オーシャントレイルで地域交流を 千葉県御宿町

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3月22日、千葉県御宿町で第12回おんじゅくオーシャントレイルが行われ、過去最多の750名が参加した。

おんじゅくオーシャントレイル スタートの様子

おんじゅくオーシャントレイル スタートの様子

「月の沙漠記念館」前をスタートし、全長2kmのロングビーチを走り、岩和田漁港からメキシコ記念塔の丘、サンドスキー場跡など変化に富んだトレイル。眼下に大海原のひろがる絶景の稜線と、通常の山岳トレイルでは体験できないオーシャントレイルならではの楽しさを体験するコースが魅力だ。

フィールズ代表の野々山晴之さんとサンミュージックプロダクションの五十嵐浩昭さん

フィールズ代表の野々山晴之さんとサンミュージックプロダクションの五十嵐浩昭さん

おんじゅくオーシャントレイルを運営するフィールズ代表の野々村晴之さんは「もともとは『おんじゅくDEで元気』という御宿町を訪れる方や地元の人などが元気になってもらおうと立ち上げた。2年前にその団体が解散し、今は観光協会が中心となって、内外ともに御宿町を愛する方々が集まって開催している」という。

サンミュージックプロダクションの五十嵐浩昭さんは「以前からゲストランナーとして(タレントの)福島和可菜を呼んでもらっていて、2年前から(福島さんが主宰する)オンラインランニングサロン「RUN&BEER」のメンバーと一緒に手伝うようになり、今では運営の部分まで関わっている」とのこと。

挨拶をする大会アンバサダーの福島和可菜さん

挨拶をする大会アンバサダーの福島和可菜さん

今回初めて親子ビーチランやドッグランのコースを作り、地元の飲食店やキッチンカー、地元の方たちによる「房州御宿音頭」や「ストレッチヨガ」などの準備体操も取り入れ、参加者との交流も深めた。就任3ヵ月を過ぎた御宿町の原宏町長は、「恥ずかしながら、12回目の開催とは知らなかった。皆さん安全に走って頂いて御宿を満喫して頂きたい」と挨拶。

原 宏 御宿町長

原 宏 御宿町長

御宿町観光協会代表理事の吉清文夫さんは「天気が非常に良いので、御宿の海だけでなく山あいの方も楽しんで頂きたい」と海だけでなく、山の良さもアピール。実は御宿町岩和田には以前、1934年にオープンした日本初のサンドスキー場があり、リフトもない砂山を、スキーをはいて登り滑り降りを楽しむ多くの人で賑わっていた。それが1960年代から次第に利用されなくなり荒地状態に。

御宿町観光協会 吉清文夫代表理事

御宿町観光協会 吉清文夫代表理事

おんじゅくオーシャントレイルが始まり、ボランティアによる整備が行われるようになったが1年の大半は未整備のため地元の人もほとんど訪れることがないという。そこで子育て世代中心のママさんたちがサンドスキー場を子どもたちが安全に楽しく、のびのびと遊べる公園にしたいと「サンドスキーパーク・プロジェクト」を立ち上げ、整備資金の募金活動を行っている。

御宿中央海岸でのトレイルランの様子 

御宿中央海岸でのトレイルランの様子

ゲストランナー兼、大会アンバサダーとして関わった福島和可菜さんは、「今年は美味しいグルメなども揃っているので、大会を楽しむのはもちろん、温泉に入るなど御宿のまち全体を楽しんで頂きたい」と述べた。

参加者には伊勢えびの味噌汁も

参加者には伊勢えびの味噌汁も

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