関東の「松の内」はなぜ短い?

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日本に古くから伝わる「人の一生」にまつわる風習「冠婚葬祭」は、誰もが一度は通る、無くてはならない「人生の道標」のようなものです。「明日はもっといい日になる」(「上柳昌彦 あさぼらけ」内、毎週水曜日・午前4時40分ごろ放送)では、全国の聴取者の方からのおたよりをご紹介しながら冠婚葬祭の大切さをお伝えしています。

関東の「松の内」はなぜ短い?

どんど焼きの炎

(静岡県伊東市・酔いどれカバちゃん)
人生初の「どんど焼き」に参加しました。このために年末、生まれて初めて松飾りも購入しました。伊東市には温泉を管理する区がありまして、(おおむね)区ごとに地域の行事が行われています。私はお隣・湯川区が主催するどんど焼きに参加しました。湯川区長の挨拶、おしるこのふるまい、立派な行事でした。松飾りだけでなく地域の中学生が字を練習した半紙を丸めた「おへいだま」も火にくべて、生徒たちの(書道の)上達を願うという風習もあるようです。

どんど焼きは、地域によっていろいろな呼び方がありますが、小正月の行事として有名ですね。鏡餅は「鏡開き」に使うので(どんど焼きでは)焼きませんが、団子を作って(または餅を)焼いたり、書初めの半紙などを焼いて高く上がると、字が上達するといった言い伝えもあるものです。

関東の「松の内」が短くなった理由、3つの説

関東の「松の内」はなぜ短い?

 

1月7日は「七草」。最近はスーパーをのぞきますと七草セットが並んでいますね。七草をはじめ、お正月から小正月の頃までは、冠婚葬祭の「祭」に当たる年中行事が目白押しです。関東では、一般に「松の内」は、1月7日までとされていますが、関西の「松の内」は15日までが一般的です。なぜ、関東の「松の内」が短いのか、その理由には諸説あります。元々、「お正月」は、1月20日ごろまで続いていたとされます。しかし、江戸時代に変化が起こります。1つは「三代将軍家光説」。家光は4月20日に亡くなったことで、20日が月命日となったため、20日の鏡開きを11日、15日の松の内を7日に繰り上げたというんですね。ほかには、「火の用心説」。冬から春先の江戸は、火事が多かったことから、燃えやすい正月飾りをできるだけ早く外させるため、幕府が命令を出して繰り上げたとする説です。(今と違って旧暦ですからもう少し時期は遅かったわけです)さらに、「商売繁盛説」を唱える研究者の方もいて、正月休みを早めに終わらせて、経済を回していこうとしたという見方もあるようです。最近は高齢化の進行で、地方によっては簡略化されることも多い正月行事ですが、先祖や地域の皆さんとのつながりを確認する上でも守っていきたいものですね。

「あなたのまちの冠婚葬祭・ある?ある!話」を教えて下さい!

「明日はもっといい日になる」では、聴取者の方の「あなたのまちの冠婚葬祭・ある?ある!話」をご紹介しています。冠婚葬祭のご当地ルールやハプニング、マナーなどの質問でも構いません。冠婚葬祭を体験して「よかった」と思うこと、感動したこと、ドジ話などのエピソードもぜひ!受付メールアドレスは ue@1242.com 。(※メールの件名は「冠婚葬祭」)メールをご紹介した方には、日本に伝わる儀式や季節の伝統行事などをマンガで分かりやすく解説する本、『大研究! きずなでつなぐ日本の儀式』をプレゼントしています。1月12日に行う公開収録でもメールをご紹介しますので、引き続きお送りください。

番組情報

上柳昌彦 あさぼらけ

月曜 5:00-6:00 火-金曜 4:30-6:00

番組HP

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