年末年始の宴会シーズン!長野県の一部に伝わる「北信流」とは?
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日本に古くから伝わる「人の一生」にまつわる風習「冠婚葬祭」は、誰もが一度は通る、無くてはならない「人生の道標」のようなものです。「明日はもっといい日になる」(「上柳昌彦 あさぼらけ」内、毎週水曜日・午前4時40分ごろ放送)では、全国の聴取者の方からのおたよりをご紹介しながら冠婚葬祭の大切さをお伝えしています。

信州・善光寺平の風景
(長野県須坂市・プランターにパセリさん)
信州ではいろんなときに「万歳」をします。結婚式の最後に「お二人の結婚を祝して万歳」だったり、運動会の最後にも「万歳」、私のときは成人式の終わりにもやったと記憶しています。お祭りでもやりますね。私が勤めをしていた昔は、忘年会や新年会などの呑み会でも、そろそろお開きというタイミングで「謡(うたい)」というものをしました。「北信流(ほくしんりゅう)」と云われています。松代藩以来の作法でやっていました。今でもやっているのかな!?
「北信流」と呼ばれるものは、長野県の北信地方(長野市・善光寺平周辺)に伝わる宴会の儀式で、いよいよお開き(あるいは中じめ)となったときに、小唄などの「謡(うたい)」を謡う風習だそうです。私自身はニッポン放送入社何年目かの若手の頃に、福岡出身の大学時代の友人の結婚式で、司会をやったことがありますが、「祝いめでた(博多祝い唄)」という歌を、みんなで唄いましたね。博多祇園山笠が終わったときにも、みんなで唄っている歌だそうです。なかなか感動的でこういう風習もいいものだなと思いました。

「成人式」が1月に行われる理由は?
冠婚葬祭の「冠」の由来となった元服、いまの成人式ですが、自治体ごとに行われる「成人式」のルーツとなったのは、終戦の翌年、昭和21年(1946年)に、埼玉県の蕨町(わらびまち)、現在の蕨市(わらびし)の青年団が主催した「成年式(せいねんしき)」といわれています。敗戦で国全体が落ち込んでいた時代、この催しに注目が集まって昭和23年(1948年)には、国民の祝日として「成人の日」が制定されたんですね。ちなみに、蕨で最初の成年式が行われたのは11月下旬でした。「1月15日」が成人の日として制定されたのは、昔の「元服の儀」が、毎年・小正月の1月15日に行われていたからだといいます。いまでは、いわゆるハッピーマンデー制度によって、1月の第2月曜日、来年は1月12日が、「成人の日」となっていますね。
2026年の「成人の日」、番組初の公開収録が決定!
ニッポン放送「明日はもっといい日になる」公開収録
日時:令和8(2026)年1月12日(月、成人の日)
午前10時30分開場、午前11時より。(収録のほかトークショーあり。1時間程度)
場所:ニッポン放送・イマジンスタジオ(遠方でお聴きの方も交通費は自己負担となります)
定員:50名(応募者多数の場合は抽選)
応募方法:ニッポン放送「上柳昌彦 あさぼらけ」ホームページのバナーをクリック、
専用の応募フォームからお申し込みください。
受付〆切:令和7(2025)年12月24日(水)正午
「あなたのまちの冠婚葬祭・ある?ある!話」を教えて下さい!
「明日はもっといい日になる」では、聴取者の方の「あなたのまちの冠婚葬祭・ある?ある!話」をご紹介しています。冠婚葬祭のご当地ルールやハプニング、マナーなどの質問でも構いません。冠婚葬祭を体験して「よかった」と思うこと、今は笑えるエピソードを添えていただけると嬉しいです。受付メールアドレスは ue@1242.com 。(※メールの件名は「冠婚葬祭」)
来年1月12日、ぜひニッポン放送・イマジンスタジオでお会いしましょう!
【番組概要】
■番組タイトル『上柳昌彦 あさぼらけ』
■コーナータイトル:全日本冠婚葬祭互助協会 プレゼンツ 明日はもっといい日になる
■放送日時:毎週水曜 4時40分ごろ





