まわしの中に入っている意外なモノとは!?大相撲を楽しむ為の雑学 【ひでたけのやじうま好奇心】

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高嶋 来週月曜日(6月13日)からの
「やじうま好奇心」のコーナーでは「日本人力士の逆襲が始まった! 大相撲 七月場所にかける男たち!」
と題しまして、期待の日本人力士を連日、ゲストにお迎えします。
そこで、今週は、もっと大相撲を身近に感じていただく為、大相撲にまつわる雑学をご紹介したいと思います。

高嶋 私は1995年に大相撲パリ場所を観にいったんですが、同じ飛行機に力士を全員乗せないんです。
もし事故が起きたら、大相撲が全滅してしまうじゃないですか。
だから、横綱も分ける。大関も分ける。
力士半々に乗せて、体重別に「あんたは左、あんたは右」というように左右均等になるように分けていました。

忘れもしない光景は、最後尾の席に誰かが挟まっているんですよ。
よく見たら、当時の巨漢大関の小錦でした。

高嶋 まわしを洗わないというのは知ってるでしょ?

増山 そうなんですか?全く?

高嶋 あのニオイを一度嗅いだら、やみつきになる(笑)。いや、天日で干すんですよ。
まわしは幅が47センチ、長さは、一般的なサイズの力士で6メートルから7メートルくらいのものを四つ折りにして、4、5周ほど、ぎゅっと体に巻き付けます。
現役時代ウエストが180cmあった小錦さんは噂によると、12、3メートルもあったそうです。

高嶋 それで、私は知らなかったんですけど、相撲漫画家の琴剣淳弥(ことつるぎ・じゅんや)さんによりますと、まわしの中には、お守りを入れている力士が結構いるそうです。

増山 願掛けでお守りを。

高嶋 大切な人の写真をまわしの中にいるとか。アイドルの写真とかも。増山さんの写真もまわしの中に入れてもらったら?

増山 そこにですか・・・。

高嶋 あと化粧回し。幕内力士が土俵入りで披露する化粧回し。
価格は安いもので100万程度。高いものだと数千万円するものもある。
1995年、大相撲パリ・ウィーン巡業では、フランスのパリ・ドゴール空港の倉庫が全焼。
たまたま中に置かれていた巡業力士の化粧まわしが全て焼けてしまう事件があったそうです。
燃えた化粧回しの中で一番高かったと言われるのが、当時大関であった若乃花関の化粧まわしで、お値段2千万円相当。

高嶋 あと、「まげ、ちょんまげ」。力士がマゲを結う際には、「すき油」という甘い香りが漂う鬢(びん)付け油が使われる。
洗髪はだいたい週に1、2回程度。結構、かゆいそうで、かゆい時は鉛筆でかいたりするそうです。
なぜあまり洗わないのか?大変なんです。
普通のシャンプーで洗うと、300ミリのものが一度でなくなってしまうほど、何度も洗わないと油は落ちない。
冬場は油が固まってしまうので、洗面器にくんだ熱いお湯に頭を10分ほどつけてから、シャンプーするそうです。

高嶋 あと、初めてちょんまげを結えた日には、兄弟子からデコピン(中指でおでこを弾かれる)を受ける儀式「こんぱち」という手荒い儀式が行われます。
おでこを指ではじかれた若手力士は「ごっちゃんです」と言って、先輩から祝儀をもらうそうです。
まだまだ大相撲の雑学はありますので、またの機会に。

さて、来週6月13日は琴勇輝や勢など5人の日本人力士が登場します。こちらもお楽しみ下さい。

6月10日(金) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

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