今年2017年は、日本のアニメが初めて公開されてから100周年という節目の年です。
今週は『アニメの歴史』についてです。
『アニメ』を辞書で調べると“『アニメーション』の略”とあります。
『アニメーション』とは“絵や人形などを少しずつ位置や形をズラして、ひとコマずつ撮影したものを映写することで、実際に動いているように見える、映画や動画”のことです。
そんな『アニメーション』のことを略して『アニメ』と呼ぶようになったのは1970年代の中頃で、80年代になると一般的になりました。
このことから『アニメ』という言葉は『和製英語』です。
ところが日本のアニメが、海外でも高い評価を得ていることから日本のアニメーション作品のことを『anime(アニメ)』と呼んでいるそうです。
このように海外では『アニメ』とは“アニメーション全体”のことを指すのではなく、“日本のアニメーション作品”のことを指す言葉になっています。
“日本が世界に誇れる文化”でもある『アニメーション』、『アニメ』ですが、大きく分けると2つのジャンルがあるそうです。
1つは『フル・アニメーション』。
細かな背景まで省略せず、とても自然で実写的なアニメのことです。
もう1つは『リミテッド・アニメーション』。
背景は動かさずにキャラクターの一部を動かすだけで表現したアニメのことで、例えば会話のシーンではキャラクターのクチの部分だけが動いたりしています。
『リミテッド・アニメーション』の場合、『フル・アニメーション』に比べて絵の枚数が少なく済むので、費用や時間が節約出来ます。
(2017/5/29放送分より)
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