キャスターの辛坊治郎が11月16日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。居場所のない若者が集う東京・歌舞伎町の一角「トー横」で知り合った少女にみだらな行為をしたとして逮捕、起訴された「ハウル」と名乗る男が、22日の初公判を前に東京拘置所で死亡したことについて、「死因が分からないでは済まされない」と指摘した。
少女にみだらな行為をしたとして、東京都青少年健全育成条例違反で起訴された33歳の男が勾留先の東京拘置所で15日、死亡したことが分かった。男は「ハウル」と名乗り、居場所のない若者らが集う東京都新宿区歌舞伎町の一角「トー横」で炊き出しや清掃を行う団体の代表で、東京地裁で11月22日、初公判が予定されていた。
辛坊)この男は「ハウル・カラシニコフ」と名乗っていました。「トー横」というのは「新宿東宝ビルの横」のことです。新宿東宝ビルは、かつての「新宿コマ劇場」の跡地に建っています。その「トー横」は、地方から出てきて行き場をなくした若い人がたむろする場所になっています。男はそうした若い人たちの世話をしていたはずなのですが、16歳の少女にみだらな行為をしたとして逮捕、起訴されました。その33歳の男が東京拘置所で突然、死亡したんです。実に謎です。
過去を振り返ると、勾留中に容疑者や被告が自殺した場合に「自殺」と発表すると、「拘置所は何をやっていたんだ」と批判されるので、死因を発表しないというケースがあります。それでも結果的に、後になって自殺だと判明し、拘置所が批判されたこともあります。
今回は、この33歳の男がなぜ死亡したかは全く分かっていません。しかし、拘置所で亡くなっていながら、「死因が分かりません」という主張を最後まで押し通すわけにはいかないでしょうね。この男に対しては、若い人が皆とはいいませんが、シンパシーを感じていた人もいたと思いますし、ファンも一定数いたでしょう。このまま「死因が分かりません」では済まないでしょうね。
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番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)