「お寺」と「神社」のおみくじ、何が違うの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。1月4日放送分のテーマは「お寺と神社のおみくじの違い」です。
同じおみくじでも、お寺と神社では書かれているものに違いがあるのをご存知でしょうか。お寺のおみくじは「中国から仏教と一緒に伝わった」とされているため、漢詩がもとになっています。そのため、おみくじには一般的に漢文が書かれています。
それに対して神社のおみくじは、「日本で独自につくられたもの」とされています。また、「神様は和歌を詠む」と考えられていたので、おみくじには和歌が書かれていることが多いそうです。
江戸時代までは、お寺も神社も同じおみくじを使っていたそうです。ところが明治になって、政府から「神様と仏様を別々に信仰するように」という通達が出されたため、神社はお寺とは違うおみくじを扱うようになったとか。
明治の中頃からは、神社のおみくじに和歌が載せられるようになったと言われています。
東京の明治神宮のおみくじは、「大御心(おおみごころ)」という独自のおみくじです。明治神宮に祀られている、明治天皇がつくられた詩や和歌、昭憲皇太后(しょうけん・こうたいごう)さまが詠まれた和歌、そして解説文が記されています。そのため、「吉」や「凶」などは書いていないそうです。
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