためには、まだまだ「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」による募金が必要な現状が続いています。
★募金は来年・2024年の1月31日(水)まで受け付けます。
※銀行振り込みの場合は、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行にミュージックソン専用の口座がございます。
※現金書留の場合はニッポン放送までお送り下さい。宛先は〒100-8439 ニッポン放送ミュージックソン係 です。
※JCBカードで募金ができます。ラジオ・チャリティ・ミュージックソンのホームページから受付けています。
※ 「第49回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン LINE公式スタンプ」も販売中です。売上総額から、各種決済手数料を差し引いた金額が「ニッポン放送 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン実行委員会」を通じて各所の支援にあてられます。
番組情報
ラジオ・チャリティ・ミュージックソン
番組HPニッポン放送「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」は、“目の不自由な方へ音の出る信号機”を贈るためのチャリティキャンペーンで、毎年11/1~翌年1/31に展開しています。