陸上・丹羽遥奈 中距離はとにかくキツくて変人だらけ
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6月17日(月)荘口彰久がパーソナリティを務める「ケーダッシュセカンドプレゼンツ 輝く未来のアスリート アスヤン!~若いアスリートを全力応援~」(ニッポン放送・毎週月曜21:00~21:30)が放送。
ゲストは丹羽遥奈(21)
2003年、埼玉県生まれ。幼いことから走ることが好きで、昌平高校卒業後、立教大学文学部に進学。これまでに主な成績は、高校時代にインターハイ北関東大会800m優勝、大学に入ってからは関東学生新人陸上競技選手権大会800mで2位等を残している期待の陸上中距離選手だ。
また、陸上選手指導者の横田真人も出演。横田は陸上男子800m元日本記録保持者で、現役時代は日本選手権で6回優勝。ロンドン五輪、世界陸上等に出場した。現在、TWOLAPS というチームで選手の指導を行っている。
今回、陸上中距離とはどんな種目か?その特性等も伺った。
荘口:そもそも短距離と中距離ってそんなに違うものですか?
横田:全然違います。相撲とサッカーくらい違うと思います。陸上は種目ごとに人のタイプも違う。中距離は変わったやつしかいないです。獣系が短距離、中距離が一番変なやつしかいないです。
丹羽:中距離は一番キツイ種目と言われていて、800m、1500mの場合ダッシュじゃないけど常に速いスピードでずっと走っていなければいけないので。(力を)抜いて走れないんです。
荘口:確かに1500mをずっとフルで走れ、って言われたらもう無理、ってなりますもんね。なんでそんなつらいことをやれるのですか?
横田:変だからです。そもそも中距離は競技人口が少なくて、いろんな意味で存在感がない種目で、高校や大学で中距離ブロックがない部もあったりするんですよ。だから短距離、長距離と掛け持ちする選手もいます。
荘口:丹羽選手、走っている時はどんなことを考えているんですか?
丹羽:普段そんなに考えているわけではないですけど、タイムを気にしながら走っています。試合前は緊張するので、深呼吸を何度もしています。
荘口:今までで一番キツかったトレーニングといえば?
丹羽:(長野県)菅平での合宿です。高地トレーニングで、峰の原というところで、湿地でボコボコの坂道を何周も、長い距離を走ったことです。
荘口:わざと湿地帯で足が取られるところを走る、、、意地悪だ。
横田:ここは、登りと下りしかないんですよ。
丹羽:はい。平地がないんです。
横田:ぼくも以前、4~6月までほぼほぼ菅平でトレーニングしていたんですよ。選手が苦しんでいる風景が浮かんできますね。
荘口:丹羽選手。所属の立教大学陸上競技部は1920年創部、大変歴史のある部ですがどんな雰囲気ですか?
丹羽:パートごとに練習は違うんですけど、トラックで走っていたりすると、誰かが声をかけてくれたり応援してくれたりする、とても良い雰囲気の部です。みんな仲が良くて。
荘口:丹羽選手、今後出場予定の大会は?
丹羽:9月の全日本インカレです。まだ時間はありますが、けっこう焦っています。
横田:インカレは大学生にとってビッグイベントですからね。
荘口:じゃあ夏の菅平(合宿)も挟んで?
丹羽:はい、菅平を挟んで。そして全日本インカレ出場のため標準タイムを切ることが今の目標です。