受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』
全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。

全国の受験生をお笑い芸人ランパンプスが応援隊長となって応援する『おうえんしナイト』。
今回は青森県弘前市にある弘前大学の学生にランパンプスがインタビューしてまいります。

――本日は、人文社会科学部社会経営課程地域行動コース3年、西山美菜(にしやまみな)さんと、理工学研究科博士前期課程理工学専攻物質創成化学コース1年、小山内裕人(おさないゆうと)さんに来ていただきました。

左:西山さん 右:小山内さん
小林:ランパンプスと申します。よろしくお願いします。
西山・小山内:よろしくお願いします。
小林:早速ですが、弘前大学を志望した理由をおしえていただけますか?
西山:高校生の時の「総合的な学習の時間」に、「地元の岩手県花巻市で働くという選択肢を持ってもらいたい」という目的で、地元で働くニッチな職業、ゲストハウスのオーナーさんや、学芸員さんなどの話を聞いて、SNSや、セミナーを開いて紹介するという活動をしていたんです。

寺内:高校生の時にゲストハウスとか学芸員さんの情報をSNSで発信していたの!? みんながタピオカの写真載せている時に(笑)?

小林:それって30~40代のおじさんがやることだよ!
西山:(笑)。そんな中で、弘前大学の地域行動コースが実践的にフィールドワークを通して地域課題を見つけて、解決する研究ができると知って、こちらを志望しました。最初は、地元の岩手大学がいいかなとも考えていたんですけど、自分でもよく見つけたな、と思っています。
小山内:僕は、元から広く理科という科目に興味を持っていたんですが、化学を専攻にしたのは、高校生の時に「世の中のものって全部、化合物だよな」って思ったことがきっかけでした。

寺内:有機化合物が喋ってる、みたいな(笑)?
一同:(笑)。
小山内:化合物を理解したいと思った時に、その根本である化学を学ぼうと、まず化学系の大学を選ぼうと思ったんです。もともと、僕は、大学のホームページを漁るのがすごく大好きで、趣味で「○○大学・ホームページ」と調べて、「ここってこういう先生がいるんだ」って暇な時に流し見していたんです。
寺内:高校生のときに!? しかも、先生を見るんだ。
小山内:弘前大学のホームページを見たときに、今、指導教員になっていただいている先生の研究が紹介されていて、そこに「ユニークな構造を持つ高分子」って書いてあったんです。それで、この先生は自分にない感性を持っているから、それを盗みに行こうと思って、こちらを志望しました。
寺内:この高分子は僕にない価値観を持っていると(笑)。

小林:アイドルのプロフィールを見て、素敵だなと思って調べる、とかだったらわかるんだけどな(笑)。
寺内:違うよ! 教授のプロフィールを見て、研究とスリーサイズを見て、この教授はいいぞってなったんだよ。
小林:え? 化学スケベ?

一同:(笑)。
寺内:高校時代から学びを自分で深掘ることに関して、特化していたお二人なんだね。
小林:どちら出身なんですか?
小山内:青森県のむつ市なんですけど、ちょっとした芸がありまして、こうして、ここが弘前市です。ここに自分たちいます。

寺内:ちょっと待って! どこがどこですか?
小山内:ここ青森市。ここ弘前市、ここら辺に八戸があって、電車乗って、ここら辺が下北半島で、ふーって行って、この辺です。

寺内:ふーって行ってる(笑)。秋田はどこ?
小山内:この辺。
寺内:岩手はどこら辺ですか?
小山内:岩手ここ。
寺内:ここからむつ市にはどうやって行くの?

小山内:ここからむつは、こう、ふーって。
寺内:ふーって何だよ(笑)!

小林:非常にユニークな化合物ですね。
寺内:(笑)。でも、ありがとう。むつ市の場所がわかりました。
小林:ということで最後になります。
一同:(笑)。
西山:早い(笑)。

小林:いえいえ、詳しく聞いていきたいと思います。今、専攻している学部学科とその専門領域について、教えてください。
西山:実習をメインでやっていまして、今は日本海側の深浦町に行って、実際にフィールドワークをして、特に交通についてどんな課題があるか、例えば、実際にバスの便を全部見て本当に足りているのか? などを調べています。そして、最後は地域への提言を理論的にするんです。

寺内:現状を把握して、改善すべき点を提案するって街コンサルだね。
西山:広く言えば近いかもしれないですね。
小山内:僕は、先ほど話した指導教員の先生のもとで、「高分子化合物、プラスチックをどうやったら効率よく分解できるか」について研究しています。もう1つ、主でやっているものは、新しい触媒、本来、進みにくい反応を早く進むようにしてくれるような化合物を、有機化合物、炭素、酸素などをフラスコの中でつなげていく研究です。

寺内:楽しそう! 3歳児がレゴブロックで遊んでいる時の顔している(笑)。
小林:とんでもない化学スケベだ(笑)。

小山内:今の過程がうまくいけば、今まで作るのが難しかったものが、もう少し簡単に作れるんじゃないか、そうなると環境問題にも貢献できるかな、という観点で、日々、実験室に立てこもっております。
寺内:めっちゃ楽しそう! 僕も教育学部の理科教育の化学専攻だったんだよ!
小山内:今、自分が研究しているのがニッケルを中心として、車とかに積んでいる触媒じゃなく、錯体を作って溶液中でポリマーを作れる――
小林:もうやめてくれ!

寺内:なんでだよ。今、丁寧に説明してくれて、めっちゃわかりやすかったじゃん! 僕は、タングステンの酸化反応にランタノイドとかを使って、どういった違いが出るか全部調べてみたいな。
小山内:融点とか柔らかさとか調べて?
寺内:そうそう。IRとか。
小林:エクスタシーすんな! えぐいぞ。この青森のど変態!

寺内:あ! 小山内君が持っている、その参考書、僕も受験期に使っていたよ。

小林:エロ本ってこと?
寺内:違う違う(笑)。
小山内:これを枕の下に敷いて寝ています。
寺内:化学の夢見たいからね(笑)。
小林:アイドルの写真にしてくれ! 君は大丈夫なのか? 世の中はそんなにエロくないぞ?

寺内:アイドルはいつか結婚していなくなっちゃうけど、化学はいなくならないから、ずっとそばにいてくれるもんね。
小林:いや、結合しちゃうかもしれない。
小山内:結合したら新しい出会いがある(笑)。

一同:(笑)。
小林:お二人は、どんな受験方法でしたか?
西山:私は、総合型選抜で、面接と小論文がメインでした。
寺内:副学長も意欲と行動力がある人を求めているって言っていたし、西山さんはまさに行動力と意欲があるもんね。
小林:一般選抜で大学に行こうとは考えていなかったんだ?
西山:はい。高校の時、学年が上がるにつれて成績が下がっていったので(笑)。

小林:ここまで割り切っていただくと気持ちがいいね。
西山:弘前大学の総合型選抜だけしか受けていなかったので、落ちたら就職でした。
寺内:すごい! じゃあ受かって学びたいことを学べたんだね。
小林:小論文の対策はやりましたか?
西山:過去問をやって、先生に添削してもらって、すいませんって言いながらやっていました(笑)。
小林:逆に、「こうしてればよかったな」みたいなのはある?
西山:普通に勉強していればよかったな、というのはあります。大学の授業は必修で英語もあるんですけど、一番下のクラスでギリギリ単位を取ったので、ある程度の基礎学力も大事だと思います。
小林:総合型選抜といえども、大学に入った後のこともあるから、勉強もしっかりしといた方がいいよ、と。
小山内:僕も、共通テストを使わない総合型選抜でした。試験の当日は、弘大で、模擬講義を受けた後に、それに対するレポート問題が6~7題、出たんですけど、面白いなって思いましたね。
寺内:ワクワクしそう。レポートはうまくいったの?
小山内:レポートはうまくいったんですけど、面接がボロボロだったんです。人数の多いグループの最後尾になってしまって、面接を受けるまで1時間半くらい受験者控室で静かに本を読んでなきゃいけないという……もう心臓バクバクの状態だったんです。

寺内:そりゃ緊張するよね。一般選抜に向けての勉強はしていたの?
小山内:勉強はしていたので、化学と生物の成績は良かったんですよ。ただ、国語がボロボロで。
小林:なんかわかるよ。
一同:(笑)。
寺内:なんだお前。
小林:国語なんかやっても興奮しないもんな?

小山内:国語の文章を読んでいてもあんまり(笑)。
小林:ほらっ!
寺内:好き嫌いがはっきりしていていいと思うよ。国立大学は共通テストを使う場合、全科目満遍なくできた上で、個別学力試験対策もやらなきゃいけないけど、共通テストを使わない総合型選抜で受かったから、好きなものだけに没頭して学び続けることができたんだね。

小林:受験生の時に「こうしていればよかったな」みたいなことはありますか?
小山内:苦手科目をちゃんと押さえとけばよかったなって思いますね。
小林:わかってんじゃん!
小山内:(笑)。あと、「30点から35点は簡単だけど、90点から95点の5点分のアップは難しいぞ」と色んな先生から言われていたんですけど、化学ならいけんじゃねって思っちゃって(笑)。
小林:ガリレオとしゃべっているみたい(笑)。
小山内:同じ5点なら、苦手な国語の点数を化学と生物で全部挽回しようと……ただ、今、振り返ってみれば、勉強の労力に対する点数の伸びは悪いよなって(笑)。勉強をしていて楽しいと思えるやり方でしたけど、ギャンブル要素が強かったかなとは思いますね。
小林:大学に入学してみて、入る前と入った後の印象の違いはありますか?
西山:みんな喋り方が可愛いんです。津軽弁を話すのは年配の方だけだと思っていたんですけど、同級生もすごく可愛い訛り方をしていて、そこがまた、雰囲気が良いというか。

寺内:確かに和むよね。
西山:あとは、みんなちゃんと勉強している人たちだから賢かったです(笑)。
寺内:サークル活動とかはしているの?
西山:学祭の実行委員会に入っています。
寺内:今年はいつ?
西山:毎年10月なんですけど、今年は遅くて11月なんです。
寺内:僕たち11月、空いているよね?
小林:空いてる。俺、北海道出身だから寒いのとか全然大丈夫だから。

寺内:3日間、出れるよね。
西山:考えておきます(笑)。

小林:小山内君はどう?
小山内:授業を受けていて思ったのが、先生たちがわかる言葉で説明してくれて、もっとチンプンカンプンになってしまうかと思ったら、わかるぞって。
小林:進研ゼミじゃん!
小山内:(笑)。一安心しましたね。
小林:副学長が、先生と学生の距離が近いっておっしゃっていたんですけど、実際、どうなんですか?
小山内:毎回、講義で先生が話している中で、1個は絶対に質問を見つけようって思っているんです。

寺内:素敵!
小山内:なので、講義が終わった瞬間にすぐノート持って、先生に確認も含めてすぐ質問に行っています。
小林:先生は「また小山内が来た!」ってなっているかもね(笑)。
小山内:実は化学だけでなく、教養科目も、卒業に必要な修得単位数を上回ってたくさん取っているんですよ。特に、心理学に興味があって、やっぱり、化学以外のことも触れないと――
寺内:化学だけの化合物になってしまう?
小山内:ただの化合物になってしまう(笑)。
寺内:人の心を知りたい化合物(笑)。

小林:サークル等はやっていますか?
小山内:大学3年生の前期までラジオサークルに入っていて、弘前市にあるFMアップルウェーブというラジオ局から番組の枠を一枠もらい、学生だけでラジオ番組を作っていました。みんなで役割をぐるぐる回すので、ミキサーも収録も編集もやっていましたね。
寺内:どういった内容なの?
小山内:基本的には弘前のタウン情報とかですね。例えば大学のことを取材したり、予算を決めて、旅行に行って、行った先でレポートしてみたりとかですね。
寺内:楽しそう!
小山内:それと同時進行で入っていたNPO法人でも、ラジオの枠をもらって、大学2年生から4年生までの3年間、人文社会科学部の相方の子と一緒に月1で生放送を1時間やっていました。

寺内:月1で生放送やっていたの!? どういったお話をするの?
小山内:フリートークと、相方が好きな音楽系の番組、そして、自分の担当の「この世の中にあるニッチな内容を延々と紹介する」という構成でした。
寺内:どんなことを紹介したの?
小山内:ラジオ関係でいくと、ヘッドホンのプラグですかね。
寺内:プラグの方!?

小山内:色と線の本数を気にしたことありますか? って。
小林:ないです。
寺内:俺はすごく聞きたい! フリートークの部分は?
小山内:自転車盗まれました、とか(笑)。

寺内:コミュニティだねー(笑)。
小林:化学だけが好きなのかなと思ったら、好きなものがたくさんあるんだね。将来はどんな仕事に就きたいの?
小山内:大学の先生になりたいです。
寺内:ホームページに載って、「ユニークな高分子」って言って、また新たな小山内を見つけたいの?
小林:そして、水槽の中で大量の小山内を培養して。
寺内:ホルマリン漬けにして。

小山内:(笑)。実際、化学の話をしても、理科を専攻した人がいないと話が盛り上がらないので、「小山内コピー1」とかをたくさん作りたいですね(笑)。

寺内:WINDOWSのファイルみたいに言うな!
小林:最後に今、頑張っている受験生にメッセージをお願いします。
西山:高校生の時にしかできないことが、いっぱいあると思うので、今しかできないことをやってほしいです。

寺内:西山さんは経験を大切にしているからね。
西山:あと、勉強もしてください(笑)。
寺内:ちなみに高校時代に戻ったらこれやりたい、みたいなことある?
西山:私、高校時代に恋愛をしていなくて、そこだけ心残りで……恋愛漫画を読んだら「JKの恋愛は全然違う恋愛だ」って描いてあったんです(笑)。
寺内:それも踏まえて、いろんな経験をしてくださいと!
小林:さて、小山内君は、どういう恋愛をしてこられましたか?
寺内:そんな取材じゃねえから(笑)!
小山内:今は、大学に入ろうという意気込みで勉強を頑張っていると思いますが、躓くと、嫌だなって思うこともあると思うんです。でも、そこを乗り越えれば、勉強が楽しくなるし、得意科目があるだけで、「これ面白いな」という気づきが増えるので、そういう気づきを大切にしてほしいと思います。

小林:素晴らしい! 本日はありがとうございました。
西山・小山内:ありがとうございました。
寺内:とても面白かったです!

――お二人とも意欲と行動力に溢れていて、とても盛り上がったインタビューになりましたがいかがでしたか?
小林:西山さんはしっかりされていたよね。
寺内:高校生地元密着系インフルエンサーだからね。
小林:強い意志を持っていたね。
寺内:もっと西山さんの話聞きたかったよ。
小林:本当にそう。西山さんの話ずっと聞きたかった。
寺内:それなのに小山内がさあ。
小林:俺らの好奇心を引き出してきやがってさあ。
寺内:「参考書枕にして寝てるんです。ムフフ」じゃないんだよ!
小林:小山内すぎて気づいてなかったけど、あいつ院生だからね。いっぱいありすぎて、そこ突っつけなかったよ(笑)。
寺内:そこまでたどり着けなかったね(笑)。ホームページ載りたいとか、月1フリートークラジオとか、「小山内コピー1」を作りたいとか……ていうか「1」つけなくていいだろ!
小林:今回は僕らの負けです。惨敗です。
寺内:小山内に負けました。それにしても、二人とも、主体性があって素敵だったよね。 副学長が求める「意欲と行動力がある学生」が、まさに表れていたね。
小林:小山内には表れすぎていたけどね(笑)。でも、やっぱり、良い大学では素敵な学生が育つんだね。
寺内:さあ、学生の化合物のみんな! 「小山内コピー3」を目指して、入学してみてはいかがでしょうか?
小林:コピー2は(笑)?
さて、次回は『おうえんしナイト』は特別編としてランパンプスが弘前大学の農学生命科学部にて地域食材の研究について取材していまいります。ご期待ください!

<弘前大学>
住所:〒036-8560 青森県弘前市文京町一番地
HP:https://www.hirosaki-u.ac.jp/
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