受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』
全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。

全国の受験生をお笑い芸人ランパンプスが応援隊長となって応援する『おうえんしナイト』。
今回は沖縄国際大学の学生にランパンプスがインタビューしてまいります。

――本日は総合文化学部・日本文化学科、4年生、玉城りのさんと、総合文化学部・社会文化学科、3年生、秋葉まどかさんに来ていただきました。

※左:玉城さん 右:秋葉さん
小林:ランパンプスと申します。よろしくお願いします。
玉城・秋葉:よろしくお願いします。
寺内:雨の中、ありがとうございます。やっぱり車ですか?
秋葉:私はすぐ近くで一人暮らししているので徒歩で来ています。
寺内:一人暮らしされているってことは遠くにご実家があるの?
秋葉:東京出身なんですよ。
寺内:あれ? もしかして3パーの学生?

小林:副学長から学生の97%が県内の人だって聞きました。
秋葉:私、3パーです(笑)。

小林:3パーの人に話を聞きたかったから、ありがたいですね。
寺内:進学と同時に「上那覇」したってこと?
秋葉:「上宜野湾」しました(笑)
小林:「下宜野湾」じゃない?
秋葉:確かに(笑)。
寺内:やっぱり、びっくりすることあった?
秋葉:びっくりすることだらけでした。
寺内:そうだよね。後で聞かせてね。
小林:それでは、改めまして、沖縄国際大学を志望した理由を教えてください。
玉城:県内外、たくさんオープンキャンパスに行ったんですけど、沖縄国際大学には来たことがなくて、選択肢に入っていなかったんですよ。でも、いろいろ考慮して、沖縄国際大学の日本文化学科が自分にぴったりだと思ったんです。

小林:日本文化学科では何を学ぶんですか?
玉城:日本文学や、琉球芸能、沖縄文学などの専門の先生がいらっしゃるので、そういうことに特化した授業があることが特色です。私は、日本芸能を学びたくて入学したんですけど、専門の先生が急にいなくなってしまったので、今は日本語教師の資格課程を取りながら自分の専攻を学んでいます。
寺内:何年生の時にいなくなっちゃったの?
玉城:ゼミを決める2年生の後期に知って、3年生に上がると同時にいなくなってしまったんですよ。
小林:最悪じゃん!

寺内:ショックじゃなかった?
玉城:ショックでした。
寺内:入りたかったゼミがなくなったけど、切り替えて別のことを学んでるんだね。立派だよ!
小林:秋葉さんはどうしてこちらを志望したのでしょうか?
寺内:東京から来たんだもんね。気になる!
秋葉:「基地問題研究」という東京、神奈川の米軍基地に行って、その周囲の住人に話を聞いて考えて みようという講座を受けていて、その授業の集大成として沖縄の米軍基地を見に行く研究旅行が高校 2 年生のときにあったんです。そのときが、ちょうど普天間基地のヘリが墜落した事件があった時期で、「沖縄で、米軍ヘリ墜落事件や、近くに米軍基地があったりするんだ」って思って興味を引かれたんです。

寺内:授業で学んだことをきっかけに、もっと学びたいなって思ったんだ。
秋葉:東京に帰ったら、沖縄で学んだ基地問題が自分の生活に影響がなかったことにモヤモヤして、そのモヤモヤを解消するためにもっと学びたいと思ったんです。また、沖縄は基地問題以外にも独自の文化、歴史、自然環境など興味のある分野がたくさんあったので、現地で学びたいと思って目指しました。
小林:社会文化学科はどういうことを学ぶんですか?
秋葉:まず、1年生は沖縄の歴史、文化人類学、考古学、社会学、平和学の概論、沖縄を網羅する学問の基礎知識を全て必修で学びます。
寺内:沖縄に染めさせられるんだ。
秋葉:来て間もないのに(笑)。県内の子たちは、すでに平和教育などは前提知識があった上で、学んでいるけれど、私は初めてだったので大変でしたね。
小林:ていうかさ、沖縄に来る勇気がすごいよね。

秋葉:血迷っちゃった感はありました(笑)。
寺内:親御さんは「あんた遊びに行くんじゃないの?」ってならなかった?
秋葉:親は最初、心配していましたね。高2の時に初めて来て、それきりだったので、縁もゆかりもなく、知り合いがいるわけでもなかったので。

寺内:留学みたいなもんだもんね。
小林:東京のどこ出身なんですか?
秋葉:世田谷区です。
寺内:え? 僕らも世田谷区民なんです!
小林:でもさ、世田谷に比べたらあんまりじゃん。サイゼリヤ無いし。

一同:(笑)。
寺内:僕、帰ったら「秋葉」って表札探して「元気にしてたよ」って言っておくよ。
小林:やめろ!
秋葉:ぜひ(笑)。
小林:お二人の受験方法を教えていただけますか?
玉城:私は一般受験です。2月の初めに三教科の筆記試験があって、国語と英語と選択科目の地理で受けました。
小林:苦手な科目はありました?
玉城:国語、英語、地理の中では苦手な科目はなかったんですけど、沖国の英語が自分のレベルだと難しかったので、共通テストが終わった後に沖縄国際大学の英語対策をしました。

小林:自分なりの勉強方法はありました?
玉城:過去問を解いたり、塾の映像授業をずっと観ていました。
小林:コロナの時期だったの?
玉城:コロナ禍ではあったんですけど、塾では対面授業と映像授業がどっちもありました。国語は苦手じゃなかったので、趣味、休憩みたいな感じで国語の勉強をしていました。
小林:時々いるんだよね、こういうヤツ。

寺内:こういう「受験生」ね(笑)。
小林:得意科目が休憩だ、みたいなね。
寺内:デザート感覚でね。
小林:意味わかんねえよ!
一同:(笑)。

寺内:前も、デザートで地理勉強する人いたよね。
玉城:私も地理と国語はそんな感覚でした。
小林:スイート地理(チリ)ソース的な感じでやってたの?
玉城:そうですね(笑)。数学が苦手だったので、白チャートを解きながら、英語は過去問を解いて、という勉強法でした。
寺内:共通テストは、ここに入るための科目以外もやらないといけないから、苦手と向き合うのが大変だったんだね。
小林:受験生だった時に「もっとこうしてればよかったな」みたいなことはありますか?
玉城:ギリギリまで部活をしていたので、もう少し早く始めてれば、数学ももうちょっと伸びたかなとか思いました。部活との両立は大変でしたね。
小林:秋葉さんはどういう受験形式だったんですか?
秋葉:指定校推薦だったんです。
寺内:東京の高校に沖縄国際大学の枠があるんだ!?
秋葉:1枠だけあったんです。
寺内:過去にも行った人がいたってこと?
秋葉:そうなんですよ。
小林:おもろ(笑)。
寺内:先駆者に感謝だね。

秋葉:本当に感謝ですね。10年くらい前らしいんですけど、私の高校から5人も行ったらしくて。
寺内:まとめて行った時があったんだ!
小林:いや、遊びに行ってんだろ!
一同:(笑)。
秋葉:ちょっとあるかも(笑)。
寺内:5人まとめては怪しいよな。こっちは単身乗り込んでるのにね。
秋葉:そうですよ(笑)。
寺内:指定校を取るには、評定も必要でしょ? 期末テストとかも含めて、どんな勉強をしていたの?
秋葉:教科書を使わない高校だったんですよ。「先生が教えたいことを独自にプリントで教える」みたいな授業で、すごく楽しかったんですけど、点数が取れたかって言ったらそうでもないんです(笑)。けど、楽しみながら勉強していましたね。

寺内:意欲を高めてくれる授業だったんだね。
小林:もっとこうしてればよかった、ということはある?
秋葉:楽しく学べていたんですけど、追求するものを1つに絞りたかったですね。興味をいろいろ引き出してはくれていたんですけど、興味の範囲が散らばっていたから、高校生の時に「私はこれを極める」みたいなことを絞っておけばよかったなとは思います。
寺内:それでも、2年生の時に沖縄に来て、自分の中で「これだ」って絞って今に至っているんだから、素晴らしいよ。

小林:大学に入学してみて、入る前と入った後の印象の違いを教えていただけますか?
玉城:沖縄県内では、沖縄国際大学は「自由な人が多い」というイメージがあるんです(笑)。
寺内:そうなんだ(笑)。
玉城:そういうイメージが自分の中にもちょっとだけあったんですけど、実際に入ってみたら興味がある分野をとことん追求してる人、逆にいろんなことに興味があって、サークルも学業もバイトも、県外にまで飛んじゃって、みたいな人もいて、勉強ももちろんなんですけど、大学って勉強だけじゃないんだというのを入って実感しましたね。

寺内:MONGOL800上江洌さんの出身大学だもんね。みんなやりたいことやってんだよ。ちなみに今、ハマっていることはあるんですか?
玉城:琉球風車(りゅうきゅうかじまやー)という伝統エイサーのサークルに入っているんです。
寺内:エイサー!
小林:今日、何か持ってきてるって聞いてますよ!
玉城:三線を持ってきました。

寺内:踊りじゃなくて三線をやられているんですか?
玉城:伝統エイサーの中で、歌三線をする伴奏者のことを「地謡(ジカタ)」というんですけど、琉球風車では、踊りを経験した上で、初めて地謡になれるんです。初めは、女手踊りというパートをしていたんですけど、「地謡」になりたかったので、そのために女手踊りを頑張ったんですよ。
小林:カバン持ちみたいなことだ(笑)。
玉城:サークルに入ったのが、2年生の夏休みで遅かったんですけど、3年生の10月に、先輩に「そろそろやってみる?」と言われて三線を始めました。
寺内:1年2ヶ月で弾けるようになったの!? すごいね。
小林:それがマイ三線ですか?
玉城:おじいちゃんの三線なんです。

寺内:すげえ綺麗な装飾だね。それ今チューニングしてるの?
玉城:「ちんだみ」っていうんですよ。
寺内:是非、聞かせてください!
小林:沖縄感が欲しい!
玉城:それでは『安里屋ユンタ』をやります。あー、めっちゃ緊張する(笑)!

玉城:『サ~、君は野中のいばらの花か~♪』
小林:ちょっとオリオンビール持ってきて! あと、海ぶどうも(笑)!
寺内:すごー!

一同:(拍手)。
寺内:素晴らしい! これは、どういったメッセージの歌なの?
玉城:『安里屋ユンタ』は農作業の歌で、稲刈りが振りに入ってたりしますが、お祝いの歌なんです。

小林:「沖縄出身です!」っていう特技だから、めちゃめちゃ人に見せられる特技だよね。
玉城:めっちゃ練習しました。
寺内:最初に三線を触ったのはいつ?
玉城:大学2年生です。それまではおじいちゃんが三線を持っていることも知らなかったんですよ。
寺内:言ってみたら「俺、持ってるぞ」って、くれたの?
玉城:貸してくれました。
寺内:素敵な話だね!
小林:秋葉さんは大学に入ってみての印象の違いが結構あるんじゃない?
秋葉:周りはみんな「ザ・うちなーんちゅ」ばっかりだったのが一番驚きましたね。

寺内:生活面での、驚きはなに?
秋葉:一番大きいのは「車がないと人権がない」っていうことですね(笑)。
寺内:免許は持っているの?
秋葉:今、取りに行っているんですよ。
寺内:じゃあ、誰かに「乗せてよ」って?
秋葉:はい。みんな、1人1台、自分の車で学校に来ているんです。
寺内:じゃあ帰りに「あそこの店寄ろうよ」ってなったら、みんな車で縦に並んでいくんだ(笑)?

秋葉:いえいえ、乗り合わせて行きます(笑)。
小林:都内の大学に行くより沖縄の大学に来て良かったと思うところはありますか?
秋葉:大学の4階から、綺麗に海が見えるんです!
寺内:オーシャンビュー! そんな大学、都内には絶対にないよね!
小林:東京湾くせぇもんな(笑)。
秋葉:すごく青くて綺麗なんです。しかもキャンパスから夕日が大きく見えて、とても素敵なんです。ちょうどこっちに落ちるんです!

寺内:サンセット!
秋葉:それが何より良いですね。
寺内:サークルはしているの?
秋葉:学外の吹奏楽部に 1 年生のときに自分の居場所が欲しいと思って入部しました。
寺内:得意なことを刀にしたんだね。
秋葉:刀にして、吹奏楽部の戸を開けました(笑)。
小林:トランペットを夕日に向かって?
寺内:ルイ・アームストロングじゃん(笑)。でも、そこでコミュニティできたんだ。
秋葉:そこが土台になって、どんどん積み重なっていきましたね。都内から沖縄の大学に来たら、まず居場所を作った方が心の支えになると思います。
寺内:最初の一歩が不安だもんね。
小林:取り組んでる地域活動とかボランティアはありますか?
玉城:エイサーサークル「琉球風車」の活動の中に福祉活動があって、福祉事業所のお祭りに演舞をしに行ったり、青年会を持たない地域の子供会でエイサーを教えたり、地域貢献になる活動をやっています。
寺内:そういう伝統があるんだね。
玉城:創立 25 周年になるんですけど、創立時の活動方針・理念に、「地域活性化、福祉、伝統芸能の 発信・継承」とあるんです。毎年、東京や大阪にも遠征に行くのですが、大阪には、昔、沖縄から出稼ぎで移住した人たちの集住地域が形成されていて、その人たちの子孫の方々が毎年大きいお祭りを開催しているので、そこに出演させていただいたりしてます。
秋葉:私も吹奏楽部で福祉施設の子供たちと一緒に楽器や指揮の体験会をしています。

小林:優しいことするねー。
寺内:お子さんが指揮を振って大学生が吹くってこと? めっちゃ楽しいじゃん!
秋葉:めっちゃ楽しかったです。あと、毎年、与論島の音楽祭に呼んでいただいてて、船に乗って、一緒に吹いたりするんです。
寺内:沖縄を満喫しているね!
小林:最後に、今、頑張っている受験生にメッセージをお願いします。
玉城:「自分が興味のあるところに進んで」と、先生や親はよく言うけれど、興味があることを見つけることは難しいし、逆に興味あることが多くて、絞るのに時間がかかることもあるので、興味があることよりも、今、頑張れる範囲を精一杯頑張って、いけるところまで行って、そうしたらできることが増えているはずなので、できることをコツコツ頑張るのがいいと思います。

寺内:素晴らしい!
秋葉:私は、沖縄の大学に入れたのはいいけれど、そこから「実際、自分は何をしたいのか、何ができるのか」ということを、1、2年生のときに、すごく悩んだんです。なので、「大学に入ったその先で何をするか?」 を意識しながら、今しかないこの時を存分に楽しんでいただけたらと思います。

小林:大学入学はゴールじゃないからね。あのさ、最後に、一個聞きたいんだけど、沖縄に来て正解でしたか?
秋葉:正解でした!
一同:(拍手)。

寺内:素敵!
小林:本日はありがとうございました。
玉城・秋葉:こちらこそありがとうございました。

――沖縄国際大学で、それぞれに沖縄を深く学ぶ学生さんたちでしたがいかがでしたか?
小林:副学長から聞いていた3%の県外から来た方に来ていただけてよかったよね。最後に、思い切って「沖縄来てよかったですか?」って聞いたの。「まあまあですね」とか言われたら困っていたんだけど「よかったです!」って答えてくれたのでよかったよね。
寺内:即答だったもんね。
小林:玉城さんも、沖縄の民謡を大学生になってから好きになって、ハマって、頑張って練習して、素敵だと思いましたね。
寺内:2年生の半ばに入って、そこから頑張ってあそこまでね。
小林:今じゃ、おじいちゃんの三線をバッタバッタですよ!
寺内:学生の能力に無限の可能性を感じたよね。
小林:学生は無限大だよね。俺たちおじさんは?
寺内:有限。頭打ち。
小林:もう限界(笑)。
寺内:終わり。
ランパンプス:(笑)。
小林:とても光に満ち溢れておりました。
寺内:満ち溢れているお二人が言っていたのが、自分のできることをコツコツやって、やりたいことを見つけたら、それを尖らしていこうっていうことだったね。
小林:素敵な学生さんの意見でした。
寺内:沖縄に住みたくなったよ。
小林:住むって言っちゃえば?
寺内:……言えない(笑)。
小林:言っちゃえって!
寺内:えっと、次回、沖縄に関するところに行きます!
小林:当たり前だよ(笑)。
寺内:乞うご期待!
さて、次回は『おうえんしナイト』は特別編としてランパンプスが沖縄県のパワースポット、斎場御嶽(せーふぁうたき)へ行って、受験生のために祈りを捧げてきます。ご期待ください!

<沖縄国際大学>
住所:〒901-2701 沖縄県宜野湾市宜野湾二丁目6番1号
HP:https://www.okiu.ac.jp/
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