香典返しが「現金」の地域もある!
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日本に古くから伝わる「人の一生」にまつわる風習「冠婚葬祭」は、誰もが一度は通る、無くてはならない「人生の道標」のようなものです。「明日はもっといい日になる」(「上柳昌彦 あさぼらけ」内、毎週水曜日・午前4時40分ごろ放送)では、全国の聴取者の方からのおたよりをご紹介しながら冠婚葬祭の大切さをお伝えしています。

(横浜市・大安さん)
主人の実家は千葉県旭市にあります。旭市では香典返しが現金なんです。例えば、通夜で不祝儀袋に2000円入れてお渡しすると、「志」と書かれた不祝儀袋に、1000円がその場でキャッシュバックされるんです。告別式では3000円のお香典でキャッシュバックが2000円となります。あと、亡くなった方がご高齢の場合、米寿(88歳)が一つの基準となるようなんですが、まるでポイントアップするようで、長寿のお祝いということでしょうか、紅白の祝儀袋を香典返しで渡されるんですよ。お返しとして用意している額が決まっているせいか、お香典は少なめな金額なんですね。
香典返しに現金を渡すことは、全国的にはあまりないそうなんですが、千葉県銚子市や旭市など、いわゆる東総地区や千葉県南部の一部地域などで、香典返しを現金で“半返し”する習慣があるんですね。それ以外の地域からやってくると、ビックリされる方も多いようです。
(千葉県船橋市・主婦の方)
2024年、2025年と続けて、夫の両親が亡くなりまして、我が家に仏壇がやってまいりました。夫の両親は鳥取県出身。現地に住む夫の母の妹(叔母)は、「年始・三が日はお仏壇の扉は開けちゃダメ!閉めたままにしておくのよ」と話しました。私はこのことを初めて知りました。三が日は仏様もいろいろ忙しいということで、休んでいらっしゃるということなんでしょうか。
冠婚葬祭の風習は地域によって様々なので、「これを絶対やってはいけない」というものは無くて、しばられ過ぎないほうがいいとも思います。なので、「こういう地域もあるんだ」という感じで聞いておくくらいがいいかもしれません。私も義理の父が亡くなった時、義理の母が「いいの、お義父さんは好きだったから。おせち食べよ!」と言って、家族みんなで義理の父のことを思い出しながら、「去年まではそこに居たんだけどね」と言って、おいしくおせち料理をいただいたことがあります。

喪中の正月、一般には?
世間はお正月でも、「喪中」の間は派手なことは控えるのが一般的とされています。それというのも、「亡くなることは穢れにつながる」と考える方が少なくないため、「正月飾り」はせずに年神様を迎えることを控えるというわけなんですね。また、四十九日の法要が終わっていない「忌中」のお宅では、神棚も封印する方もいるといいます。そして新年のあいさつでは、喪中の方に「おめでとう」と言ってはいけないとされていて、職場などでも「今年もよろしくお願いします」を使うのが無難です。もしも、年賀状をいただいてしまった場合は、松の内が明けてから寒中見舞いで返信することが多いものです。そして、喪中のお宅では「おせち料理」も鯛や海老、紅白の食材などが入った祝いの膳ということで控得るお宅が多いですね。ちなみに大掃除や除夜の鐘を撞くこと、年越しそばなどは祝い事ではないので、いつもの年と同じように過ごしても構わないということです。
「あなたのまちの冠婚葬祭・ある?ある!話」を教えて下さい!
「明日はもっといい日になる」では、聴取者の方の「あなたのまちの冠婚葬祭・ある?ある!話」をご紹介しています。冠婚葬祭のご当地ルールやハプニング、マナーなどの質問でも構いません。冠婚葬祭を体験して「よかった」と思うこと、感動したこと、ドジ話などのエピソードもぜひ!受付メールアドレスは ue@1242.com 。(※メールの件名は「冠婚葬祭」)メールをご紹介した方には、日本に伝わる儀式や季節の伝統行事などをマンガで分かりやすく解説する本、『大研究! きずなでつなぐ日本の儀式』をプレゼントしています。1月12日に行う公開収録でもメールをご紹介しますので、引き続きお送りください。
【番組概要】
■番組タイトル『上柳昌彦 あさぼらけ』
■コーナータイトル:全日本冠婚葬祭互助協会 プレゼンツ 明日はもっといい日になる
■放送日時:毎週水曜 4時40分ごろ





