セ・リーグ、もっかの首位争いは巨人と広島。
今季はここまで、新井の通算2000本安打達成など、話題には事欠きません。
でも、浮沈のカギを握るのは、やはりエルドレッドでしょう。
打率3割6分4厘、本塁打10本は、セの2冠王。
今季は5年目です。
過去、外国人選手で在籍期間がもっとも長かったのは、1977-82年まで6シーズンのジム・ライトル。
それに続く2番目に長い選手になりました。
ところが、昨年は3月に右ひざ半月板手術を行った影響で、不振続きでしたが、9月以降だけで8ホーマー、20打点をマーク。
「広島に家を買いたい」などの猛アピールが奏功して、1億500万円で契約延長を勝ち取った剛の者です。
1日も、疲労でスタメンを回避したものの、代打逆転3ランを。やはり一発は魅力です。
だからこそ、緒方監督は、新井同様、休養を与えながら上手に起用していることも見逃してはいけません。
気さくな人柄で知られ、広島市内は、電動自転車で散歩。
大型スーパーに買い物に行けば、ファンに2ショット&サインのサービスまで行います。
プロはこうあるべき、という見本のような人でしょう。
2012年タイガースから途中加入。
広島が獲得の決め手としたのは、ビッグカントリーのニックネームでした。
筋金入りの親日家であることは間違いありません。
加えて、4月からは長女のエイブリーさんが広島市内の小学校へ入学。
「日本に住んでいるのだから、違う文化に触れるいいチャンス」と決断したそうで、日本語についても、「3カ月も立てば、彼女がぼくの日本語の先生になるだろう」と話していました。
4番のルナが故障中でも、こと打線に関しては鈴木などが頭角を現してきた。いい流れが途切れることはありません。
現在、巨人と首位決戦中!楽しみです。
(原文)青木政司
5月3日(火) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」