株式会社タニタ(以下、タニタ)は、2月4日(火)、東京都中央区にあるマイナビPLACE 歌舞伎座タワーにて、同社が新たに提供する置き社食サービス「タニタカフェ at OFFICE」に関する事業説明会および試食会を実施。同社の代表取締役社長・谷田千里氏らが登壇し、新サービス展開の経緯やその内容について語った。
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マイナビ PLACE 歌舞伎座タワー29F PRESENTATION ROOMにておこなわれた事業説明会
この度タニタは、法人向けの置き社食サービス「タニタカフェ at OFFICE」の提供を開始。同サービスは、こころの健康づくりをコンセプトとして全国で展開している「タニタカフェ」の健康的な食事を、オフィス内に設置した冷凍庫から従業員が自由に選んで楽しめるというもので、企業の健康経営に役立てることのできるサービスだ。
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「タニタカフェ at OFFICE」の設置イメージ
説明会では、まず初めに代表取締役社長の谷田千里氏が登壇し、「タニタカフェ at OFFICE」のコンセプトについて説明した。
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タニタ 代表取締役社長 谷田千里氏
「食事の時間はビジネスパーソンにとって、心身両面でエネルギーを補給する大切な時間」と語る谷田氏は、「働き方の多様化に伴い、従業員の食事の時間が一定ではなくなっている」と近年の傾向について指摘。そうした不規則になりやすい状況の中で、健康的な食事をとるためのサービスが、「タニタカフェ at OFFICE」であるという。
同サービスは、中小企業やスタートアップ企業などでも導入しやすいのが特徴で、専用の冷凍庫を置くスペースと電子レンジがあれば、簡単に利用を始められる。このサービスを強く展開していくことで、「働く人たちの活力を高め、日本をより一層健康にしていきたい」と、谷田氏は願いを込めて語った。
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国分グループ本社株式会社 執行役員 低温フレッシュデリカ統括部長 御供講之氏
「タニタカフェ at OFFICE」の提供にあたっては、食品事業を展開する3社と協業でおこなっている。今回はその中から、国分グループ本社株式会社の執行役員で低温フレッシュデリカ統括部長・御供講之氏が登壇し、「タニタが作るレシピを忠実に再現し、冷凍弁当を製造する」という自社の役割などについて話した。
製造に関して御供氏は、「味はもちろん食感も、ご期待に沿う形で再現できたのではないか」と自信たっぷりな様子。コールセンターや小口配送といった自社の強みを活かし、「顧客からの受注や問い合わせ窓口、物流センターでの在庫管理・仕分け・配送、さらには新たな顧客の獲得にも貢献していきたい」と語った。
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株式会社タニタ食堂 取締役 営業本部長 浅尾祐輔氏
次に、株式会社タニタ食堂の取締役で営業本部長の浅尾祐輔氏が登壇し、事業について説明。タニタの食事業では、「タニタ食堂」と「タニタカフェ」の2つのブランドを展開しており、「タニタ食堂」は“からだの健康”をテーマに健康意識の高い層をターゲットとし、1食あたり500kcal前後、塩分量3g以下で、一汁三菜の日替わり定食を提供。「タニタカフェ」は、“こころの健康”をテーマに、気軽に健康的な食生活を取り入れられるような、おいしさや華やかさを重視したメニューを揃えている。
「タニタカフェ」の店舗では、“食べて「健康」に。おいしくて「にっこり」”をコンセプトに、多彩なジャンルの、楽しくておいしいヘルシーメニューを提供。直営店・フランチャイズ型や、様々な業態とのコラボレーション型の店舗を展開している。さらには、食事業の一環としてJALにおける機内食の監修も手掛けており、そのことをきっかけに、自社製造による冷凍食品事業を展開し好評を得たことから、今回、オフィス事業へと拡大させた。
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「タニタカフェ at OFFICE」の利用方法は「選ぶ」「支払う」「温める」の3ステップのみ
「タニタカフェ at OFFICE」の利用方法はとても簡単。
①好きな商品を冷蔵庫から選んで取り出す
②PayPayで料金を支払う
③電子レンジで指定の時間温める
この3ステップのみでいつでも「タニタカフェ」の食事が楽しめるため、遅めのランチや夜食、または自宅に持って帰って食べるなど、様々な利用シーンで活用することができる。
「タニタカフェ at OFFICE」には、おいしさと栄養バランスを両立したメニューが揃っており、野菜をたっぷり使用している点や、食感と噛み応えで満腹感を感じやすくなっている点などが特徴として挙げられる。しっかりとした味わい且つボリュームたっぷりで、それでいて、タニタのメソッドによりカロリーは控えめとなっている。
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おいしさと栄養バランスを両立させた「タニタカフェ at OFFICE」のメニュー
「タニタカフェ at OFFICE」の導入にあたっては、初期導入費は6万円(税別)、月額利用料金は4万5000円(税別)で、商品代金は別途必要。導入時にオフィスで用意するものは専用の冷凍庫を置くスペースと電子レンジのみ。さらにオプションとして、歩数や体組成計の計測によって「健康ポイント」を付与し、貯めたポイントを食事に交換できるといったシステムも提供している。
「タニタカフェ at OFFICE」は2月4日(火)より、関東1都7県(東京・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉、神奈川、山梨)をサービス対象エリアとして、専用サイトで申し込み受け付けを開始している。
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株式会社タニタ食堂 商品本部 管理栄養士 小武内沙織氏
その後は、株式会社タニタ食堂 商品本部の管理栄養士・小武内沙織氏が登壇し、この度提供を開始するメニューについて解説。商品ラインアップは、厳選された6種の食事メニュー(ショートパスタ2種、カレー1種、スープ3種)とスイーツメニュー2種の計8品となっている。
■「噛む」サーモンと雑穀のショートパスタ 豆乳トマトソース(289kcal/野菜量 127g)
しっかりとした噛みごたえを残したショートパスタに、プチっとした食感が楽しいキヌアや、ごぼう・インゲン・たけのこなど、 カットの大きさや形状を工夫した野菜を組み合わせ、豊かな食感に仕上げている。トマトの旨味が詰まったソースに、タニタカフェオリジナルの和だしと豆乳を加えることで、まろやかでコクのある味わいを実現。さらに、サーモンの旨味がアクセントとなり、全体の味わいをより贅沢に引き立てている。1皿で1日の野菜摂取目標量の1/3以上を含む、ヘルシーで満足感のあるパスタ。
通常価格 ¥1,080 → 従業員購入価格 ¥790
■「噛む」チキンと雑穀のショートパスタ 豆乳カルボナーラソース(372kcal/野菜量 125g)
噛みごたえをしっかり残したショートパスタに、プチプチとしたもち麦や、かぼちゃ・ヤングコーン・レンコンなど、カットの大きさや形状を工夫した野菜を組み合わせ、豊かな食感に仕上げている。タニタカフェオリジナルの和だしとまろやかな豆乳を使用した濃厚なカルボナーラソースが、蒸し鶏やパスタとしっかりと絡み、満足感のある味わいを引き立てる。さらに、粉チーズとスパイスを効かせた大豆ミートがアクセントとなり、全体の味を引き締めている。1皿で 1日の野菜摂取目標量の1/3以上を含む、食べ応えのあるパスタ。
通常価格 ¥1,080 → 従業員購入価格 ¥750
■トマト仕立てのピリ辛スパイスカレー(480kcal/野菜量126g)
ルーの代わりにトマトの豊かな風味を生かしてカロリーを抑えている。相性の良いクミンやチリパウダーなどのスパイスを効かせ、ピリッとしたカレー本来の辛さを楽しめる1皿だ。大きめにカットしたかぼちゃ・ブロッコリー・レンコンなどの野菜を使用し、1食で1日の野菜摂取目標量の1/3を摂取できる。トマトをカレーソースのベースに使用することで、トマトの酸味と他の野菜の旨味と絶妙に調和した、タニタカフェ定番人気のオリジナルカレー。
通常価格 \1,080円 → 従業員購入価格 \770円
■かぼちゃとベーコンのとろーり豆乳ポタージュ(221kcal/野菜量81g)
ほんのり甘みのあるかぼちゃと豆乳をベースに、タニタカフェオリジナルの和だしを合わせてじっくり煮込んでいる。食感のアクセントとして、ごぼうやインゲンなど、野菜のカットの大きさや形状に工夫を加え、さらにプチプチとしたもち麦を加えることで、噛みごたえのあるスープに仕上げている。かぼちゃの自然な甘さとごぼうの風味、ベーコンの旨味が絶妙に調和した、からだを温める濃厚でありながら優しい味わいの豆乳ポタージュ。
通常価格 \730円 → 従業員購入価格 \580円
■大豆ミートとレモンのジンジャースープ(111kcal/野菜量86g)
タニタカフェオリジナルの和だしをベースに、生姜とレモンの爽やかな風味が広がる、すっきりとした味わいのスープ。爽やかな風味と野菜の自然な味わいが絶妙に調和し、相性抜群の1杯に仕上がっている。大きめにカットしたレンコンやブロッコリーなどの野菜に、ブチブチとしたもち麦を加えることで、食感にアクセントを持たせ、噛みごたえをプラスしている。さらに、鶏肉や大豆ミートを使用しているため、カロリーを抑えながらもタンパク質をしっかり摂取できるとともに、からだが温まる1品となっている。
通常価格 \680円 → 従業員購入価格 \500円
■チーズ香る鶏肉とお豆のチリトマトスープ(190kcal/野菜量101g)
トマトベースのスープに、タニタカフェオリジナルの和だしを合わせ、チリパウダーでビリッとしたアクセントを効かせている。具材には蒸し鶏やもち麦に加え、枝豆・ブロッコリー・たけのこなどの野菜を取り入れ、大きさやカットを工夫することで食感も楽しめる仕上がりに。ピリッとした辛さに、野菜の旨味とチーズのまろやかさが絶妙に調和した、具だくさんのスープ。
通常価格 ¥730 → 従業員購入価格 ¥580
■ベイクドチーズケーキ(199kcal)/ガトーショコラ(184kcal)
生地に大豆粉やふすま粉を使用し、不要なカロリーを抑え、1個200kcal未満に。低カロリーながら、ケーキ本来の味はしっかりと残している。ベイクドチーズケーキは、クッキー生地には小麦粉よりもミネラルが豊富な大豆粉を使用する事で、糖質は控えめながら、本来の美味しさも保っている。ガトーショコラは、カカオの栄養価が凝縮された「カカオマス」を使用した、奥深い風味と香りが高い1品となっている。
通常価格 ¥580 → 従業員購入価格 ¥380
上記の通り、従業員は、福利厚生として通常よりも安い価格で購入することが可能。今後は期間限定メニューなども追加していく予定とのことだ。
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説明会終了後、フォトセッションに応じる3名
今後の事業展開として、「タニタカフェ at OFFICE」の導入目標を「初年度は100法人、2030年度には1,000法人」と発表したタニタ。働く人たちの健康を考え、真摯にサポートしていくタニタの今後に期待が高まる。
■「タニタカフェ at OFFICE」公式サイト
https://www.tanita.co.jp/tanitacafe/atoffice/