『一段落』と『大舞台』、覚えておきたい伝統的な読み方
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読み間違えやすい言葉2つ
『一段落』
正しくは『いちだんらく』
『一段落』の読み方を“ひとだんらく”と思われている方、いらっしゃるかも知れませんが、正しくは“いちだんらく”です。
『一段落』とは“文章の中のひとつのまとまり”や“物事の間につけられた区切り”、“物事にきりがつくこと”をいいます。
『一段落』と混同!?
辞書によっては『“ひとだんらく”とは、“いちだんらく”の誤った読み方』、『“ひとだんらく”と読むのは誤りだが、話し言葉では使われることも多い』とあります。
この間違った読み方が広まってしまった原因ですが、同じ漢数字の『一』を使った言葉に『一休み』『一仕事』『一安心』『一苦労』『一工夫』といったように、『一』を『ひと』と読む言葉がいくつもあるからだそうです。
その中でも特に『一段落』の場合、似たような意味を持つ言葉に『一(ひと)区切り』というのがあります。
この場合、“いちくぎり”ではなく“ひとくぎり”と読むため、ごちゃ混ぜになったと考えられています。
『大舞台』
正しくは『おおぶたい』
続いて『大舞台』の読み方ですが、正しくは“おおぶたい”です。
意味は『大きくて立派な舞台』や『俳優さんの堂々とした演技』です。
これを“だいぶたい”と読む方、いらっしゃるかも知れませんが間違いです。
但し辞書によっては『自分の能力を存分に発揮出来る大切な晴れの場所。活躍の場。檜舞台』を意味する場合、『“だいぶたい”と読むこともある』と表記されています。
それでも“おおぶたい”は伝統的な読み方であることから、どんな意味でも“おおぶたい”と読むのが正しいそうです。
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