じゃんけんの起源は・・・中国から? 【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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『じゃんけん』の歴史

じゃんけんの基本

同じ1つのモノを何人もの人が選んだ時、最もお手軽に出来る決め方ですよネ。
『じゃんけん』を辞書で調べると“二人以上の人が片手で石(グー)、ハサミ(チョキ)、紙(パー)の形を作って、どの形を出したかで勝負を決めること。石はハサミに、ハサミは紙に、紙は石に勝つ“とあります。

石とハサミと紙の関係は『三すくみ』

この『石』と『ハサミ』と『紙』のように、3つの要素それぞれにお互いに“強い・弱い”の関係が存在することを『三(さん)すくみ』といいます。
『じゃんけん』の場合、石はハサミには勝ちますが、紙には負けます。
ハサミは紙には勝ちますが、石には負けます。紙は石には勝ちますが、ハサミには負けます。
こういった関係が『三すくみ』です。

じゃんけんの起源

中国の拳遊びの1つ

そんな『じゃんけん』ですが、中国の“拳遊(けんあそ)び”の1つで、それが日本に入って来て、広まったとされています。
“拳”には“手や指を使う遊び方・競技の一種”という意味もあって、そんな“拳遊び”の1つに『石拳(いしけん)』があります。
『石拳』を辞書で調べると“じゃんけんに同じ”と出て来ます。
『石拳』は“じゃくけん”とも呼ばれていて、この“じゃくけん”が“じゃんけん”になった・・という説もあるそうです。

じゃんけんと似た遊び『虫拳』

『じゃんけん』と同じような『三すくみ』の“拳遊び”は他にもあって、例えば『虫拳(むしけん)』です。
これは“親指をカエル”、“人差し指をヘビ”、“小指をナメクジ”に例えて、“カエルはナメクジには勝ちますが、ヘビには負け”“ヘビはカエルには勝ちますが、ナメクジには負け”“ナメクジはヘビには勝ちますが、カエルには負け”というものです。

※この『虫拳』をもっと分かりやすくしたのが現在の『じゃんけん』だと言われています。

(2016/5/16放送分より)

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