“世界初のアニメーション”をご存知ですか?【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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世界初のアニメは?

いろいろな説がある

1892年上映の『哀れなピエロ』説

1892年10月28日、フランスの発明家 エミール・レイノーがパリの博物館で『哀れなピエロ』というアニメーション作品を上映しました。
それを記念して、10月28日が『アニメーションの日』となりました。
フランスのリュミエール兄弟がスクリーンに映し出した映像を公開して、現在の映画のスタイルを築き上げたのが1895年ですから、それよりも3年早いということになります。

1906年の『愉快な百面相』説

ところが、この『哀れなピエロ』が“世界初のアニメーション”だと言えるかどうかは、いろいろと見解が分かれているそうです。
例えば、1906年にアメリカのスチュアート・ブラックトンが制作した『愉快な百面相』を“世界初”とする意見があります。
この作品は“黒板にチョークで描いた絵が動く”という内容ですが、“これは現在のアニメーション作品の概念からは外れているので、世界初とは言えない!”という意見もあります。

1908年の『ファンタスマゴリー』説

そこで純粋な絵画によって作られた1908年のフランスのエミール・コールの『ファンタスマゴリー』を“世界初”とする意見もあるそうです。

このように、いくつもの説がありますが、いずれにしてもこの時代にアニメーションの歴史の一歩が踏み出されたことになります。

(2017/5/30放送分より)

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

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