株式会社タニタ(以下、タニタ)は、美と健康をサポートするドクターリセラ株式会社(以下、ドクターリセラ)とフィットネス分野での業務提携を締結。2月25日(水)、東京都中央区にあるマイナビPLACE 歌舞伎座タワーにて行われた記者説明会では、タニタの代表取締役社長・谷田千里氏らが登壇し、業務提携に至った経緯や新サービスのコンセプト、今後の意気込みなどを語った。

両社の業務提携によりフィットネススタジオ『フィッツミー(新フィッツミー)』が展開される
この度の業務提携では、タニタが『タニタフィッツミー』として展開している女性向けフィットネス事業を、ドクターリセラグループのヒューマンウェルフェア株式会社(以下、ヒューマンウェルフェア)に譲渡し、ヒューマンウェルフェアが運営主体となって、新たな女性専用フィットネススタジオ『フィッツミー(新フィッツミー)』を展開することとなる。
『フィッツミー(新フィッツミー)』では、オリジナルプログラムを提供するとともに、スタジオ内には、タニタが「こころの健康づくり」をコンセプトに展開している『タニタカフェ』のメニューを提供するカフェスペースを設置。コミュニティに気軽に参加できる、「サードプレイス(第三の場所)」としての役割も担っていく。

株式会社タニタ 代表取締役社長 谷田千里氏
本説明会では、まず初めに谷田千里氏が登壇し、業務提携に関する経緯などを説明した。
タニタでは、2005年より女性向けのフィットネススタジオを展開してきたが、近年、フィットネス業界の競争が激化。そうした中で、タニタが持つ計測機器の技術や栄養・健康づくりのノウハウと、ドクターリセラが持つ美容・スキンケアのノウハウを組み合わせることで、これまでにないフィットネスサービスを作り出せると考え、今回の業務提携に至ったと谷田氏は語った。
『フィッツミー(新フィッツミー)』では、両グループの強みを活かすことで女性の健康と美容をサポートし、癒やしの時間やコミュニティの醸成にも寄与する、総合的なウェルネス体験を提供する。また、今後は、タニタ食堂のノウハウを活かしたオリジナルメニューも開発していくという。
谷田氏は、運動ニーズの多様化やフレイル予防への対応など、これからのフィットネス業界に求められる新たな変化について言及し、これらを先取りすることで、市場での競争力を高めることが狙いであると述べた。そして、「全ての女性が自分らしく健やかに生きていけるようサポートし、日本を健康にする取り組みを加速していきます」と意気込みを語った。

ドクターリセラ株式会社 代表取締役社長 奥迫哲也氏
次に、ドクターリセラの代表取締役社長・奥迫哲也氏が登壇した。
タニタとの業務提携について、奥迫氏は、両グループのノウハウを融合させることによって、「当社が掲げる『美と健康に貢献する』という経営理念を、より大きく具体的に叶えることができると確信した」と説明。また、自身もタニタの製品を使って健康管理をしていると話し、今回の業務提携をとても楽しみにしていたことを明かした。
ドクターリセラの化粧品には、独自基剤として沖縄の海洋深層水『α Gri-X(アルファグリックス)』が使用されており、プロのエステティシャンからも多くの支持を集めている。『フィッツミー(新フィッツミー)』では、そうした化粧品の提供も行うとのことで、「両グループで相乗効果が出せていけたら」と奥迫氏は語っていた。

ヒューマンウェルフェア株式会社 代表取締役社長 平田綾香氏
続いて、ヒューマンウェルフェアの代表取締役社長・平田綾香氏が登壇し、『フィッツミー(新フィッツミー)』のコンセプトなどを説明した。
『フィッツミー(新フィッツミー)』のメインターゲットは、50代から90代の女性となっている。生き生きと年を重ねていけるよう、「計測」「運動」「栄養」による体の内部へ働きかけるアプローチと、「美容」「リラクゼーション」「コミュニケーション (交流)」による体の外部から働きかけるアプローチで、心と体、外見や社会性など、内面と外面の両方を整え、女性の美と健康づくりをサポートしていく。
「介護予防は、これからも自分らしく元気に生きるためのものである」と平田氏は話し、これまでの課題をクリアしながら、より満足度の高いサービスを提供していきたい旨を伝えた。

本説明会にて展示された商品
さらに平田氏は、具体的な体験の流れについて、デモンストレーションを交えて解説。本説明会にて展示された商品の名称は、以下の通りとなる。
(写真、左から)
・タニタ プロフェッショナル仕様体組成計「MC-780A-N」
・タニタ 運動機能分析装置「zaRitz (ザリッツ)」
・ZERO-i ストレッチマシン (チェスト・エクステンション)
・油圧式トレーニングマシン (ローイング)
・ドクターリセラ スキンケア商品 「アクアヴィーナス」シリーズ
・ドクターリセラ メイクアップ商品 「ヴィ プランツ」シリーズ

デモンストレーションの様子 インストラクターが1人1人に合った適切なメニューを提案してくれる
『フィッツミー(新フィッツミー)』会員は、定期的にタニタのプロフェッショナル機器で体組成と運動機能を計測。社内資格の認定を受けたインストラクターが計測結果を基にカウンセリングを行い、1人1人に合わせた適切なストレッチと運動メニューを提案する。
このメニューに沿って『ZERO-i ストレッチマシン』で気持ちよく動ける状態へと体を整え、筋力トレーニングと有酸素運動を交互に行うサーキットトレーニングに取り組む。そして、データに基づく運動プランで「はかる」「整える」「運動する」「変わる」のサイクルを回し、運動効果を最大化する。

運動後には肌のケアもできる
運動後は洗顔を行い、汗をかいた肌をケア。血行が促進された肌をドクターリセラの無添加スキンケア化粧品でケアすることで、美容効果を高めることができる。さらに、運動の前後は、カフェスペースで『タニタカフェ』の栄養バランスの良い食事やコーヒーを取ったり、仲間とのコミュニケーションを楽しんだりしながら、自由に過ごすことも可能。総合的なウェルネス体験を通して、心と体と肌を整えることができる。
デモンストレーションを終えた後、最後に平田氏は、ブランドメッセージとして「女性の力を引き出す この国に合ったフィットネスを提供します」という強い思いを掲げ、「様々なフィットネス事業が社会に広がる今こそ、より“個”に焦点を当てながら、グループで行う楽しさを追求する思いで取り組んで参ります」と熱く語った。

株式会社タニタ食堂 代表取締役社長 上木知規氏
その後は、株式会社タニタ食堂(以下、タニタ食堂)の代表取締役社長・上木知規氏が登壇した。
『タニタカフェ』では、オフィスで手軽に食事を楽しめる月額制福利厚生サービス『タニタカフェ at OFFICE』の提供を、2025年2月より開始。また、2025年10月には、東京都豊島区に『タニタ食堂本店』をオープンしている。こうした事業で培ったヘルシーメニューや冷凍食品に関するノウハウを活かし、フレイル予防や美容対策など目的別に設計した栄養特化型メニューを開発し、『フィッツミー(新フィッツミー)』会員向けに提供していくと上木氏は語った。
また、これらのメニューは、ヒューマンウェルフェアの介護関連サービス事業とも連携して活用していく予定となっており、高齢者が必要な栄養を気軽に摂取できる環境づくりを目指していくという。

タニタの運動機能分析装置『zaRitz(ザリッツ)』
タニタでは、高齢に伴う衰えに人々が関心を寄せる前からフレイル予防に力を入れており、その1つが、『zaRitz(ザリッツ)』の開発である。『zaRitz(ザリッツ)』は、立ち上がる動作から筋力・素早さ・安定性を計測し運動機能を評価する運動機能分析装置で、加齢による衰えのほか、若年でも起こる運動不足による筋肉の低下をチェックできる。
『zaRitz(ザリッツ)』は、研究機関・医療機関・リハビリ施設等で活用されているほか、自治体の住民向け健康施策でも活用されている。また、タニタでは、2025年10月に東京都豊島区との連携協定を締結しており、これに基づき、フレイルへの取り組みをさらに加速させている。これらで培ったフレイルに関する知見を新フィッツミーにも生かしていくという。

笑顔でフォトセッションに応じる一同
最後は全員でフォトセッションに応じ、それぞれが期待を胸に笑顔を見せた。
「健康づくり」と「美」のノウハウを組み合わせた「心と体と肌を整える」ワンストップソリューションとして『フィッツミー(新フィッツミー)』を展開し、女性の健康的な美しさづくりをサポートしていくタニタグループとリセラグループ。今後は『フィッツミー(新フィッツミー)』のコンセプトに合わせて既存店のリニューアルを進めるほか、新規のフルモデル店を2027年7月にオープン。併せてフランチャイズ展開を進めていく計画となっている。両グループの今後に、期待が高まる。



