千葉なし出陣式 県知事が大田市場でPR
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2日、東京・大田市場で千葉県産梨の季節到来を知らせる「千葉なし出陣式」が初めて行われ、主要産地の生産者代表と熊谷俊人千葉県知事が出席し、市場関係者などにPRした。

出陣式の様子
千葉の梨の歴史は古く、江戸時代に川上善六が全国を旅する中で梨を発見し、今の市川市の八幡に持ち帰り、そこが産地となって江戸で高級品としてもてはやされた。昔から優れた栽培技術が千葉では積み重ねられ、今も栽培面積・生産量・産出額で日本一を誇っている。

千葉の梨
熊谷知事は「千葉県は大田市場のすぐ隣という地の利がある。一番美味しい梨を一番新鮮な状態で全国に出すことができる。千葉では梨を戦略品目のひとつと位置付けて力を入れている。生産面も含めて梨の品質を高い状態で維持するために生産者、JA一丸となって取り組んでいる」とアピールした。

熊谷知事

千葉県果樹園芸組合連合会 谷嶋稔顧問
生産者を代表して千葉県果樹園芸組合連合会の谷嶋稔顧問は、「今年も良い梨ができた。これから幸水、豊水、新高、あきづきといろいろある。皆さんの好きな梨を選んで食べて頂きたい」と述べた。
出陣式の後には市場関係者に向けて「幸水」の試食が行われ、卸売り関係の方からは「甘い」「みずみずしい」と高い評価を得た。9日には東京駅グランスタ八重洲イベントスペースで「千葉なし販売会」が開催される。