三井不動産株式会社(以下、三井不動産)は、5月21日(木)、東京都中央区にある日本橋江戸桜通り地下歩道イベントスペースにて、北海道の保有林と都市をつなぐサステナビリティプロジェクト『EMA WISH PROJECT~森とまちを願いでつなぐ~』のメディア向け発表会を開催。同社の代表やゲスト2名が登壇し、本取り組みのポイントなどについて語った。

『EMA WISH PROJECT~森とまちを願いでつなぐ~』会場の様子
『EMA WISH PROJECT~森とまちを願いでつなぐ~』は、同社グループが推進する『“終わらない森”創り』の取り組みの一環として展開するプロジェクトである。

会場には、約700名の願いが綴られた絵馬が並べられていた
同社グループ保有林の木材から製作した絵馬に、保有林が所在する北海道・旭川市の旭川市立永山南小学校の児童が描いたイラストをあしらい、小学生や地域住民、同社社員に加え、「三井のすずちゃん」こと俳優の広瀬すずをはじめとする著名人・アスリートなど約700人が未来への願いを記入。これらの絵馬を、日本橋エリアにおいて全長約84メートルに渡り掲出し、「最も長い特製絵馬の列/Longest line of custom-made ema」の世界記録に挑戦した。

三井不動産 取締役 海藤明子氏
本発表会では、はじめに三井不動産・取締役の海藤明子氏が登壇し、同社の環境に関する取り組みなどについて語った。
三井不動産グループでは、2025年4月、街づくりにおける環境との共生宣言 『&EARTH for Nature』を策定。「環境」を自然・人・地域が一体となったものと捉え、それぞれの魅力が循環し時を経るごとに輝きを増す「経年“優”化」の街づくりを推進している。その考え方を象徴する取り組みの1つが『“終わらない森”創り』であるといい、「植える・育てる・使う」の循環を大切にし、森を健全に保つことで、CO2の吸収や生態系の保全に繋がっていくのだと海藤氏は述べた。

「日本橋本町三井ビルディング & forest」外観イメージ
そして、自然資源を循環させ未来につないでいく街づくりの1つとして東京・日本橋で新たに建設中なのが、2027年3月竣工予定となっている国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビル『日本橋本町三井ビルディング & forest』である。
三井不動産グループ保有林を含む 1,100㎡超の国産木材を構造材に使用し、一般的な鉄骨造オフィスビルと比較して、躯体部分において、建築時CO2排出量約30%の削減効果を想定。また、内装・仕上げ材にも積極的に国産木材を使用し、木ならではのやすらぎとぬくもりを感じられる、“行きたくなるオフィス”の実現を目指している。
また、循環資源である木材の活用を通じたさらなる価値創造に向け、新たに三井不動産として2棟目となる木造賃貸オフィスビル「(仮称)日本橋本町一丁目5番街区計画」も日本橋にて推進中だ。

本プロジェクトで飾られた絵馬の絵柄 北海道・旭川市の旭川市立永山南小学校の児童が描いた絵を全て採用
今回並べられた絵馬も同じ保有林から作られたものだといい、多種多様な木のイラストが描かれている。本プロジェクトに関して海藤氏は、「1人1人の思いを繋ぎ、三井不動産の街づくりにおける『&EARTH for Nature』の理念を表現できればと考えています」と願いを込めた。

三井不動産 広報部 ブランド・マネジメントグループ 王リョウ氏
続いて、三井不動産 広報部 ブランド・マネジメントグループの王リョウ氏が登壇し、本プロジェクトの概要について説明。まず、プロジェクト発足の経緯について王氏は、「北海道で育った木を絵馬にすることで、皆さんが木に触れる機会を作りたかった」と話した。
今回作成された絵馬には、様々な人々が願い事を書いており、絵付けのワークショップに協力したラジオパーソナリティ・歌手のアンジェリーナ1/3や一般参加者を含む698名が願いを綴った。持続可能な未来づくりを多くの人々と共創していくという、同じ未来を目指すためのアクションとなっている。

アンジェリーナ1/3、なかやまきんに君を迎えておこなった『ギネス世界記録™ 認定式』の様子
その後は、海藤氏、ゲストのアンジェリーナ1/3、お笑いタレントのなかやまきんに君が登場し、『ギネス世界記録™ 認定式』をおこなった。698 枚の絵馬が飾られている中で、海藤氏ときんに君の2人が新たに絵馬を飾り、計700枚が並んだ状態でギネスに挑戦することとなる。

ゲストのアンジェリーナ1/3
今回アンジェリーナは、旭川市立永山南小学校へ行って絵付けのワークショップに協力し、児童たちと一緒に願い事を書いたという。児童が描いたイラストについてアンジェリーナは、「緑の木だけでなく、色をたくさん使ってそれぞれが思う木を描いてくれました」と振り返った。また、児童それぞれが願い事を書く場面を回想し、「いろいろな願いを、しっかり自分の手で、旭川で育った木に文字として書くという姿を見て、胸がキュンとなりました」とエピソードを語った。

ゲストのなかやまきんに君
また、今回絵馬に使用された木は、「北海道で50年掛けて育った木から作られている」といった話も。これを受けてきんに君は、「50年掛けて育った木は15~20メートルの高さになると聞いたんですが、私も筋トレ歴が30年になりますので、あと20年後には、僕も20メートルになっていたいと思います。パワー!」と自身のギャグを交えて語り、笑いを誘った。

なかやまきんに君が絵馬に書いた願いは「新ギャグがウケますように」
ここで『ギネス世界記録™』への挑戦の一環として、きんに君が絵馬に自身の願いを書くことに。きんに君の願い事は、「新ギャグがウケますように」。「ヤー!」「パワー!」というおなじみのギャグ2つに加え、今年は新ギャグを作ったとのことで、「そのギャグは、後程発表します」と話し期待を煽った。

『ギネス世界記録™』達成の瞬間
海藤氏ときんに君が最後の2枚を飾り終え、並んだ絵馬の合計が700枚になったところで、ギネス世界記録™ 公式認定員の藤渕文香氏が判定をすることに。「吊るされた特製絵馬のみで列を作ること」「絵馬の表には印刷または手書きのイラストが入っていること」「絵馬の裏には願い事や感謝の言葉が書かれていること」「絵馬同士の間に隙間や隔たりがないこと」といったルールがある中、厳格なチェックがおこなわれた。
その結果、ルール違反に該当する項目は「なし」ということで、見事『ギネス世界記録™』達成という運びに。登壇者一同は喜びの笑顔を浮かべ、会場は大きな拍手に包まれた。
無事に達成できてほっとひと安心といったムードの中、ここで突如きんに君が、「1つ忘れていたことがありまして…」とカミングアウト。実は、絵馬を飾るタイミングで新ギャグを披露する予定だったが、そのくだりをすっかり忘れていたとのこと。これについては最後に改めて披露することとなり、先に王氏を含めたトークセッションが行われることとなった。

三井不動産グループのサステナビリティにおける大事なキーワードは「経年“優”化」
三井不動産グループのサステナビリティ(持続可能性)について説明した王氏は、経年劣化の逆の良い意味を表す「経年“優”化」という言葉を覚えてほしいとプッシュ。建物を作るだけではなく、年月を経るごとに輝きを増すような取り組みをしていると伝えた。
また、「植える・育てる・使う」から成る『“終わらない森”創り』の先にある、「林業の循環」も大切であると王氏は語った。林業に従事する人が年々減っている中、「林業が経済的に持続可能な状況になれるよう、一企業として力を入れて取り組んでいくことが大切だと考えている」と述べた。

木の魅力についてもトーク きんに君は「木と筋肉の共通点」についてコメント
その後は、『日本橋本町三井ビルディング & forest』にも多く使われている“木”という自然資源の良さについてトーク。きんに君は、「木は手入れをしないと新鮮さを保てないですが、筋肉も日々使わないと衰えてしまうので、そういう共通点があるなと思いました」と自身ならではのコメントをしたが、会場の反応が今ひとつだと感じたのか、「今の(コメント)はどうですか…?」と不安そうな表情を浮かべる場面も。
一方のアンジェリーナは、木の香りや温もりによって人の心が癒される点を挙げ、忙しい毎日を送る現代人にとって、「生き急いでいる気持ちを沈めてくれるのが木の温もりで、その力はすごく大きいと思う」と話した。

絵馬に書かれた願い事が達成するか否かを賭けて、新ギャグを披露するきんに君
そして、最後にきんに君が、満を持しての新ギャグを披露。力強いポーズとともに「絵馬~!」と渾身の力を込めて叫ぶと、関係者たちからは笑顔とともに大きな拍手が送られ、見事願い事が叶う瞬間が訪れるとともに、発表会は終了となった。

「森で育った木が街で再生され、人々の願いを受け取り未来へと繋がっていくという循環そのものが、私たちの考えるサスティナブルな街づくりです」と語っていた海藤氏。森を守り、育て、そして未来へと繋いでいく三井不動産の活動に、今後も期待が高まる。
■三井不動産グループの“終わらない森”創り
https://www.mitsuifudosan.co.jp/and_forest/
■& EARTH for Nature
https://www.mitsuifudosan.co.jp/business/development/earth/for-nature/
■「日本橋本町三井ビルディング &forest」について
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2025/0422_02/