『あみだくじ』とは
『あみだくじ』を辞書で調べると“人数分の線を引いて、片方の端の所に『当たり』や『ハズレ』を書いて隠したくじ。
元は片方の端に、それぞれ異なる金額を書いて隠して、それぞれが引き当てた金額を出させて、集めたお金でお茶菓子などを買って、平等に分けたもの“とあります。
あみだくじの歴史
このように『あみだくじ』は元々、“1つのものを何人かで買う時に、支払う金額に差をつけて、誰がいくらか決めるための遊び“で室町時代の頃から、庶民に広まったとされています。
但し、当時の『あみだくじ』は今とは“線の書き方”が違っています。
今は“縦の線”が“平行に”何本も並んでいますが、元々は“ある一点から、四方に線が広がった状態”いわゆる“放射状”に線を書いていたそうです。
名前の由来は『阿弥陀如来』
この“放射状の線”が阿弥陀如来の後光に似ていることから『あみだくじ』とか、『あみだのひかり』と呼ばれるようになったそうです。
“後光”は“体から差す光”“仏さまや菩薩さまのお体から発する光”のことです。
ですので『あみだくじ』の『あみだ』は『阿弥陀さま』のことで、漢字で書く時も『阿弥陀さま』の字が使われます。
阿弥陀さまは『阿弥陀仏』と呼ばれる“仏さま”のことです。
あみだくじの確率は
そんな『あみだくじ』ですが、確率についてたくさんの人が研究をされています。
その結果の1つをご紹介しますと、
『最初から当たりの位置が分かっている場合』、“横線がたくさんある時は、当たりに近いほうの端を選ぶ”“横線が少ない時は、当たりの真上を選ぶ”と確率が高いそうです。
これを“信じる・信じない”はご自由ですので、ご参考までに・・
(2016/5/18放送分より)
スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい
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