株式会社タニタ(以下、タニタ)は、10月22日(水)、東京都豊島区・としまエコミューゼタウンに新しくオープンしたタニタ食堂本店にて、翌23日のオープンに先立ち『旗艦店「タニタ食堂本店」記者説明会および試食会』を実施。タニタの代表取締役社長・谷田千里氏、株式会社タニタ食堂(以下、タニタ食堂)の代表取締役社長・上木知規氏らが登壇し、「タニタ食堂本店」のオープンにかける思いやメニューの詳細などを語った。

10月23日(木)よりとしまエコミューゼタウン2階にオープンした「タニタ食堂本店」
健康総合企業のタニタは、入居ビルの建て替えに伴って閉店した「丸の内タニタ食堂」の後継店舗となる「タニタ食堂本店」を10月23日(木)にオープン。多様な健康ニーズに対応した豊富な品数のメニューを提供しており、楽しく食事をしながら、しっかり栄養を取ることができる。

タニタ 代表取締役社長 谷田千里氏
本説明会では、まず初めにタニタの代表取締役社長・谷田千里氏が登壇し、「タニタ食堂本店」のコンセプトについて説明した。
「タニタ食堂本店」では、近年メタボや低栄養など健康課題が多様化していることに目を向け、定番メニューの日替わり定食に加えて特徴的な新メニューを投入。「異なる健康ニーズを持つ1人1人に寄り添った、食事とサービスを提供していきます」とアピールした。
また、豊島区役所が所在する複合施設・としまエコミューゼタウンに「タニタ食堂本店」をオープンしたことについては、2つの理由があるという。1つは、池袋エリアが、オフィスや住宅地、大型商業施設などが集積した街であること。様々な世代の人々が暮らし訪れる池袋という街に店舗を構えることで、「あらゆる多様な健康ニーズに応え、“食”を中心としたタニタの健康ソリューションを提供していきたい」と谷田氏は熱を込めた。
そして、もう1つの理由は「豊島区との連携」で、この日タニタは、「豊島区における健康まちづくりの推進に係る連携・協力に関する協定」を締結。この協定に基づき、「タニタ食堂本店」を健康まちづくりの拠点施設として、「多世代の健康増進と地域の活性化に取り組んでいきます」と語っていた。

豊島区長 高際みゆき氏
続いて、豊島区長の高際みゆき氏が登壇。「タニタ食堂本店」のオープンに関して、高際氏は、「豊島区役所の中にこんな素敵な場所ができることを、大変嬉しく思っております」と喜びをあらわにし、「区民の皆様への、健康づくりに関する発信の拠点にしたいと思っています」と伝えた。
また、「タニタ食堂本店」は、午後2時の営業終了後には区職員のワーキングスペースとして活用される。区役所で働く職員が打ち合わせスペースとして利用できるほか、区民や企業との協働や交流の促進を図る場とするなど、多様な区の事業で活用できることに感謝を述べた。

タニタ食堂 代表取締役社長 上木知規氏
次に、タニタ食堂の代表取締役社長・上木知規氏が登壇し、「タニタ食堂本店」の在り方や提供するメニューなどについて説明した。
まず上木氏は、タニタ食堂の歩みを改めて振り返った。タニタ食堂は、2012年に1号店の「丸の内タニタ食堂」を東京・丸の内にオープンして以来、2014年にはFC展開を開始、2018年には「タニタカフェ」をオープンするなど、常に人々の健康を願い努力を続けてきた。
「タニタ食堂本店」が目指す健康づくりの中では、高齢者へのサポートも課題となっており、近年では高齢化に伴い、加齢とともに心身の活力が低下した状態を指す「フレイル」が特に問題視されている。その原因の1つに「低栄養」があると上木氏は話し、65歳以上の低栄養(BMIが20以下)の割合が増えていると指摘した。
また、高齢者だけでなく、「女性の低栄養と痩せ」「男性に特に多い肥満やメタボ」など、若者の食生活も問題となっており、現状ではバランスの良い食事を習慣化できている若者の割合は少ないという。その理由としては、「仕事が忙しいこと」「外食が多いこと」などが挙げられるといい、「タニタ食堂本店」を通じて若年層に対しても健康的な食事をとれる機会を提供していきたいと上木氏は語った。

「タニタ食堂本店」の全メニュー共通ルール
「タニタ食堂本店」では、独自のルールに基づき、健康づくりのための様々なメニューを用意。今回上木氏が紹介したメニューは、以下の5つとなる。
日替わり定食 (税込1,230円)

カロリーを500kcal前後、塩分を3g以下に抑えるとともに、野菜を200g 前後使用した、一汁三菜の定食。野菜は噛み応えを残して固めに調理することで咀嚼回数を増やし、低カロリーでも満腹感を得やすいように工夫している。
大きなお椀で食べるタニタ食堂の具だくさんスープ御膳 (税込1,650円)

ごはん、具だくさんスープ、おかず、冷奴、温泉卵、ヨーグルト、フルーツがセットになった御膳スタイルのメニュー。品数が多く見た目にも華やかで、食べる楽しさを感じることができる。たんぱく質約30~40gとカルシウム225mgが取れるほか、野菜は食材本来の食感を生かしながら、大きさや加熱具合を工夫して無理なく食べられるようになっている。
説明会終了後におこなわれた試食会では本メニューがメディア向けに提供されたが、具だくさんスープには分厚い豚肩ロースの煮豚が2枚も入っていて、量も多く食べ応え抜群。バランスを考えたおかずやデザートも楽しめて、ヘルシーでありながら十分満足感を得られるメニューとなっていた。
おだしうどんセット (税込750円)

鰹節専門店にんべんのだしを使ったうどんと、副菜一品、温泉卵のセット。香りと味わいにこだわったつゆは、全部飲み干してもセット全体で塩分3g 以下になっている。
※おだしうどんセットは数種類あり、その中には温泉卵がつかないものもある。
一汁二菜定食 (税込1,230円)

ボリューム感のある主菜を中心とした、食べ応えある定食。たんぱく質が30g以上取れ、たんぱく質の体内への吸収を助ける緑黄色野菜を豊富に使用。野菜は、厚生労働省が推奨する1日の野菜量摂取目標量の2分の1にあたる175g以上を使用している。
カレー定食 (税込950円)

カレーライス、副菜、ヨーグルト、スープがセットになった定食。トマトや玉ねぎなど野菜のうまみを生かしたカレーソースを使うことで、塩分の使用量を一般的なカレーの6割程度に抑えている。厚生労働省が推奨する1日の野菜摂取目標量の約8割 (約280g)の野菜を取ることができる。

カウンセリングルームの様子
また、店内で食事をした人であれば無料で利用できるカウンセリングルームもあり、プロフェッショナル仕様の体組成計や運動機能分析装置を使った健康チェックができる。計測結果に基づいて、管理栄養士から健康づくりのアドバイスがもらえ、体組成を計測した場合は「筋肉量や体脂肪率に基づく体型判定別におすすめの栄養素や食材について」、運動機能をチェックした場合は「筋力アップや維持のための食事や運動、生活習慣に関して」など、健康に役立つ情報が得られる。

説明会終了後、フォトセッションに応じる3名
説明会の最後には、3名が並んでフォトセッションに応じ、「タニタ食堂本店」のオープンを前に笑顔を見せた。
美味しく楽しみながら健康になっていく食堂として、あらゆる世代の人々の健康習慣をサポートしたいと語った谷田氏。タニタの新たなチャレンジとしてオープンした「タニタ食堂本店」のヘルシーで満足感のあるメニューを、ぜひ味わってみてはいかがだろうか。
【店舗概要】
名称:タニタ食堂本店
所在地:東京都豊島区南池袋2-45-3 としまエコミューゼタウン2F
席数:全53席
営業時間:午前11時-午後2時(土曜・日曜、祝祭日は休業)
タニタ食堂本店ホームページ
https://www.tanita.co.jp/shokudo/toshimaku/
