小松菜とほうれん草の違い
小松菜とは
小松菜は『菜の花』や『菜花』の仲間
小松菜のお花って、ご覧になったこと、ありますか?
通常はお花を咲かせる前に収穫されるので、なかなか見る機会がありませんが、キレイな黄色をしています。
写真を見て頂くと、これって『菜の花』じゃないの?と思われるかも知れませんが、実は『菜の花』は“アブラナ科アブラナ属の黄色いお花”の総称だそうです。
同じアブラナ科の中でも、ダイコンのように白みがかった紫色のお花のように、お花の色が黄色くないものも『菜の花』に含まれる・・という説もあるそうです。
そんなアブラナ科の中で、食用となるものを『菜花(なばな)』と言います。
そのため小松菜は『菜の花』や『菜花』の仲間でもあります。
ほうれん草との違いは
小松菜とよく似たお野菜に、ホウレンソウがありますネ。
小松菜とは品種が異なる
見た目が似ているため、間違われることも少なくないそうですが、ホウレンソウは『ヒユ科』という品種の仲間です。
この『ヒユ科』には、ロシア料理の『ボルシチ』に使われる『ビーツ(ビート)』などがあります。
根元の見た目が違う
小松菜とホウレンソウの見た目の一番の違いは、“根元の部分”です。
小松菜の根元の部分は緑色をしていますが、ホウレンソウは赤色、またはピンク色をしています。
小松菜が日本に伝わって来たのは鎌倉時代ですが、ホウレンソウはそれよりも遅くて、16世紀の戦国時代の頃です。
(2017/5/25放送分より)
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