お雑煮はどうして「正月」に食べるようになったの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。12月27日放送分のテーマは「お雑煮」です。
お雑煮とは魚や貝、鶏肉、野菜など、いくつもの材料を煮た汁にお餅を加えたものです。
雑煮の「雑」という言葉には、「入り混じる」という意味があります。つまりお雑煮とは、いろいろな材料が入り混じって煮られたもの、いわゆる「ごった煮」ということになります。
もともとは「煮雑(にまぜ)」と呼ばれていましたが、文字がひっくり返って「雑煮」になったと言われています。
古くからお餅は「稲穂の魂」が込められた、大切な食べ物と言われています。それを神様にお供えし、ありがたく一緒にいただくことで神様から力を授かり、元気が出ると考えられていたそうです。
そのため、正月限定の料理ではなかったらしいのですが、室町時代の武家社会で、お祝いの料理としてお雑煮が出されるようになったことから、正月料理になったそうです。
お雑煮は神様にささげる食べ物なので、その土地で採れた食材が使われています。そのため、日本各地にはさまざまなお雑煮があり、その数は100を超えるとも言われています。
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